手羽トロとは?どこの部位?美味しい食べ方・レシピを紹介!
手羽トロとはどんな部位か知っていますか?聞き慣れないかもしれませんが、とても美味しく注目を集めています。今回は、手羽トロの特徴や美味しい食べ方・レシピを〈揚げ物・炒め物・煮込み料理〉別に紹介します。手羽トロを焼く際のコツも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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手羽トロとは?どんな部位?
鶏肉のレシピで目にするのはモモ肉やムネ肉ばかりで、手羽トロという部位は馴染みがないかもしれません。スーパーでも目にするようになった手羽トロですが、味やどんな使い方ができるのか気になるはずです。今回は、手羽トロとはどんな部位なのか紹介します。
手羽トロは「手羽元」の骨を外した部位
手羽トロは手羽元の骨を外した部位のことで、以下のような特徴があります。
・一羽から60gしか獲れない希少部位
・「手羽トロ」という名前で商標登録されている
・ジューシーなモモ肉とあっさりしたムネ肉の中間のような味わい
・脂はモモ肉より少ないがコラーゲンが多い
・一口大で売られているので調理が楽
手羽トロはもともと食べにくくて売れ残りが多かった手羽元を、骨から外して食べやすくして販売したものです。この手法を考えた株式会社マザーフーズは、売り出す際に「手羽トロ」と名前をつけて販売しました。売れ残りに付加価値をつけ、2015年には手羽トロを商標登録してブランディングするのに成功したと言えるでしょう。
そのため同じく手羽元を骨から外したものを、「鶏肩肉」として販売するスーパーも出てきました。一羽から60gしか獲れない希少部位として注目される一方で、元は人気がなかったため安価というのも注目される理由です。手羽トロはモモ肉ほどジューシー感はありませんが、ムネ肉より食べ応えがある両者の中間のような味わいです。
骨の周辺に位置する手羽トロは、コラーゲンが豊富で特徴的な弾力のある噛み応えががあります。また骨から外すことで一口大の大きさで販売されているため、焼き肉や唐揚げにそのまま使える手軽さも人気の一つとされています。
手羽トロを焼く際のコツ
手羽トロを焼く際のコツは、じっくりと焼くことです。手羽トロはコラーゲンの多い部位なので、強火で一気に焼くと固くなります。また表面が焼けていても中が生焼けになりやすく、歯応えも弱くぶよっとした食感になりがちです。弱火でじっくり焼くことで、皮もぱりっと香ばしく仕上がります。
弱火で焼いていくと余計な脂も出ていくので、油は引かずに焼くのもコツです。こうすることでジューシーかつ、手羽トロならではの弾力のある食感に仕上がります。
手羽トロの美味しい食べ方・レシピ【揚げ物】
鶏モモ肉で唐揚げ・ムネ肉でとり天やチキン南蛮など、鶏肉には数々の揚げ物レシピがあります。鶏肉の中でも使い慣れない手羽トロを使った、親しみやすいレシピを集めました。ここでは手羽トロを使った、美味しい食べ方やレシピについて紹介します。
①手羽トロの唐揚げ
手羽トロを使ったにんにくが香る醤油味の唐揚げはモモ肉の唐揚げのようにジューシーで、かつ弾力のある食べ応えがたまりません。大人から子供まで親しまれる定番の鶏料理で、手羽トロを味わってみて下さい。
②手羽トロのフライドチキン
ケンタッキーを意識した香味あふれる一口大のフライドチキンは、唐揚げとも違った衣の食感と手羽トロのジューシーさで食べ応えのある一品です。ケンタッキーはもともと手羽元含め、色々な部位を使っているので合わないはずがありません。
③手羽トロのヤンニョムチキン
韓国料理ブームで人気の出たヤンニョムチキンは、手羽元を一口大にした手羽トロに相応しい料理です。甘辛い味付けとジューシーで歯応えのある手羽トロの食感が、相性抜群でたまらない一品です。