じゃがいも品種「さやか」の特徴は?味わいや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
じゃがいもの品種「さやか」の特徴を知っていますか?寄生虫対策のために作られた品種です。「さやか」の〈味わい・食感・見た目〉など特徴や、旬・収穫時期や産地なども紹介します。〈カレー・ポテトサラダ〉など「さやか」の食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
さやかの特徴は?どんなじゃがいもの品種?
じゃがいもは様々な品種があり、特徴を生かして料理やお菓子に使われるほか、でんぷんなどにも加工されています。その中でもさやかと呼ばれる品種のじゃがいもは、どのような特徴を持つのでしょうか。ここではさやかの見た目や味わい、価格について紹介します。
さやかは寄生虫対策のために改良された品種
さやかは寄生虫対策のために改良された品種で、1983年から開発がスタートしました。ジャガイモシストセンチュウと呼ばれる寄生虫による被害は、生育不良による収穫量の減少で1972年北海道の後志管内で確認されてから毎年のように発生し続けています。
さやかは寄生虫に強い抵抗性を持つじゃがいもを作るために、北海道農業試験場で品種改良を重ね、12年の歳月を経て生まれた比較的新しい品種です。
さやかの性質・特徴
さやかは芽が浅く凹凸の少ない滑らかな卵型をしており、皮や内部は他のじゃがいもに比べ白に近い色をしています。また皮が剥きやすい上に煮崩れしにくい性質もあるため、調理や加工がしやすいのも特徴です。
このほかにも、さやかはじゃがいもが光に当たった時に発生する有害物質であるグリコアルカロイドの生成量が少なく、緑化しにくいため長期保存も可能とされています。
さやかの味わい・食感
さやかはえぐみなどの癖がないため食べやすく、男爵などの他の品種よりでんぷん質が少量のためさらっとした食感で、その名の通りさわやかな味わいをしています。
でんぷん質の少なさから甘みはやや少ないですが、茹でても崩れにくいためカレーやシチューなどの煮込み料理にも向くでしょう。さやかは淡泊な味わいと食感の良さから、他の食材と合わせてポテトサラダに加工されることの多い品種のじゃがいもです。
Twitterの口コミ
#今日のおかず追加😊 #さやかと男爵と新玉ねぎのポテトサラダ 😘 市場で見つけた #さやか という名のじゃがいも… 買わずにはいられず😅🧺 ポテトサラダに適しているそうで、他の食材や調味料ともなじみがいいそうです😚どうぞ仲良くしてください🥰 #北海道生まれじゃがいもさやか #鎌倉テイクアウト
さやかの値段・価格
さやかは加工のしやすさと保存性の良さから多くが業務用として取り引きされるため、普通のじゃがいもと違いスーパーにはあまり出回らない品種です。さやかを購入したい場合は通販サイト等で探すと手に入れやすく、ポテトサラダに加工されたものも販売されているので参考にしてください。
販売先によって価格は異なりますが、さやかは3kg当たり600円から900円で購入することができます。一般的なじゃがいもの値段は3kg当たり300円から500円なので、これに比べるとさやかの価格は少々高めだといえるでしょう。
(*じゃがいもの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さやかの旬・収穫時期や産地は?
じゃがいもの中でもあまり見かける機会の少ないさやかですが、どこで栽培されいつ頃収穫されているのでしょうか。ここでは、さやかの主な産地と旬や収穫時期について紹介します。
さやかの産地
さやかの主な産地は北海道であり、十勝や網走・上川で栽培されているじゃがいもです。北海道では様々な品種のじゃがいもが生産される中、さやかは寄生虫への抵抗の強さから栽培が推奨され、作付け面積は年々増加傾向にあります。現在のさやかの作付け面積は、全国にあるじゃがいも畑の総面積77.200ha中の約2%とされています。