紅しょうがはなぜ赤色?発祥の歴史が関係してる?虫が着色料って本当?

紅しょうがの色が赤の理由を知っていますか?今回は、紅しょうがの色はなぜ赤いのかや、紅しょうがの色つけに着色料・食紅は使われているのかを紹介します。紅しょうがと卵焼きなどが反応して色が変わる理由や、紅しょうがの着色料に虫が使われているのは本当なのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 紅しょうがの色はなんで赤なの?
  2. 紅しょうがの色が赤の理由は?
  3. 元々は腐敗防止のために紅しょうがを梅酢漬けていたから
  4. 現在は食欲をかき立てる目的で紅しょうがに着色料(食紅)が使用されることも
  5. 紅しょうがの添加物が不安な場合は無添加の商品を選ぼう
  6. 紅しょうがと卵焼きなどが触れると青色に変わることも?
  7. 紅しょうがのアントシアニンがアルカリ成分と反応するから
  8. 紅しょうがは自宅でも作れる!作り方・レシピを紹介!
  9. 紅しょうがの作り方|梅酢あり
  10. 紅しょうがの作り方|梅酢なし
  11. 紅しょうがの色が赤の理由は歴史的背景にある

紅しょうがの色はなんで赤なの?

お好み焼きや牛丼などに添えることの多い紅しょうがですが、着色されているなら食べたくないと考える健康志向の人もいるでしょう。ここでは、紅しょうがはなぜ赤色なのかについて説明します。

紅しょうがの色が赤の理由は?

市販されている紅しょうがの多くが鮮やかな赤色をしていますが、着色料が登場して長い歴史があるわけではありません。古来からある紅しょうががなぜ赤いのか、気になる人もいるでしょう。ここでは、紅しょうがの色が赤い理由を説明します。

元々は腐敗防止のために紅しょうがを梅酢漬けていたから

紅しょうが発祥の歴史を紐解くと、赤色なのは腐敗を避けるため生姜を梅酢に漬けていたことによるようです。生姜を梅酢で色つけするとピンク色に変わるほか、酸味が強くなります。また梅酢で色つけした紅しょうがを食べると、ほのかな梅の香りがすることも珍しくありません。紅しょうがだけでなく寿司屋のガリも、梅酢に漬けて作っています。

現在は食欲をかき立てる目的で紅しょうがに着色料(食紅)が使用されることも

焼きそばや豚骨ラーメンなどに添える紅しょうがのように、現在は食欲増進を目的に食紅と呼ばれる着色料が使われているものも少なくありません。食紅の主な原料は紅花ですが、近年はサボテンに寄生することで知られるコチニールカイガラムシと呼ばれる虫を使うほか、化学合成されたものもあります。

化学合成された食紅は食品添加物に分類されるので、体に悪いと考える人もいそうです。紅しょうがを購入する際には、原材料のチェックをすることをおすすめします。

紅しょうがの添加物が不安な場合は無添加の商品を選ぼう


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市販されている紅しょうがの添加物が不安な場合は、無添加の商品を選んで購入することをおすすめします。梅酢で生姜を漬けたものであれば、化学合成された食紅が使われていないので安心です。

しかしタール色素と呼ばれる食紅は、食品添加物に分類されています。これは赤色102との名称で使用されているため、成分表示を見ると確かめられそうです。タール色素を使用した紅しょうがを避け、無添加のものを探して購入しましょう。

紅しょうがと卵焼きなどが触れると青色に変わることも?

紅しょうがは食べ物にのせて食べる以外に、別の食材に混ぜて食べても美味しいものです。しかし卵焼きに刻んだ紅しょうがを混ぜて焼くと、時間の経過と共に青く変色することがあります。ここでは紅しょうがの赤い部分が青く変色する理由について説明します。

紅しょうがのアントシアニンがアルカリ成分と反応するから

出典:https://dailyportalz.jp/kiji/160816197197

紅しょうがを作る際に使った梅酢には赤しそが使われており、アントシアニンと呼ばれる成分が含まれています。それが卵のアルカリ成分と反応することで、青く変色してしまうのです。新鮮な卵は特にアルカリ性が高いので、紅しょうがを混ぜると青く変色しやすくなります。変色が気になるなら、着色していない生姜を使いましょう。

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