鶏肉が腐るとどうなる?加熱で安全?ぬめり・匂い・変色など見分け方を紹介!
鶏肉が腐るとどうなるか知っていますか?食卓に登場する頻度が高い食材なので知っておくと便利です。今回は、<見た目・感触・臭い・味>別に鶏肉が腐った時の見分け方や加熱すれば食べられるのかを紹介します。鶏肉の腐りにくい保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
腐った鶏肉は加熱しても食べられない
腐った鶏肉は、唐揚げなどのように臭いを消してしっかり加熱しても食べることはできません。鶏肉には、賞味期限に関係なく食中毒菌や微生物が存在しています。十分な加熱処理を行えば死滅するものもいますが、腐敗により増殖した微生物が発生させる毒素の中には、加熱しても取り除くことができないものもいるのです。
これによって、発熱や吐き気、下痢、嘔吐などの症状を引き起こしてしまいます。またカビ菌が生成する毒素も食中毒の原因となることがあります。カビは肉内部に根をはっているので、目に見える部分を取り除いても完全に取り除くことはできません。腐っていると判断した鶏肉はすぐに処分するようにしましょう。
体調が悪くなったらすぐに病院へ行こう
誤って腐った鶏肉を食べてしまい体調が悪くなった場合は、すぐに医療機関を受診してください。食中毒の種類によっては適切に処置をしないと重症化してしまうものもあります。また、下痢や嘔吐による脱水症状などを起こす危険性もあるため、早めに行動することが大切です。
医療機関を受診する時は、どのようなものをいつどのくらい食べたかなど、できるだけ細かく説明できるようにするとよいでしょう。食べた直後は異変がない場合でも、時間が経ってから症状が出ることもあるため注意が必要です。
鶏肉の腐りにくい保存方法と期限の目安は?何日?
鶏肉は腐るのが早く、日持ちがしないといわれている食品です。冷蔵庫に入れていて消費期限内であっても、保存状態によっては早く腐ってしまうことがあります。ここでは鶏肉を腐りにくくするにはどのような方法があるのか、期限の目安も一緒に紹介します。
①鶏肉を冷蔵保存する場合:2~3日
鶏肉を冷蔵保存する場合の期間の目安は、2~3日です。鶏肉は温度が高いところや、空気に触れることで腐りやすくなります。鶏肉を購入後は、保冷バッグなどで温度をなるべく低く保って持ち帰り、すみやかに冷蔵庫へ保存しましょう。
真空パックになっているものは、空気に触れにくい構造なのでそのまま保存します。真空パックになっていないものは、水気を拭き取りジッパー付の保存袋に入れます。保存袋に入れる時は、なるべく空気を抜くようにすることがポイントです。チルド室などの低温保存できる場所の方が腐りにくくなります。購入した日付を書いておくと分かりやすく便利です。
②鶏肉を冷凍保存する場合:3週間~1か月
鶏肉は冷凍することにより腐りにくくなり、日持ちの目安は3週間~1ヶ月です。菌の増殖を防ぐため、できるだけ早く冷凍保存してください。保存方法は冷蔵保存と同じで、真空パックになっているものはそのままでもよく、真空パックではないものは保存袋に入れ空気も抜きましょう。まとめ買いをした時などは、1回に使う量ごとにラップで包み保存袋に入れます。
また、調味料を一緒に入れて保存するとより腐りにくくなります。下味を付ける手間も省けすぐに加熱することができるため、時短調理としてもおすすめです。長期間保存してしまった鶏肉は冷凍焼けを起こし、食感や味が落ちてしまいます。食べても問題はありませんが、美味しく食べるためにはなるべく早く使いきるようにしてください。
(*鶏肉の冷凍保存や消費期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
鶏肉は腐る前に消費しよう!
今回は鶏肉が腐った時の見分け方や、腐りにくくするための保存方法について説明しました。腐っているかどうかを判断するためには、日頃から腐っていない状態の見た目や感触、臭いなどを知っておくことも大切です。日持ちがしない鶏肉ですが、無駄にすることがないよう保存方法などを工夫して、腐る前に消費するようにしましょう。