ほうれん草のえぐみが強い…原因は?取る方法や美味しく食べるコツも紹介!
【大村農園監修】ほうれん草のえぐみ・渋みの原因を知っていますか?今回は、ほうれん草のえぐみの原因成分や体に悪いかを、えぐみを取る・消す方法とともに紹介します。えぐみ・渋みが少ないほうれん草の選び方や、美味しく食べられるレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ほうれん草を鍋で茹でる際は、栄養成分の流出を抑えるためにも短めにするとよいでしょう。ほうれん草を茹ですぎると、カリウムや水溶性ビタミンであるビタミンCやビタミンB1、ビタミンB2が流れ出てしまいます。ビタミンCは1分程度茹でると3割程度減少しますが、5分加熱すると6割も減るため、茹で時間は1分程度に留めてください。
ほうれん草のえぐみ・渋み少なめの商品を使いたい場合は?
アク抜きや油を使って調理をしても、ほうれん草のえぐみ・渋みが気になる人もいるでしょう。ここでは、そのような人におすすめの、えぐみ・渋みが少なめのほうれん草の品種を紹介します。
①西洋種ではなく東洋種を選ぼう
ほうれん草は東洋種、西洋種、一代雑種の3つに大別されますが、えぐみや苦みが少ない以下のような東洋種を選ぶのがおすすめです。
・治郎丸ほうれんそう
・山形赤根ほうれんそう
・禹城(うじょう)
ほうれん草の東洋種は、西洋種に比べてシュウ酸の含有量が少ないと言われています。東洋種は葉に深い切り込みがあり、根部が赤いのが特徴です。禹城は店頭ではあまり売られていませんが、治郎丸ほうれんそうや山形赤根ほうれんそうは150円~180円ほどで入手できます。少し値段は高めになりますが、いずれの品種もネット通販で手軽に購入することが可能です。
②「サラダほうれん草」を使う
サラダほうれん草もまたシュウ酸が少ない品種で、葉が柔らかく茎が細いのが特徴です。普通のほうれん草は生では食べられませんが、サラダほうれん草は生でも美味しく食べられるように品種改良されているため、サラダとして生食することが可能です。
ほうれん草のえぐみ・渋みが気にならないレシピも紹介!
東洋種を探したり、サラダほうれん草を探したりするのが大変な人もいるでしょう。ここではどのような品種のほうれん草でもえぐみ・渋み・苦みが和らいで食べやすくなるレシピを紹介します。
①ほうれん草のソテー
ほうれん草のソテーは、油で炒めることでえぐみを感じにくくなります。ベーコンやコーン、チーズを入れると満足感のある一品になり、子供にも喜ばれるでしょう。
大村元昭
大村農園
ほうれん草とチーズはよく合う食材で美味しいですよね。きっと、子供さんにも喜ばれるメニューですね。
②豚とほうれん草のラーメン
ほうれん草と豚肉を油で炒めた具を乗せて作る、ラーメンのレシピです。もやしなどを加えて具沢山にするほか、最後に白ごまをかけて香ばしく仕上げるのもおすすめです。