じゃがいもの保存方法・期間は?常温・冷蔵庫・冷凍で日持ちするコツを紹介!

【野菜ソムリエ監修】じゃがいもの正しい保存方法を知っていますか?今回は、じゃがいもの〈常温〉〈冷蔵〉〈冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。じゃがいもの賞味期限切れの見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

専門家監修 |野菜ソムリエ 池田奈央
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日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエPro 香川県食農アドバイザー 野菜ソムリエ料理教室・健康講座で野菜や果物の食べ方の提案。企業向けに「...
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日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエPro 香川県食農アドバイザー 野菜ソムリエ料理教室・健康講座で野菜や果物の食べ方の提案。企業向けに「食から考える心と身体の健康経営」の人材育成セミナーにも力を入れている。

目次

  1. じゃがいもを保存するポイントは?
  2. ①直射日光を避けた風通しの良い場所を選ぶ
  3. ②温度管理を徹底する
  4. ③洗わずに土を払う
  5. ④りんごと一緒に保存する
  6. じゃがいもの【常温】での保存方法・期間【大量保存】
  7. 冷暗所で常温保存する方法・手順
  8. 保存期間の目安
  9. じゃがいもの【冷蔵庫】での保存方法・期間
  10. 冷蔵庫で保存する方法・手順
  11. 保存期間の目安
  12. じゃがいもの【冷凍】での保存方法・期間
  13. 冷凍で保存する方法・手順
  14. 保存期間の目安
  15. 解凍の仕方
  16. 調理済みのじゃがいもを保存する方法
  17. ①カット・スライスした生のじゃがいもを保存する場合
  18. ②皮むきじゃがいもを保存する場合
  19. じゃがいもの賞味期限が切れるとどうなる?
  20. 腐って食べられない状態
  21. 皮の緑化・発芽には要注意
  22. じゃがいもは正しく保存しよう

じゃがいもを保存するポイントは?

じゃがいもは野菜の中でも比較的保存期間が長い野菜のため、大量のじゃがいもを常備しているお家も少なくないでしょう。しかし、不適切な保存環境で放っておくとじゃがいもが傷む原因にもなります。まずは、じゃがいもを保存する際の気を付けたいポイントを紹介します。

①直射日光を避けた風通しの良い場所を選ぶ

じゃがいもは光に当たると光合成が進み、皮の色が緑色に変化する「緑化」という現象が起きたり、芽が成長しやすくなってしまいます。これを防ぐために、段ボールに入ったじゃがいもの上から新聞紙をかぶせるなど直接日光に当たらないような冷暗所で保管しましょう。

マンションの場合気密性が高く、室内の温度が高くなる傾向があるので後で紹介する冷蔵庫での保管がおすすめです。

池田奈央

野菜ソムリエ

新じゃがいもの季節は、皮付きじゃがいもで調理する事で皮の栄養も摂取出来ます。ただ、じゃがいもは種イモになるため発芽の注意が必要です。沢山あるじゃがいもは、冷凍などを使い無駄なく食べましょう。

②温度管理を徹底する

じゃがいもの保存に適した温度は約7~20度です。このことから、じゃがいもは常温で保存するのがベストだと言えます。しかし室内の気温が高くなる夏は、じゃがいもが発芽しやすく味が落ちやすいです。また、寒くなる冬はじゃがいもが低温障害を起こしやすいです。

そのため、夏の時期は冷蔵庫で保管したり、一定の温度が保たれる冷暗所で保管するなど、保管中の温度管理に気を付けましょう。

③洗わずに土を払う

土がついているじゃがいもを水で洗ってから保管すると、皮に残った水分が原因で湿気が高くなり、カビが生える原因になります。そのため、土がついている状態のじゃがいもを保管するときは、水では洗わないようにしましょう。たくさん土がついている場合は、数時間陰干しし、少し乾燥させると土が取り除きやすくなります。

④りんごと一緒に保存する

りんごから発生するエチレンガスという物質は、じゃがいもの発芽を抑制する作用があります。じゃがいもを保管しているダンボール箱の中や袋にりんごを丸ごと入れておくだけで出来る方法なのでぜひ試してみてください。

