じゃがいもの保存方法・期間は?常温・冷蔵庫・冷凍で日持ちするコツを紹介!
【野菜ソムリエ監修】じゃがいもの正しい保存方法を知っていますか?今回は、じゃがいもの〈常温〉〈冷蔵〉〈冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。じゃがいもの賞味期限切れの見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- じゃがいもを保存するポイントは?
- ①直射日光を避けた風通しの良い場所を選ぶ
- ②温度管理を徹底する
- ③洗わずに土を払う
- ④りんごと一緒に保存する
- じゃがいもの【常温】での保存方法・期間【大量保存】
- 冷暗所で常温保存する方法・手順
- 保存期間の目安
- じゃがいもの【冷蔵庫】での保存方法・期間
- 冷蔵庫で保存する方法・手順
- 保存期間の目安
- じゃがいもの【冷凍】での保存方法・期間
- 冷凍で保存する方法・手順
- 保存期間の目安
- 解凍の仕方
- 調理済みのじゃがいもを保存する方法
- ①カット・スライスした生のじゃがいもを保存する場合
- ②皮むきじゃがいもを保存する場合
- じゃがいもの賞味期限が切れるとどうなる?
- 腐って食べられない状態
- 皮の緑化・発芽には要注意
- じゃがいもは正しく保存しよう
じゃがいもを保存するポイントは?
じゃがいもは野菜の中でも比較的保存期間が長い野菜のため、大量のじゃがいもを常備しているお家も少なくないでしょう。しかし、不適切な保存環境で放っておくとじゃがいもが傷む原因にもなります。まずは、じゃがいもを保存する際の気を付けたいポイントを紹介します。
①直射日光を避けた風通しの良い場所を選ぶ
じゃがいもは光に当たると光合成が進み、皮の色が緑色に変化する「緑化」という現象が起きたり、芽が成長しやすくなってしまいます。これを防ぐために、段ボールに入ったじゃがいもの上から新聞紙をかぶせるなど直接日光に当たらないような冷暗所で保管しましょう。
マンションの場合気密性が高く、室内の温度が高くなる傾向があるので後で紹介する冷蔵庫での保管がおすすめです。
池田奈央
野菜ソムリエ
新じゃがいもの季節は、皮付きじゃがいもで調理する事で皮の栄養も摂取出来ます。ただ、じゃがいもは種イモになるため発芽の注意が必要です。沢山あるじゃがいもは、冷凍などを使い無駄なく食べましょう。
②温度管理を徹底する
じゃがいもの保存に適した温度は約7~20度です。このことから、じゃがいもは常温で保存するのがベストだと言えます。しかし室内の気温が高くなる夏は、じゃがいもが発芽しやすく味が落ちやすいです。また、寒くなる冬はじゃがいもが低温障害を起こしやすいです。
そのため、夏の時期は冷蔵庫で保管したり、一定の温度が保たれる冷暗所で保管するなど、保管中の温度管理に気を付けましょう。
③洗わずに土を払う
土がついているじゃがいもを水で洗ってから保管すると、皮に残った水分が原因で湿気が高くなり、カビが生える原因になります。そのため、土がついている状態のじゃがいもを保管するときは、水では洗わないようにしましょう。たくさん土がついている場合は、数時間陰干しし、少し乾燥させると土が取り除きやすくなります。
④りんごと一緒に保存する
りんごから発生するエチレンガスという物質は、じゃがいもの発芽を抑制する作用があります。じゃがいもを保管しているダンボール箱の中や袋にりんごを丸ごと入れておくだけで出来る方法なのでぜひ試してみてください。
じゃがいもの【常温】での保存方法・期間【大量保存】
箱で買った大量のじゃがいもを腐らせては無駄になってしまいます。美味しいうちに消費できるように常温で大量保存する際の保存方法を紹介します。保存期間はあくまで目安なので、最後に紹介する賞味期限が切れた時の見分け方とともに参考にするようにしてください。
冷暗所で常温保存する方法・手順
じゃがいもは7~20度の常温で保存するのが良いとされています。日光と温度変化に弱いので日の当たらず温度変化の少ない場所で保存しましょう。
①じゃがいもについている土を軽く払う
②じゃがいもひとつひとつ、新聞紙で包む
③冷暗所で保管する
箱買いした人は箱ボールの底に新聞紙を敷き、じゃがいもを入れてその上からまた新聞紙をかけるようにしましょう。このとき、風通しが悪くならないようにするのがポイントです。新聞紙が湿気を吸って湿ってきたら交換し新しい新聞紙に変えましょう。新聞紙がない場合は、黒いポリ袋に入れての保存でも構いません。
保存期間の目安
保存できる期間は約4か月です。保存環境によっては劣化が進み、傷みやすくなってしまうので注意してください。