じゃがいも「インカのめざめ」とは?どんな特徴の品種?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】「インカのめざめ」というじゃがいもの品種を知っていますか?今回は、インカのめざめの〈旬の時期・産地〉や、味わい・食感の特徴を生かした美味しい食べ方を紹介します。インカのめざめの保存方法や人気レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
希少価値の高いインカのめざめを上手に保存して、より美味しく食べたいものです。ここでは、インカのめざめを購入するときに気になる、保存のコツや保存期間を紹介します。
インカのめざめの日持ちする保存のコツ
少しでも長く、美味しいインカのめざめを味わうために押さえておきたい、日持ちする保存のコツを確認しましょう。
・冷蔵庫の野菜室で低温を保つ
・乾燥しすぎないよう新聞紙にくるむ
・リンゴと一緒に保存する
インカのめざめは非常に芽が出やすい品種で、少しでも発芽を遅らせるためには低温貯蔵が大切です。また、インカのめざめは2~4℃の低温で保存するとショ糖が増加し甘みも増します。冷暗所でも常温で保存するとすぐ発芽してしまうため、冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。
さらに、乾燥しないように新聞紙にくるむと干からび防止に役立ちます。同じ野菜室にリンゴと一緒に保存すると、リンゴから出るエチレンガスの効果でじゃがいもの生育遅れ、発芽が抑えられるでしょう。
(※じゃがいもの保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
インカのめざめの保存期間
インカのめざめの保存期間の目安は明確でなく、購入後は野菜室で保存してできるだけ早めに食べるよう示されることが多いようです。うまく保存し、甘みが増した越冬したインカのめざめは大変美味しくなります。しかし、家庭の冷蔵庫は温度変化が大きく長期保存をするのは難しいので、芽が出る前に料理に使ってしまうのが良いでしょう。
安部加代子
野菜ソムリエ
じゃがいもは光に当たったり、傷がつくと、ソラニンやチャコニンなどのグリコアルカロイドが増えます。例えば緑色になった皮にみられるものです。インカのめざめは、そのグリコアルカロイドの含有量も少なく、光に当たっても増えにくいです。
インカのめざめの人気な食べ方・レシピのおすすめ
甘みが強く、シンプルな調理や煮物料理に向いているインカのめざめを使った、おすすめのレシピを紹介します。身近な料理もインカのめざめを使うと違った味わいが実現するので、ぜひ試してみてください。
①ポテトサラダ
人気のじゃがいも料理、ポテトサラダはインカのめざめで作るとより甘みが強く、マヨネーズのコクも引き立つ美味しいサラダになるでしょう。皮をむいてもよいですが、皮ごと使ってインカのめざめをまるごと味わうのもおすすめです。
②ジャーマンポテト
インカのめざめはシンプルな味付けの調理が向いている食材です。ジャーマンポテトは塩味だけですが、ウィンナーのうまみやオリーブオイルの香りが加わり、お酒のおつまみにもぴったりのおかずができます。