じゃがいもの【常温】での保存方法・期間【大量保存】

箱で買った大量のじゃがいもを腐らせては無駄になってしまいます。美味しいうちに消費できるように常温で大量保存する際の保存方法を紹介します。保存期間はあくまで目安なので、最後に紹介する賞味期限が切れた時の見分け方とともに参考にするようにしてください。

冷暗所で常温保存する方法・手順

じゃがいもは7~20度の常温で保存するのが良いとされています。日光と温度変化に弱いので日の当たらず温度変化の少ない場所で保存しましょう。

①じゃがいもについている土を軽く払う
②じゃがいもひとつひとつ、新聞紙で包む
③冷暗所で保管する

箱買いした人は箱ボールの底に新聞紙を敷き、じゃがいもを入れてその上からまた新聞紙をかけるようにしましょう。このとき、風通しが悪くならないようにするのがポイントです。新聞紙が湿気を吸って湿ってきたら交換し新しい新聞紙に変えましょう。新聞紙がない場合は、黒いポリ袋に入れての保存でも構いません。

保存期間の目安

保存できる期間は約4か月です。保存環境によっては劣化が進み、傷みやすくなってしまうので注意してください。

じゃがいもの【冷蔵庫】での保存方法・期間

じゃがいもは冷蔵庫でも保存可能なのは知っていましたか?冷蔵庫での保存の仕方を紹介します。

冷蔵庫で保存する方法・手順

常温を保つのが難しい暑い時期は冷蔵庫で保管し、保存できる期間を伸ばしましょう。

①じゃがいもについている土を軽く払う
②小分けにしてキッチンペーパーで包む
③キッチンペーパーで包んだじゃがいもを保存用ビニール袋に入れる
④冷蔵庫の野菜室で保存する


じゃがいもは温度が低すぎると低温障害が起こり、味が落ちて傷むスピードも速くなってしまうため、必ず野菜室で保管するようにしましょう。冷蔵庫で保管すると甘みが増しますが、じゃがいも特有のホクホクした食感は少なくなってしまいます。

保存期間の目安

保存できる期間は約3か月です。常温保存よりは保存できる期間は短いですが、夏は部屋の温度も高くなりやすいため、暑い時期は冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

(*じゃがいもの冷蔵庫保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもを冷蔵庫で保存するのは危険?理由は?対処法や正しい方法も紹介!

じゃがいもの【冷凍】での保存方法・期間

じゃがいもは冷凍保存もできます。じゃがいもが大量にある場合はぜひ試してみてください。じゃがいもの冷凍保存にはいくつかポイントがあるので紹介します。

冷凍で保存する方法・手順

じゃがいもを冷凍保存する場合はひと手間加えてから冷凍するようにしましょう。

①じゃがいもを水で洗い、茹でるか電子レンジで加熱する
②皮をむいてマッシュする
③ペースト状になったらフリーザーバックに入れる
④急速冷凍させるために金属トレーに乗せて冷凍する


生のまま保存する場合は、皮をむいたじゃがいもを使いやすい大きさに切ってから、冷凍することも可能です。しかし、生のまま冷凍すると味が落ちて中身がスカスカになり食感も悪くなってしまうのでおすすめしません。冷凍保存する場合は加熱してペースト状にするか小さく切って加熱してからの方が良いでしょう。

保存期間の目安

じゃがいもを冷凍保存したときの保存期間は、約1か月です。冷凍保存中は味が落ちやすいため、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

解凍の仕方

解凍するときは、冷蔵庫に移してゆっくりと時間をかけて自然解凍しましょう。冷凍庫からすぐに室温に戻すと傷みやすくなり、味が落ちやすいので避けた方が良いです。解凍されたマッシュポテトはポタージュやポテトサラダ、コロッケに利用できます。

コロッケにする場合は、マッシュポテトに他の具材も混ぜ込んでから冷凍すると、解凍後調理するときに便利です。また、マッシュするときにバターやマヨネーズを加えると解凍後も滑らかさをキープしたまま食べられます。

(*じゃがいもの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもの正しい冷凍保存方法・期間は?美味しさ長持ちのコツやレシピのおすすめを紹介!

