大豆ミートの本物肉に勝るメリットは?栄養価・使い方を紹介!
【管理栄養士監修】大豆ミートを知っていますか?大豆で肉の味・食感を再現した食品です。美味しいのでしょうか?今回は、大豆ミートの味・食感の口コミや本物の肉に勝るメリットを紹介します。大豆ミートの使い方や活用レシピ10選も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 大豆ミートとは?美味しくない?安全?
- 大豆で肉の味・食感を再現したもの
- 大豆ミートの味・食感
- 大豆ミートを使うメリット|本物の肉に勝る点とは?
- ①カロリー・脂質・糖質が低い
- ②タンパク質が肉よりも多い
- ③食物繊維による整腸効果・便秘解消が見込める
- ④コレステロールが含まれていない
- ⑤日持ちする
- ⑥イソフラボンが含まれ美容に良い
- ⑦アミノ酸スコアが高い
- ⑧環境に優しい
- 大豆ミートの使い方・下準備
- ①大豆ミートの戻し方
- ②大豆ミートの味付け方
- 大豆ミートの活用レシピ10選
- ①大豆ミートの唐揚げ
- ②大豆ミートのハンバーグ
- ③大豆ミートのそぼろ
- ④大豆ミートの麻婆豆腐
- ⑤大豆ミートの回鍋肉
- ⑥大豆ミートのナポリタン
- ⑦大豆ミートの餃子
- ⑧大豆ミートの生姜焼き
- ⑨大豆ミートのタコライス
- ⑩大豆ミートのかりんとう
- 大豆ミートの通販おすすめ
- ①マルコメ ダイズラボ 大豆肉乾燥ミンチ
- ②マルコメ ダイズラボ 大豆肉乾燥フィレ
- ③マルコメ ダイズラボ 大豆肉乾燥ブロック
- 大豆ミートを使ってみよう
牛肩ロース | 13.8g |
---|---|
豚バラ肉 | 14.4g |
鶏もも肉 | 17.3g |
大豆ミート | 17.9g |
これを見ると、大豆ミートには豊富なタンパク質が含まれていることがわかります。大豆タンパク質はソイプロテインとも呼ばれ、植物性のたんぱく質の中でもアミノ酸がバランスが良く含まれ、動物性タンパク質にも負けません。
③食物繊維による整腸効果・便秘解消が見込める
肉類は食物繊維を含みませんが、大豆ミートには食物繊維が100g当たり、5.7gも含まれていてキャベツの約3倍とも言われています。食物繊維には、便秘の予防になる整腸効果の他にも食事からの糖や脂肪の吸収を抑えて、血糖値・中性脂肪・血中コレステロール値などの上昇を防ぐ効果が期待できます。
④コレステロールが含まれていない
牛肩ロース、豚バラ肉、鶏もも肉と大豆ミートのコレステロール含量(100gあたり)の比較表は以下の通りです。
牛肩ロース | 89㎎ |
---|---|
豚バラ肉 | 70㎎ |
鶏もも肉 | 90㎎ |
大豆ミート | 0mg |
大豆ミートにはコレステロールが全く含まれていません。さらに、大豆に含まれているサポニンという成分によって、余分なコレステロールを排出してくれる効果が期待できます。
⑤日持ちする
市販されている大豆ミートは乾燥してあるので、賞味期限は1~2年持つものがほとんどです。肉類も冷凍すれば長期間保存も可能ですが、常温でこんなに日持ちするのは大豆ミートの強みです。そのまま食べられる商品もあるので災害時の非常食にもなります。
⑥イソフラボンが含まれ美容に良い
大豆ミートには、大豆特有のイソフラボンが食材100g中、43~50㎎も含まれていておからの約5倍にもなります。少し前から、イソフラボンという言葉をよく聞くようになりましたが、イソフラボンは、女性ホルモンに似ています。
イソフラボンは、大豆の胚軸(胚芽)に多く含まれるポリフェノールの一種です。更年期障害による、ほてりやのぼせなどの不快な症状を予防・改善したり、血中コレステロール値の上昇や骨からカルシウムが溶け出すのを抑制し、女性に多いガンの発症率下げることも期待できます。また、肌や髪の健康維持にも役立つことがわかっています。
⑦アミノ酸スコアが高い
アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸9種類がどれだけバランス良く含まれているかを示したもので、数値が高いほどバランスが良いです。大豆ミート、牛肉、豚肉、鶏肉ともに100なので、アミノ酸スコアも負けてはいません。
一瀬 ゆかり
管理栄養士
アミノ酸スコアが100に近いほど、体内で効率よくタンパク質が作られ、健康的な身体作りに役立つ食材と言えます。 タンパク質は、肌、髪、筋肉などの材料となり、免疫力、集中力や思考力にも影響を与える大切な栄養素です。
⑧環境に優しい
肉の原料となる畜産物を生産するには、エサとなる大量の穀物が必要です。その穀物を育てるために、多くの水・土地・エネルギー資源が必要となり、温室効果ガスも多く排出されます。世界的にみた食糧不足や環境破壊の問題から、それらの削減に繋がるベジタリアンやヴィーガンといった菜食主義が増加しており、動物性たんぱく質の代用となるほどの栄養価もあるため、大豆ミートへの期待が高まっています。
大豆ミートの使い方・下準備
大豆ミートの使い方・下準備の方法を説明します。