キャベツの外側の葉はどこまで捨てる?農薬は平気?実は栄養豊富で食べるべき?
【水野農園監修】キャベツの外側の葉はどこまで捨てるべきなのでしょうか?実は栄養豊富で、食べることができます。今回は、〈栄養・味わい〉などキャベツの外側の葉の特徴を、〈農薬・汚れ〉など使う際の懸念点・ポイントとともに紹介します。キャベツの外側の葉を使ったレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
キャベツの外側の葉を使う時のポイントは?
キャベツの外側の葉を調理に使う際には、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。ここでは、キャベツの外側の葉の下ごしらえ方法や切り方のほか、向いている料理について紹介します。
①農薬や虫・汚れを落とすために水洗いしよう
キャベツの外側の葉には農薬や虫、汚れが付着していることがあるため、よく水洗いをして農薬などを落としておきましょう。水を張ったボウルにキャベツを1枚ずつ漬けて手で洗い、その後よく水気を切ってから調理してください。キャベツに含まれる主な栄養素は水溶性のため、栄養素が流出しないように短時間で水洗いするのがポイントです。
(*キャベツの洗い方やどこまで洗うかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②切り方はそぎ切りがおすすめ
キャベツの外側の葉の軸は硬く厚みがあるため、そぎ切りにして使うのがおすすめです。そぎ切りとは、包丁を寝かせて刃を引くようにする切り方です。キャベツの軸をそぎ切りにした後、葉の上部を繊維に沿って切り、下部は繊維を断つようにちぎってください。このように葉を切ると、低い温度で加熱しても短時間で火が通るうえに、味が染みやすくなります。
③料理への向き・不向きを知っておく
キャベツの外側の葉を調理する前に、向き・不向きな料理を知っておくことも重要です。キャベツの外側の葉に向いている・不向きな料理は、以下の通りです。
【向いている料理】
・炒め物
・スープ
・揚げ物
・蒸し物
【不向きな料理】
・煮物
・外側の葉のみで作るサラダ
キャベツの外側の葉の部分は硬く筋があるため、硬い食べ物が苦手な人は長めに加熱してスープや蒸し物料理に使うと食べやすくなります。煮込んだりサラダとして調理したりすると青臭さが際立つため、煮込み料理は避けて、サラダにする場合は内側の甘い葉とともに使うとよいでしょう。スープに使う際には、ソーセージやベーコンを加えると臭みが和らぎます。
キャベツの外側の葉の歯ごたえを活かして炒め物に調理するほか、みじん切りにして餃子やメンチカツの肉だねに使うのもおすすめです。
キャベツの外側の葉を使った人気レシピを紹介!
いつもキャベツの外側の葉を取って料理に使っている人は、どのように調理すればよいか分からないこともあるでしょう。そこでここでは、キャベツの外側の葉を使った人気レシピを紹介します。芯の固い部分も美味しく食べられるレシピも紹介するので、参考にしてください。
①スープ
キャベツの外側の葉を使った、色鮮やかなポタージュのレシピです。刻んだ葉をレンジで加熱した後に鍋で炒め、ミキサーで攪拌して牛乳と合わせて作ることで、硬い食感が気にならず口当たりの良いポタージュが完成します。