紅芯大根とは?どこで売ってる?産地・旬など特徴は?栄養価と効能も紹介!
大根の品種「紅芯大根(こうしんだいこん)」を知っていますか?身がピンク色で縁起が良いのが特徴の品種です。今回は、「紅芯大根」の〈味わい・食感・見た目・栄養価〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈サラダ・ピクルス・スープ〉など「紅芯大根」の食べ方・レシピや売っている場所なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
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紅芯大根(こうしんだいこん)の特徴は?どんな品種?
日本で大根というと白くて細長いものを想像しますが、紅芯大根はずんぐりと丸いフォルムが特徴的な大根です。見た目は普通の大根より丸いだけですが、紅芯大根という名前はどこから付けられたのでしょうか。ここでは紅芯大根の見た目や味の特徴について紹介します。
紅芯大根は中国原産で縁起が良い大根
紅芯大根は中国が原産の大根の品種で、中国では縁起の良い大根とされています。大根というよりは、カブのような丸い形が特徴的です。一般的な大根と同じように下へいくにつれて緑色から白っぽくなる品種ですが、青皮紅芯大根という皮全体が黄緑色になっている品種もあり、同じ紅芯大根として分類されています。
紅芯大根は身がピンク色なのが特徴
紅芯大根は一般的な大根ほど大きくなることはなく、カブと同じような大きさで手のひらに乗るサイズが一般的です。普通の大根はどこを切っても白いですが、紅芯大根の一番の特徴はその実の色で、カットすると中は鮮やかなピンク色になっています。甘酢漬けやスープにすると、中のピンク色が映えてとても美しい品種です。
原産国の中国では紅芯大根の華やかな赤色が縁起が良いとされ、お祝いの場で飾り切りなどで登場することもある伝統的な食材です。皮の白色と身の赤色で紅白を表現できるため、日本でも縁起の良い食べ物として料理に使用することもあるでしょう。
紅芯大根の味わい・食感
紅芯大根は一般的な大根と比べて辛味が少なく、甘味が強いため生食にも向いています。辛味が苦手な方でも食べやすい一方、大根の辛味が好きな方には少し物足りないかもしれません。普通の大根と比べて水分が少なく、コリコリとした食感が特徴です。辛味も水分も少ないため、大根おろしなどの食べ方には不向きでしょう。
(*大根の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
Twitterの口コミ
今日、芦花公園の農家さんで買った紅芯大根、最高においしい、生でも加熱しても、こんなにおいしい大根作らない理由はないやろ😏
紅芯大根の栄養価と効果・効能は?
紅芯大根に含まれる栄養素は、以下の通りです。
・アントシアニン
・アミラーゼ
・プロテアーゼ
普通の大根に含まれる栄養はそう多くはなく、水分や消化酵素がメインです。しかし、紅芯大根には赤い色素の成分であるアントシアニンが含まれており、眼精疲労の予防やがん・動脈硬化の予防、老化防止などの効果が期待できます。
なお、アミラーゼ・プロテアーゼは普通の大根、紅芯大根ともに含まれている消化酵素で、でんぷんやタンパク質を分解する働きにより胃腸での消化活動を助けてくれます。
紅芯大根の旬・収穫時期や産地は?
日本ではまだスーパーで見かけることの少ない紅芯大根ですが、主にどこで作られている品種なのでしょうか。ここでは紅芯大根の産地や旬・収穫時期について紹介します。
紅芯大根の主産地は中国
紅芯大根の主な産地は中国で、中国では心里美(シメンリ)という名前で呼ばれています。紅芯大根は鮮やかなピンク色で辛味も少ないため、生食に向いている品種ですが、中国では加熱して食べることが多いようです。日本でもまだ数は少ないですが栽培している農家がいるため、場所によっては店舗で購入することもできるでしょう。