はまぐりを一晩砂抜きするやり方・時間は?冷蔵庫でOK?した後の下処理についても紹介!
はまぐりの砂抜きを一晩行う際の正しいやり方を知っていますか?今回は、はまぐりの砂抜きを一晩行う際の〈水温・時間・塩水〉など別のポイントをやり方・手順とともに紹介します。はまぐりの砂抜きをした後の〈塩抜き・保存方法〉なども紹介するので参考にしてみてくださいね。
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はまぐりを一晩砂抜きする際の正しいやり方は?
ひな祭りには欠かせないはまぐりですが、旬の期間はそれほど長くなくあさりやシジミに比べると食べる機会が少ないかもしれません。今回は、はまぐりの砂抜きの方法について紹介していくので、調理をするときの参考にしてください。
はまぐりの砂抜きを一晩行う際のポイント
はまぐりを一晩かけて砂抜きすると、素材の美味しさがより堪能できます。ここでは、はまぐりの砂抜きを一晩行う際のポイントを見ていきましょう。
①水温は20~25度になるよう調整する
はまぐりを砂抜きするには口を開けさせる必要があるため、心地よい環境作りが重要です。はまぐりが生息しやすい水温は20度から25度程度なので、砂抜きする時はこの温度まで調整しましょう。はまぐりは水温が28度を超えると死んでしまうので、冬は室温でも問題ありませんが、夏は水温がすぐに変動するため涼しい場所で砂抜きを行いましょう。
②冷暗所で行う
はまぐりに限らずあさりやシジミなどの貝類は暗い場所を好むため、砂抜きする場合には冷蔵庫や冷暗所などの暗い場所を選びます。冷蔵庫の庫内の温度が低すぎる場合は、温度を調節してからはまぐりを入れてください。
砂抜きするときにはまぐりが水を飛ばすことがあるため蓋が必要ですが、ラップではなく新聞紙やアルミホイルなど、ある程度暗さの保てるものをかぶせるようにしましょう。また、蓋をするときには必ず穴を開けるなどしてはまぐりが窒息しないようにしてください。
新聞紙を使うときには濡らしてからかぶせるとより暗さが出るうえ、ボウルからはがれることも防げます。
③真水ではなく濃度約3%の塩水を用意する
はまぐりは海に生息している貝のため、あさりと同じく塩水につけて砂抜きしていきます。濃度が高過ぎたり真水で砂抜きしたりしようとしても、はまぐりが口を開かず上手くいきません。
はまぐりを砂抜きするときの塩水濃度は、海水と同じ約3%程度が適切だと言われています。5個程度のはまぐりを砂抜きする場合は、1000mlの水に対して30gの塩を入れると3%の塩水になるので参考にしてください。
④水を入れ替えて長時間放置しすぎない
はまぐりを砂抜きするときは、一度の塩水でおおよそ5時間程度の砂抜きに留めましょう。その理由は以下の通りです。
・塩水が汚れる
・水の中が酸素不足になる
長時間同じ塩水を使って砂抜きすると砂と一緒に汚れが出るため、はまぐりの美味しさを損なう可能性があります。さらに自宅で砂抜きする場合は水の循環が行われず新鮮な酸素が入ってくることはないので、汚れた酸素の薄い空間の中ではまぐりが弱ってしまいます。
5時間以上経過しても砂がしっかり出ていない時や、長時間放置してしまった場合には必ず水を入れ替え、30分ほど置いておくようにしましょう。ただし、はまぐりはあさりほどは砂を吐き出さないため、砂抜きがされてないように感じても気にする必要はありません。
(*はまぐりが砂抜きで口を開かない原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
はまぐりを砂抜きを一晩行う際のやり方・手順
はまぐりの砂抜きの方法を、動画とともに紹介していきます。あさりやシジミに比べて大きなはまぐりは、料理初心者の人にも比較的砂抜きがしやすい貝類です。ここまで紹介したポイントを抑えながら、正しく砂抜きしてください。