調理済みのじゃがいもを保存する方法

使う分より多く皮をむきすぎてしまったり、切りすぎてしまったこともあります。じゃがいもは生のままだけでなく手を加えてからでも保存することは可能なので、方法をいくつか紹介します。

①カット・スライスした生のじゃがいもを保存する場合

切った後のじゃがいもも保存期間は短いですが、冷蔵庫で保管することが可能です。

①ボールやタッパーに水を張る
②カットされたじゃがいもを入れる
③ラップや蓋をする
④冷蔵庫に入れる


水は多めに用意し、じゃがいもは水にしっかり浸からせるようにします。このときに空気に触れないよう注意しましょう。切断面が空気に触れると、酸化が進み黒く変色してきてしまいます。保存できる期間は約1週間です。早めに使い切るようにしましょう。

②皮むきじゃがいもを保存する場合

皮をむいたじゃがいもの保存の方法を紹介します。

①鍋に水を入れて沸かす
①そこに皮をむいたじゃがいもを入れ、軽く茹でる
③粗熱を取ってラップで包む
④冷蔵庫で保管する


表面だけ軽く火を通すことで酸化のスピードを遅らせることができるため、皮をむいたじゃがいもを保存する際は一度軽く茹でてから保存しましょう。再度調理する際にはしっかり加熱して中まで火を通すことを注意してください。保存期間は約1週間と短いため早めに使い切るようにしましょう。

じゃがいもの賞味期限が切れるとどうなる?

じゃがいもは他の野菜と比べて比較的長期保存ができる野菜ですが、油断は禁物です。腐ったじゃがいもを食べると腹痛や下痢などの消化器症状を起こしやすいため注意しましょう。腐ったじゃがいもを見極める方法を紹介します。

腐って食べられない状態

以下の状態になったじゃがいもは腐っている可能性が高いため、食べるのは控えましょう。

・芽がたくさん生えて伸びている
・食感がふにゃふにゃしている
・カビが生えている
・腐敗臭がする
・全体が黒色に変色している


野菜全般的に言えることですが、酸っぱい臭いがしたり、黒っぽくなってきた場合は腐り始めている証拠のため、食べるのは控えましょう。芽が生えているなど見た目で分かる変化もありますが、手に取ってみて触感を確かめることも大切です。

(*じゃがいもの腐敗について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもが腐ると?見分け方は?緑・黒への変色や発芽も腐敗が原因?

皮の緑化・発芽には要注意

じゃがいもが劣化すると皮が緑色に変色してきたり、芽が生えてきてしまいます。この部分には「ソラニン」や「チャコニン」という天然毒素が含まれています。このソラニンとチャコニンは加熱しても失活しないため、食べてしまうと腹痛やおう吐、下痢、めまいなどの症状が出ることがあります。

皮が緑色に変色したり、芽が成長する理由は収穫後、日光に当たりすぎてしまうからです。そのため、じゃがいもの保存場所は日光が当たらない暗くて涼しい場所が適しています。また、家の庭で作られた小さいじゃがいもには比較的ソラニンやチャコニンが多く含まれているため注意しましょう。

池田奈央

野菜ソムリエ

じゃがいもの皮を剥いて少し緑色になっているものは、ソラニンが発生し始めています。皮を厚く剝くと食べられる、と思われている方も多いですが、加熱してもじゃがいもに苦味を感じたり、食味も悪いです。出来るだけ日光に当てず保存しましょう。

(*じゃかいもの皮の緑化、賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもの皮が緑・青いのは危険?安全な食べ方は?緑化を防ぐ保存法も紹介!
じゃがいもの賞味期限は?日持ちする保存方法・期間や見分け方のコツを紹介!

じゃがいもは正しく保存しよう

じゃがいもには様々な保存方法があることが分かりました。常温や冷蔵だけでなく、冷凍でも保存するときのポイントに気を付ければ解凍後も美味しく食べることができます。誤った保存方法で置いておくと、せっかく長期保存できるじゃがいもも早く傷み始めてしまいます。正しく保存し、美味しいうちにいろいろな料理に使用して食べきるようにしましょう!

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