堅パンの固さの秘密とは?美味しい食べ方・カロリーやダイエットへの活用法も解説!
「堅パン」という北九州発祥の保存食を知っていますか?今回は、堅パンの一番の特徴「固さ」について、食べた口コミや食べ方の注意点のほか、〈値段・賞味期限・種類〉など特徴も紹介します。堅パンものカロリー・ダイエットへの活用法や、食べ方アレンジのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
堅パンとは?どんなパン?
「堅パン」という名前のパンを聞いたことがない人もいるかもしれません。とても堅そうなパンであることは名前からわかりますが、一体どのようなパンでどのくらい堅いパンなのでしょうか。今回は、「堅パン」について詳しく紹介します。
堅パンは「北九州」発祥の保存食
堅パンは大正時代、北九州にある官営八幡製鉄所で働く職員のカロリー補給食として普及されたのが始まりです。製鉄職員の体力消耗は激しく一般のパンでは栄養が補えなかったことからこの堅パンが作られるようになりました。
現在ではお土産としても売られており、500円程度の値段で購入できます。さらには、賞味期限も5年と長いため非常食としても用いられてるようです。
堅パンは、その名前の通り食感がとても固くなっています。その理由としては、大量生産したのちに長期保存がきくように水分量を最低限にしたからです。水分量が多ければ多いほど微生物が繁殖しやすいため腐りやすくなりますが、一般的な食パンの水分量が38%であるのに比べて、堅パンは5%と水分量がかなり少なくなっています。
堅パンの種類
堅パンには以下のような種類があります。
・くろがね堅パン
・胚芽入り堅パン
・堅パンスティックタイプ
堅パンと言えばくろがね堅パンいわれるほど有名な商品で、甘さは控えめですが噛めば噛むほど味がでてきまます。おやつとしてだけでなく、非常食や保存食としても注目を集めているようです。
また、くろがね堅パンには胚芽入りの堅パンも存在します。胚芽にはビタミンB1・B2・Eや、鉄分などのミネラル類が多く含まれているので、とても体に良く健康志向の方におおすすめの商品です。さらにはスティックタイプのものも存在しますが、食べやすい形である上に味もついているので、小さな子どもにもおすすめの商品となっています。
堅パンの一番の特徴は「固さ」
堅パンの最も大きな特徴として「固さ」が挙げられますが、実際どの程度固いのでしょうか。ここでは堅パンを食べた人の体験談と共に、食べる際の注意点も紹介していくので参考にしてみて下さい。
堅パンを食べた人の口コミ
堅パンを初めて食べた方の感想ですが、噛むのも大変なくらい固いようです。お年寄りや子供はもちろん、顎や歯の弱い方が食べる際には気を付けて食べるようにしましょう。
はじめて堅パン食べたんだけど
— 茉莉サン@乗車済 (@misomari) May 24, 2018
これほんっとに噛めないね(笑)
「健康はアゴから」以前に歯が全部だめになるよね(笑) pic.twitter.com/PlaqwjBi70
はじめての堅パン感想:
— Helda (@aaaadleH) October 25, 2018
◾︎思ったよりは嚙める(しかしやはり食べるのに時間はかかる)
◾︎うるさい
◾︎口の中に入ればこちらのもの
◾︎うるさい
◾︎お味は素朴で美味しい。すき
◾︎うるさい
結論:コスパがいいがあんまり会社とかで食べるには適さない。主に音の面で
堅パンを食べる際の注意点
堅パンはとても堅いので、顎や歯を痛めてしまう場合があります。小さい子どもはもちろん、お年寄りの方が食べる際には、軟らかくするなど工夫して食べるようにしましょう。また、咀嚼音も大きくなるようなので、気になる方は周りに人がいないところで食べると良いでしょう。
堅パンのカロリーは?ダイエット向き?
とても歯ごたえのある堅パンですが、カロリーは一体どれくらいなのでしょうか。ここでは、堅パンのカロリー・糖質について紹介していきます。また、ダイエットに適した食べ方についても紹介するので参考にして下さい。
堅パンのカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | |
堅パン(1枚) | 111kcal | 25.2g |
堅パン(1袋:10枚) | 1110kca | 252g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
堅パンの1枚(28g)あたりのカロリーは111kcal、糖質は25.2gとなっていますが、これは白ご飯換算にすると約60g分、つまり茶碗半分とおなじカロリー・糖質量に値します。したがって、堅パン1枚あたり28gしかないですが、小さいながらも栄養が詰まっていることが分かります。
堅パンのダイエットへの活用法
栄養素の高い堅パンですが、とても噛み応えがあるため必然的に咀嚼回数が多くなり、満腹中枢が刺激されることで満足感が高くなります。つまり、堅パン1枚をしっかり噛んで食べることで少量でも満腹感が得られるので、ダイエットにも役立つでしょう。しかしながら、食べすぎるとカロリー摂取量が多くなってしまうので気を付けましょう。
堅パンの食べ方アレンジのおすすめは?
普通に食べるには少し負担の多い堅パンですが、少しアレンジすると食べやすくなる方法があるようです。ここでは簡単なアレンジ方法を2つ紹介していきます。家でも手軽に作れるのでぜひ参考にしてみて下さい。
①堅パン+牛乳
1つ目は堅パンの公式サイトでも紹介されている食べ方で、牛乳に浸してから食べるという方法です。牛乳に1分以上浸しないと柔らかくならないので、しっかりと浸してから食べることをオススメします。反対につけ過ぎてしまうと堅パンの食感がなくなってしまうので、何度か試して自分好みの固さを見つけてみるのも良いでしょう。
②堅パンフレンチトースト
こちらは堅パンをフレンチトースト風にアレンジする方法です。牛乳と卵をまぜた液に長時間浸すことで、かなり柔らかくなります。さらにバターを溶かしたフライパンで焼くことで、香ばしい風味もプラスされるのでよりおいしさが加わります。普通の堅パンとはかなり違った味わいが楽しめるので、ぜひ試してみて下さい。
堅パンの通販商品のおすすめ
北九州ではよく知らている堅パンですが、なかなか現地に行って購入することが難しいという方もいるかもしれません。ここでは通販サイトで買えるオススメの堅パンをいくつか紹介するのでぜひ参考にして下さい。
①くろがね堅パン10枚入り(540円)
最もベーシックな堅パンが10枚入った商品です。1袋から購入できるので、気軽に堅パンを試すことが出来るでしょう。また、送料を含めても1000円以内で購入することが出来るので、お財布にも優しいです。
②くろがね堅パンスティックタイプ 5枚×12袋(2,179円)
子どもでも食べやすい細長いスティック状の堅パンです。プレーン味に加えて、いちご・チョコレート・ほうれん草の三種類があるので好みに合わせて選んでみて下さい。12袋も入っているので、他の人と分け合うのもおすすめです。
③保存用くろがね堅パン(12,833円)
堅パンを頑丈なスチール缶に詰めた商品で、長期保存が可能になっているため、災害時の非常食として利用できます。少し値段は高いですが、万が一に備えた非常食として一家に一つ買っておくのも良いでしょう。
堅パンを食べてみよう
一般的にはあまり知られていない堅パンですが、一度その固さを体験してみてはいかがでしょうか。ただし、とても堅いので食べる際には注意して下さい。また、自分なりのアレンジ方法を見つけてみるのも楽しいでしょう。