食べられないゼンマイの見分け方は?毒性をもつ種類があるって本当?

食べられないゼンマイはあるのでしょうか?採取する際は毒性を含む種類があるのか気になりますよね。今回は食べられないゼンマイの有無や、ゼンマイに似た毒性のある植物との見分け方も紹介します。一般的には食べない鬼ゼンマイについても紹介するので参考にしてくださいね。

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目次

  1. 食べられないゼンマイはある?毒性のある種類は?
  2. ゼンマイ自体には毒性をもつ種類はないので安心して食べてOK
  3. ただしゼンマイを食べる際には似た植物などに注意が必要
  4. ゼンマイを食べる際の注意点は?似た植物に毒性がある?
  5. ①アク抜きをする
  6. ②鬼ゼンマイと呼ばれる種類は非常に不味いので食べない方が良い
  7. ③ゼンマイに似た植物の「ワラビ」が毒性を含んでいる場合があるので見分ける必要がある
  8. 食べられないゼンマイに似た植物「ワラビ」とは?どんな毒性がある?
  9. ワラビはわずかに発癌性物質を含んでいることが知られている
  10. ゼンマイとワラビの見分け方
  11. ただしワラビはアク抜きをすることで無毒化することが可能
  12. ワラビは栄養素が豊富で体に良い効果もある
  13. 食べられないゼンマイはないが似た植物のワラビの毒性に注意しよう

③ゼンマイに似た植物の「ワラビ」が毒性を含んでいる場合があるので見分ける必要がある

ゼンマイに似た山菜にワラビがあります。一般的に食用とされる山菜の中で、ゼンマイと並んで身近なワラビには毒性が含まれています。ゼンマイを採取する際にはワラビと見分けられるように注意しましょう。

食べられないゼンマイに似た植物「ワラビ」とは?どんな毒性がある?

ゼンマイとよく似た植物のワラビとは一体どんな山菜なのでしょうか。ここではワラビに含まれる毒性や安全な食べ方、ゼンマイとの見分け方などを詳しく紹介します。

ワラビはわずかに発癌性物質を含んでいることが知られている

生のワラビには発癌性のあるプタキロサイドという成分が含まれています。また、ビタミンB1を分解する酵素が含まれており、ワラビ中毒を起こし神経痛や脚気になる事もあります。

ゼンマイとワラビの見分け方

【ゼンマイ】

【ワラビ】

ゼンマイとワラビは同じシダ植物で見た目がよく似ていますが、好んで群生する場所など特徴に違いがあります。

・ゼンマイは1本の茎に芽が1つ、ワラビは2〜3つ
・ゼンマイは山中の湿地や水路脇に生えるが、ワラビは草原などの日当たりの良い場所に生える
・ゼンマイの葉は楕円形で、ワラビの葉は沢山枝分かれして生える


また上記の違いの他に、生の状態から加熱するとゼンマイは茶色くなりワラビは緑色のままという違いもあります。食べてみるとゼンマイは独特の食感があり、ワラビはヌメリがありクセのない味です。

(*ゼンマイとワラビの見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

こごみ・ぜんまい・わらびの違い&見分け方は?味や食べ方・レシピも紹介!

ただしワラビはアク抜きをすることで無毒化することが可能

生のワラビには発癌性や中毒を起こす成分が含まれていますが、アク抜きをすることでそのほとんどを無毒化することができます。アク抜きの方法はゼンマイと同じです。正しい方法でアク抜きをすれば安心して美味しく食べられます。

ワラビは栄養素が豊富で体に良い効果もある

ワラビには皮膚や粘膜を守るビタミンB1やナイアシン、抗酸化作用があるビタミンEなどその他の栄養素も豊富で体に良い効果が期待できる山菜です。植物性油と一緒に食べたり、汁物に入れるとワラビの栄養素を効果的に摂取できるので上手に取り入れてみてください。

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