プディングとは?プリンとの違いは?名前の意味・語源や発祥の歴史も紹介!
プディングとは何か知っていますか?プリンとの違いはあるのでしょうか?今回は、<発祥・語源・意味・種類>などプディングの特徴やプディングとプリンとの違いを紹介します。プディングの種類も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
プディングには、お菓子のプリンのほかにも種類があるのでしょうか。ここではイギリスで親しまれている食事系やお菓子系のプディングを4つ紹介します。
①ライスプディング
ライスプディングとは、主にアメリカやイギリスで作られている米を使ったお菓子系のプディングです。ライスプディングは米と牛乳、砂糖、香辛料などを鍋で煮込むかオーブンで焼いて作ります。
日本ではこのようなお菓子はあまり見かけませんが、イギリスのスーパーでは缶詰のライスプディングや日本のプリンのような容器に入ったものがよく売られています。現地ではライスプディングは日本のプリンのようにデザートとして食べるほか、朝食や体調が悪い時にも食べられているようです。
②ヨークシャープディング
ヨークシャープディングはシュークリームの皮のような見た目で、甘味は少なく弾力のある食感が特徴のプディングです。イギリス北部のヨークシャー地方で初めて作られたことからこのような名前が付けられたと言われています。このプディングは、牛乳や卵、牛の油や小麦粉などを合わせた生地をオーブンで焼いて作ります。
ヨークシャープディング自体にはあまり味がなく、ローストビーフなどの肉料理やメインディッシュの付け合わせとして添えられるのが一般的です。イギリスでは、ヨークシャープディングに肉料理のソースを浸して食べられています。
③クリスマスプディング
クリスマスプディングは、イギリスではクリスマスのデザートの定番として親しまれているプリンと同じお菓子の一種です。このプディングの材料には、プリンと同じ牛乳や卵のほかに小麦粉や洋酒漬けのドライフルーツやナッツ類、シナモンなどの香辛料を使います。これらを混ぜ合わせた生地を大きなプリン型に流し入れ、蒸し焼きにして作ります。
クリスマスプディングは日本の滑らかな食感のプリンとは違いねっとりとした食感で、ドライフルーツの濃厚な甘味と洋酒や香辛料の香りが特徴的なお菓子です。焼き上がった後におよそ1か月熟成させる必要があるため、イギリスではクリスマスに間に合うように11月中旬ごろに作り始める家庭が多いようです。
④サマープディング
真っ赤な見た目が印象的なサマープディングは、イギリスでは夏の定番のデザートとして愛され続けています。サマープディングはプディングの一種ですが、材料や作り方は本来のプディングのものとは異なります。
サマープディングは薄くスライスした食パンを型に敷き詰めたところへベリー類を砂糖で煮たものをシロップごと入れ、さらに食パンで蓋をして作るのが特徴です。小さなプリン型で作ったり、大きなものを取り分けたりと様々なスタイルがあります。
プディングとプリンの違いは大きかった
プディングとプリンは名前が似ていますが、両者には大きな違いがあります。プディングは牛乳や卵を使って蒸して固めた料理の総称で、日本のお菓子のプリンはプディングの一種です。プディングにはプリンのようなお菓子のカスタードプディングのほか、食事系のプディングなど様々な種類があるので、店頭でプディングを見かけたら一度食べてみましょう。