鶏肉の加熱時間・焼き加減の目安は?調理法別に火が通ったかの見分け方と紹介!

鶏肉の適切な加熱時間・温度を知っていますか?今回は、鶏肉の加熱時間・温度を、焼き加減・火の通りの目安や生焼けの判断方法とともに紹介します。鶏肉の加熱時間の不足による食中毒などの症状や加熱時間が足りない場合の再加熱の方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 鶏肉の加熱時間・温度は?【調理法別】
  2. ①フライパン(鍋):10分(170〜180℃)
  3. ②電子レンジ:6分(600w)
  4. ③グリル:7分(300℃~)
  5. ④低温調理の場合:120分(60℃)
  6. 鶏肉の加熱後の火の通り・生焼けの目安は?
  7. ①中心温度をはかる
  8. ②肉汁の色で判断する
  9. ③表面ではなく切り口の色を確認する
  10. 鶏肉の加熱時間・温度が十分でも生焼けになる場合とは?
  11. ①分厚すぎる
  12. ②肉の温度が低すぎる
  13. ③温度が高すぎて中に火が通ったように見えてしまう
  14. 鶏肉の加熱時間が不足した状態で食べるとどうなる?
  15. カンピロバクターによる食中毒の可能性
  16. 鶏肉の加熱時間が足りない生焼け時の再加熱の方法は?
  17. フライパンやグリルがおすすめ
  18. 湯煎もあり
  19. ただし電子レンジは加熱ムラがあるためおすすめできない
  20. 鶏肉の加熱時間・温度を抑えよう

鶏肉の加熱時間・温度は?【調理法別】

鶏肉を調理するにあたり、しっかり火が通る加熱時間の目安がわからないと悩んでいる人もいそうです。鶏肉は厚さや料理によっても焼き加減が変わるので、調理方法別の加熱時間と温度の目安を説明します。生焼けの見分け方については、次章で詳述します。

①フライパン(鍋):10分(170〜180℃)

上記は常温に戻した鶏肉を照り焼きにした場合にかかった時間で皮目を5分、裏返して弱火で3分、調味料を入れて仕上げるのに2分の想定です。鶏肉の大きさによっても焼き加減は変わるので、焦げないようにチェックするとよいでしょう。

生の鶏肉を唐揚げにする場合、一度揚げなら油を180℃にして5~6分揚げるのが一般的です。二度揚げの場合は180℃で1分半加熱して一度引き上げ、4分置いてから再び油に入れて40秒揚げます。料理によって所要時間と油の適温が変わるので、十分配慮しましょう。

②電子レンジ:6分(600w)

上記は電子レンジを使って鶏肉の照り焼きを、600Wで加熱調理した場合の所要時間の目安となっています。加熱後もラップをしたまま2分蒸らすので、調理時間は8分です。調理前に下味をつけておく必要はあるものの、短時間で調理できるメリットはあります。しかし鶏肉の厚さを均等にしていないと、中心部などに加熱ムラができるので注意が必要です。

③グリル:7分(300℃~)

上記は焼き鳥をガス台のグリルで直火焼きした場合における、加熱時間の目安です。グリルは様々な調理器具のなかでも最も高温になるので、予熱時間が短くても簡単に300℃以上になります。グリルのなかでも両面焼きタイプは直火と庫内の対流熱で、片面焼きタイプは放射熱で鶏肉を加熱します。そのため鶏肉の表面がパリパリとなり、短時間で焼き上がるのです。

一方でグリル内は高温になっても、鶏肉の中心部に火が通るまでには時間がかかることもあります。表面が焦げて中が生焼けになるリスクもあるので、気を付けましょう。

④低温調理の場合:120分(60℃)

上記は低温調理器を使って、茹で鶏を作る目安の加熱時間と温度です。低温調理器がなくても、電気ポットや炊飯器を活用することで低温調理ができます。高温で調理した場合と比べて、鶏肉がジューシーで風味が感じられる仕上がりになると人気です。鶏肉を低温調理する場合は、60℃で120分以上加熱するのが基本となるので覚えておきましょう。

鶏肉の加熱後の火の通り・生焼けの目安は?

鶏肉は表面が美味しそうに焼けているからといって、中までしっかり火が通っているとは限りません。生焼けの心配があるので、火が通ったかを確認する必要があります。ここでは加熱調理した鶏肉に火が通ったかを確認する方法と、生焼けの目安について説明します。

①中心温度をはかる

鶏肉の火の通りを確認するために、以下の方法で中心温度を確かめるとよいでしょう。

①加熱調理した鶏肉に10秒ほど竹串を刺す
②竹串を引き抜き、手の甲にあてる
③お風呂の温度より少し温かく感じたら、火が通っている


引き抜いた竹串を手の甲にあてても温かみを感じない時には、まだ十分に火が通っていないと考えられます。鶏肉の中心部の温度が75℃以上になると、ついている菌を死滅させることができるのです。竹串を刺した際に引っ掛かりを感じた時には、中心部には火が通っていないので加熱を続けましょう。

②肉汁の色で判断する

出典:https://ameblo.jp/kenf-ameba/entry-12633337065.html

肉汁の色で判断する方法は、以下の通りです。

①加熱調理した鶏肉の中心部に竹串を刺す
②竹串を引き抜き、キッチンペーパーで押さえる
③キッチンペーパーついた肉汁が透明であれば、火が通っている


生焼けの場合は竹串をキッチンペーパーで押さえた時に、血が混ざったようなピンク色または赤色の肉汁がつきます。その場合は再加熱して、別な場所から鶏肉の中心部に竹串を刺して確かめましょう。鶏肉だけでなく豚肉や牛肉でも、同じ方法で火が通ったかを確認することができるので覚えておくと便利です。

③表面ではなく切り口の色を確認する

関連する記事

肉類・肉加工食品のアクセスランキング

人気のある記事ランキング