シェーブルチーズとは？種類や味わい・臭いなど特徴は？食べ方・レシピのおすすめも紹介！

シェーブルチーズは好きな人とそうでない人が、はっきりと分かれるチーズのひとつでしょう。今回はシェーブルチーズについて、その原料や味わいや風味などを紹介します。

シェーブルとはフランス語でヤギを意味する言葉で、ヤギの乳で作ったチーズをシェーブルチーズと呼びます。シェーブルチーズはとても柔らかく崩れやすいため、小型で作られる事がほとんどです。

表面に灰をつけ熟成させるものや、白カビを表面に植えたもの、そのままで熟成させるものなど様々な種類があります。また、牛のチーズとは違い加熱しても溶ける事がありません。

ヤギのミルクは独特の香りを持ち、チーズが熟成するに従い強い臭いになっていきます。また、シェーブルチーズは発酵する段階で乳酸菌の働きを借りる為、ヨーグルトのような酸味を持つのが特徴です。

成熟が進むとミルクに含まれていた水分が抜け、濃縮されていくのでヤギのミルクの特有の臭いが強くなり、ミルク成分の濃厚でクリーミーな口当たりを味わう事ができます。

※100gあたりの数値です

意外とカロリーの高いシェーブルチーズですが、糖質の含有量はとても少ないので、糖質制限をしている方でも食べる量に気をつければ安心して食べる事が出来ます。ヤギのミルクは栄養価が高く、成分が母乳に近い為に消化が良く体に負担が少ない食品です。牛乳よりもカルシウムや良質な中鎖脂肪酸を多く含み、体脂肪を減少させる働きがあります。

また、免疫機能の向上効果やミネラルの吸収率が高い事でも知られています。タウリンを多く含み、疲労回復・糖尿病予防・コレステロール値の低下など健康面でも様々な良い効果があるようです。

シェーブルチーズには、どのような種類があるのでしょうか、ここでは、シェーブルチーズの種類とその特徴を紹介します。

シェーブルタイプのチーズの中でも比較的食べやすいのが、プリニー・サン・ピエールです。フランスのロワール地方で作られているこのチーズは、ピラミッドの頂上を切り取ったような特徴的な形をしており、俗にエッフェル塔と呼ばれています。フレッシュな酸味が特徴で、ヨーグルトのような酸味が好きな人は気に入るでしょう。

成熟すると水分が抜けて濃縮される為、ヤギ乳の臭いがより強くなりクリーミーなコクが味わえます。ヤギの子育ては1〜7月くらいまでなので、ヤギのミルクを使って作るチーズは2〜9月くらいが旬と言われているようです。