鶴首かぼちゃの特徴・栽培地域は?人気レシピやバターナッツとの違いも紹介!
かぼちゃの品種「鶴首かぼちゃ」を知っていますか?鶴の首のような形が特徴の品種で、アメリカの「バターナッツ」に似ています。今回は、「鶴首かぼちゃ」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈ポタージュ・煮物・プリン・サラダ〉など「鶴首かぼちゃ」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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鶴首かぼちゃの特徴は?どんな品種?
鶴首かぼちゃという品種のかぼちゃは、スーパーなどで普段あまり目にする機会がありませんが、どのような品種で、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは鶴首かぼちゃの特徴や味、バターナッツかぼちゃとの違いについて紹介します。
鶴首かぼちゃは鶴の首のように細長い見た目
鶴首かぼちゃはその名の通り、首の部分が鶴の首のように細長く伸びていることからそう呼ばれるようになりました。上の部分には種がなく、下の部分は種があり膨らんでいる独特な形で、果肉は鮮やかなオレンジ色をしています。
スーパーでよく見かける西洋かぼちゃと同様、ベータカロテンが豊富に含まれています。その他ビタミンB1、B2、ビタミンC、鉄分やカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれ栄養バランスにも優れています。
鶴首かぼちゃは細い部分と太い部分で味わいが変わる
細長い形が特徴の鶴首かぼちゃですが、細い部分と太い部分で味が異なることも特徴です。上部の方が水分が多めであるのに対し、下部は水分が少なめで濃厚な味わいになります。また、鶴首かぼちゃは全体的に繊維質が少ないので、滑らかでねっとりした食感です。
熟していないものは硬くて風味が弱いためまずいと言われることもありますが、熟した鶴首かぼちゃは糖度が高く、果物並みの強い甘味も感じられるほどです。食べる部分によって異なった味わいが楽しめる、他のかぼちゃにはない面白さがあります。
Twitterの口コミ
普通のかぼちゃと一緒に
鶴首かぼちゃの今日は下の方を煮て食べ比べてみた(•͈⌔•͈⑅)♡
下の方はかぼちゃっぽい味でした(◦'︶'◦)♥︎🎶⋆ೄ
2種類のかぼちゃが入ってるの娘ちゃんと気づいた!
鶴首かぼちゃとバターナッツの違い
鶴首かぼちゃと形が似たものにバターナッツがありますが、この2つは異なる品種です。鶴首かぼちゃは日本南瓜であるのに対してバターナッツはペポ南瓜です。いずれのかぼちゃもルーツはペポ南瓜ですが、鶴首かぼちゃは日本で品種改良されたものになります。
鶴首かぼちゃの値段・価格
鶴首かぼちゃの値段は収穫される地域や種類、大きさによって異なり、多く収穫される場所では100円以下で販売されたり、大きなものでは800円程度までとばらつきがあります。珍しい品種のため身近で見かけることはほとんどありませんが、相場としては250円程度で並んでいることが多いです。
(*かぼちゃの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鶴首かぼちゃの旬・収穫時期や栽培地域は?
独特の形をした珍しい品種の鶴首かぼちゃですが、具体的な栽培地や収穫時期はいつ頃なのでしょうか。ここでは鶴首かぼちゃの主な産地や旬、収穫時期について紹介します。
鶴首かぼちゃは愛知県で栽培されている
鶴首かぼちゃの主な産地は愛知県です。スーパーなどで見かける機会は少ないですが、古くから栽培されてきた品種のため愛知県では伝統野菜として扱われています。西洋カボチャの人気に隠れてしまったことで生産量は減少傾向にありましたが、伝統野菜を見直す活動などにより、最近では直売所や道の駅に並ぶ機会が増えています。
愛知の他、岩手県の一関市でも栽培されており、ここでは「南部一郎」というブランドとして、2010年に登録された品種です。鶴首かぼちゃは寒さに弱い品種のため、東北での栽培には不向きとされていましたが、南部一郎の開発により栽培地域が広がりつつあります。
鶴首かぼちゃの旬・収穫時期は7月〜8月ごろ
一般的な鶴首かぼちゃは寒冷な気候に弱い品種のため、温暖な7〜8月ごろに収穫時期を迎えます。鶴首かぼちゃは追熟させることでさらに甘みがますため、収穫されたあとは1ヶ月程度保存され、夏から秋にかけて市場に出回ります。