じゃがいもの保存方法・期間は?常温・冷蔵庫・冷凍で日持ちするコツを紹介!
【野菜ソムリエ監修】じゃがいもの正しい保存方法を知っていますか?今回は、じゃがいもの〈常温〉〈冷蔵〉〈冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。じゃがいもの賞味期限切れの見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- じゃがいもを保存するポイントは?
- ①直射日光を避けた風通しの良い場所を選ぶ
- ②温度管理を徹底する
- ③洗わずに土を払う
- ④りんごと一緒に保存する
- じゃがいもの【常温】での保存方法・期間【大量保存】
- 冷暗所で常温保存する方法・手順
- 保存期間の目安
- じゃがいもの【冷蔵庫】での保存方法・期間
- 冷蔵庫で保存する方法・手順
- 保存期間の目安
- じゃがいもの【冷凍】での保存方法・期間
- 冷凍で保存する方法・手順
- 保存期間の目安
- 解凍の仕方
- 調理済みのじゃがいもを保存する方法
- ①カット・スライスした生のじゃがいもを保存する場合
- ②皮むきじゃがいもを保存する場合
- じゃがいもの賞味期限が切れるとどうなる?
- 腐って食べられない状態
- 皮の緑化・発芽には要注意
- じゃがいもは正しく保存しよう
使う分より多く皮をむきすぎてしまったり、切りすぎてしまったこともあります。じゃがいもは生のままだけでなく手を加えてからでも保存することは可能なので、方法をいくつか紹介します。
①カット・スライスした生のじゃがいもを保存する場合
切った後のじゃがいもも保存期間は短いですが、冷蔵庫で保管することが可能です。
①ボールやタッパーに水を張る
②カットされたじゃがいもを入れる
③ラップや蓋をする
④冷蔵庫に入れる
水は多めに用意し、じゃがいもは水にしっかり浸からせるようにします。このときに空気に触れないよう注意しましょう。切断面が空気に触れると、酸化が進み黒く変色してきてしまいます。保存できる期間は約1週間です。早めに使い切るようにしましょう。
②皮むきじゃがいもを保存する場合
皮をむいたじゃがいもの保存の方法を紹介します。
①鍋に水を入れて沸かす
①そこに皮をむいたじゃがいもを入れ、軽く茹でる
③粗熱を取ってラップで包む
④冷蔵庫で保管する
表面だけ軽く火を通すことで酸化のスピードを遅らせることができるため、皮をむいたじゃがいもを保存する際は一度軽く茹でてから保存しましょう。再度調理する際にはしっかり加熱して中まで火を通すことを注意してください。保存期間は約1週間と短いため早めに使い切るようにしましょう。
じゃがいもの賞味期限が切れるとどうなる?
じゃがいもは他の野菜と比べて比較的長期保存ができる野菜ですが、油断は禁物です。腐ったじゃがいもを食べると腹痛や下痢などの消化器症状を起こしやすいため注意しましょう。腐ったじゃがいもを見極める方法を紹介します。
腐って食べられない状態
以下の状態になったじゃがいもは腐っている可能性が高いため、食べるのは控えましょう。
・芽がたくさん生えて伸びている
・食感がふにゃふにゃしている
・カビが生えている
・腐敗臭がする
・全体が黒色に変色している
野菜全般的に言えることですが、酸っぱい臭いがしたり、黒っぽくなってきた場合は腐り始めている証拠のため、食べるのは控えましょう。芽が生えているなど見た目で分かる変化もありますが、手に取ってみて触感を確かめることも大切です。
(*じゃがいもの腐敗について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
皮の緑化・発芽には要注意
じゃがいもが劣化すると皮が緑色に変色してきたり、芽が生えてきてしまいます。この部分には「ソラニン」や「チャコニン」という天然毒素が含まれています。このソラニンとチャコニンは加熱しても失活しないため、食べてしまうと腹痛やおう吐、下痢、めまいなどの症状が出ることがあります。
皮が緑色に変色したり、芽が成長する理由は収穫後、日光に当たりすぎてしまうからです。そのため、じゃがいもの保存場所は日光が当たらない暗くて涼しい場所が適しています。また、家の庭で作られた小さいじゃがいもには比較的ソラニンやチャコニンが多く含まれているため注意しましょう。
池田奈央
野菜ソムリエ
じゃがいもの皮を剥いて少し緑色になっているものは、ソラニンが発生し始めています。皮を厚く剝くと食べられる、と思われている方も多いですが、加熱してもじゃがいもに苦味を感じたり、食味も悪いです。出来るだけ日光に当てず保存しましょう。
(*じゃかいもの皮の緑化、賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)