ウチワエビとは?味や旬の時期・産地など特徴は?美味しい食べ方・レシピも紹介!
ウチワエビはどんなエビか知っていますか?味は伊勢海老よりも美味しいと言われることもあります。今回は、ウチワエビの〈値段・旬の時期・産地〉など特徴や捌き方のほか〈茹で方・焼き方〉など調理法のおすすめも紹介します。ウチワエビの人気レシピや保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ウチワエビの旬の時期・産地は?
希少価値が高いウチワエビは産地で消費されることが多いですが、どこでなら手に入るのでしょうか。また、漁獲時期も旬に合わせて設定されていると予想できますが、いつ頃なのでしょうか。ここではウチワエビの旬の時期と、産地について説明します。
ウチワエビの旬の時期
ウチワエビのおおむねの旬は、冬から初夏にかけてと長めです。ウチワエビの産卵期は秋なので、腹にある内子と呼ばれる卵を好む人はその時期に食べることが多いです。産地によって設定される漁獲期間が異なるので、魚屋などで旬を確かめてみるのもよいでしょう。
ウチワエビの産地
ウチワエビの産地は、島根県から九州にかけての西日本です。前述したように伊豆半島や能登半島以西で、底引き網漁で水揚げされています。かつては産地で安く購入できましたが、近年はウチワエビの美味しさが知られるようになり、関東の市場で高級食材として取引されています。
ウチワエビの捌き方は?
ウチワエビの捌き方の手順は、以下の通りです。
①腹側が下、背骨が上になるようにウチワエビを置き、頭を抑える
②頭と胴の間に包丁を入れ、中央から左右に切る
③胴を持ち、頭からひくイメージで身を外す
④腹側を上にして、尾が手前にくるように置く
⑤包丁を④の腹と殻の間に入れて切る
⑥上に向けた腹側の殻を、包丁で外す
⑦背の殻から身を外す
ウチワエビは生きているものを購入し、そのまま捌き、刺身で食べるのが基本です。生きたまま捌いたウチワエビはそのまま刺身として食べるだけでなく、調理してもその旨味が残ります。捌いてすぐウチワエビを食べられない時には、後述する方法で保存するのがおすすめです。
ウチワエビの食べ方・調理法のおすすめは?
旬のウチワエビの味わいを堪能したい場合、おすすめの食べ方がたくさんあります。ここでは、ウチワエビの美味しさを存分に味わえる食べ方・調理法を3つ紹介します。ウチワエビは様々な食べ方で楽しめる海老なので、伊勢海老のように余すことなく活用しましょう。
①塩焼き
出典: @shikishaa
ウチワエビは塩焼きにするのがおすすめで、調理の際のポイントは以下の通りです。
・ウチワエビの殻を両手で割ってから、腹の中心部に切れ目を入れる
・梨子割にしてから、塩を振る
・尾の方を上にして強火で焼く
・腹に内子や白子が付いている場合は、熱が通る程度に火を入れる
上記のポイントを守って塩焼きにしたウチワエビは、旨味と甘味が凝縮した味わいに仕上がります。殻の上から塩を振って焼き、それをむしりながら食べる方法もありますが、塩が入りにくいので注意が必要です。
②蒸し調理
ウチワエビを美味しく食べる調理法に蒸すものがあり、作り方の手順は以下の通りです。
①ウチワエビを蒸し器に入れる
②酒を振って、中火で10分蒸す
③蒸したウチワエビを半分に割って、身を外す
ウチワエビは蒸して調理することで旨味と甘味だけでなく、香りも取り込むことができます。また蒸したウチワエビの身はそのまま食べる以外にも、和え物やサラダの具材にピッタリです。様々な料理に使えるので、試してみてください。
③刺身
出典: @nagasakibkyugur