「つぶあん」と「こしあん」の違いとは?カロリー・栄養価や地域別の人気差まで比較して紹介!
「つぶあん」と「こしあん」の違いを知っていますか?今回は、「つぶあん」と「こしあん」の違いを〈作り方・食感・甘さ・栄養価・カロリー〉などで比較して紹介します。「つぶあん」と「こしあん」の地域別の人気差も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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「つぶあん」と「こしあん」って何が違うの?
あんパンやたい焼きなど、中にあんこが入っている食べ物ではあんこの種類で好みが分かれることがあり、たびたび議論になります。つぶあんとこしあんの具体的な違いはどのようなものでしょうか。ここではそれぞれの作り方や人気の地域差まで、つぶあんとこしあんについて詳しく見ていきます。
「つぶあん」と「こしあん」の違い①作り方
つぶあんとこしあんの大きな違いは見た目が挙げられるでしょう。粒が残っているのでつぶあんと呼ばれ、そうでなければこしあんというのが大まかな分けられ方ですが、なぜこのような違いになるのでしょうか。つぶあんとこしあんの作り方の違いから見ていきましょう。
つぶあんの作り方
つぶあんは小豆の皮がそのままになっているのが特徴ですが、作るときには裏ごしせずできるだけ皮をつぶさないように豆の形を残す方法で作られます。こしあんよりも粒が粗いため、タイ焼きや大福などの中からあんこが見えないような和菓子に使われることが多いです。
つぶあんに似たあんこの種類につぶしあんや小倉あんがありますが、つぶしあんは小豆をつぶすものの裏ごししないものを指します。一方の小倉あんは、つぶしあんやこしあんに煮て蜜に漬けた大納言小豆を混ぜたものでそれぞれ作り方が違います。
こしあんの作り方
こしあんの場合は見た目は皮などが見当たらず、つぶあんよりもなめらかです。これは小豆を茹でた後に、布巾などで裏ごしして皮を取り除いたあとに砂糖を加えて練るためです。その分あんこが食べるときに落ちる心配が粒あんよりも少なく、団子やおはぎのような表面にあんこが出る和菓子に使われています。
また、こしあんは口どけもなめらかなので、羊羹などの口当たりを重要視する和菓子にも使われています。
「つぶあん」と「こしあん」の違い②食感・甘さ
和菓子を食べるときや作るときなど、あんの種類の好みが分かれるのは見た目よりも甘さや食感の好みが異なることが大きな理由ですが、それぞれの食感はどの様なものでしょうか。また、甘さをより感じやすいのはどちらなのかも見てみましょう。
「つぶあん」と「こしあん」は皮の有無で食感が異なる
粒あんのこしあんの食感の違いには、粒の有無が大きく関わっています。粒あんの方は小豆の粒がしっかりと感じ取れるので食べごたえがあり、小豆を食べているような感覚になります。一方こしあんの方はより上品な口当たりで口どけもなめらかなので、クリームを食べているような感覚と言えるでしょう。
つぶあんの方が甘さは感じやすい
つぶあんもこしあんもどちらも同じ材料で作るので実際の甘さは同じですが、より甘さを感じるのはつぶあんの方だと言われています。こしあんはクリーミーな食感であまり噛まなくても食べられるため、甘さを舌で感じないまま食べることになります。
一方のつぶあんは小豆の粒をしっかり噛まないと飲み込めないため、口の中に長くとどまることで唾液が多く出て、舌の中で甘さを感じる味蕾の部分にしっかり届きます。こういった理由から同じ量の砂糖を使っていても、つぶあんの方がより甘く感じるので機会があれば食べ比べてみましょう。
「つぶあん」と「こしあん」の違い③地域での人気
つぶあんとこしあんの人気は、地域によって差が出ており、住んでいる地域でどちらのあんこが人気なのか調べてみるのも面白いものです。つぶあんとこしあんで地域ごとの人気や、なぜそのような分かれ方をするのかを紹介します。