サワラの刺身に寄生虫はいる?アニサキスの確率は?炙り・白子も危険?
サワラ(サゴシ)の刺身にはどんな寄生虫がいるのでしょうか?アニサキスなどによる食中毒が心配ですよね。今回は、サワラの刺身に潜んでいる寄生虫の種類・確率や、食べた時の症状を紹介します。サワラの刺身の寄生虫による食中毒は<炙り・焼く>などの対策で防げるのかや、白子にも寄生虫の危険性はあるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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サワラ(サゴシ)の刺身にはどんな寄生虫がいる?アニサキスは?
サワラ(サゴシ)は年中水揚げされる魚であり、冬場にかけては脂ものっていて刺身などの生食で食べるのも好まれます。そんな中サワラにはどんな寄生虫がいるのかや、アニサキスはどれぐらいいるのか、また食べた時の危険性や症状などについて紹介します。
①アニサキス
アニサキスによる食中毒の症状は、以下の通りです。
・胃に激痛
・嘔吐
・腹痛
・発熱
・じんましん
アニサキスによる食中毒の症状は、食後数時間後〜十数時間後にみぞおちの激しい痛み、嘔吐を生じます。ほとんどの方が急性胃アニサキス症になることが多いです。食後十数時間後〜数日後に激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じることもあります。消化器官を突き破り他の部位に移動することで症状が発生することがありますが、非常にまれなケースです。
痛みが激しい場合はすぐに病院に行き、内視鏡検査で調べてもらいアニサキスを取り除く処置をしてもらいましょう。
②ヒルディネラヴェントリコサ
サワラ(サゴシ)にはオキサワラと呼ばれる10kgを超える種類もあり、マグロなどに見かけるヒルディネラヴェントリコサという寄生虫も存在します。この寄生虫は基本胃袋の中で寄生するので食べる危険性はほぼないと言えます。
サワラの刺身にアニサキスがいる確率は?見つけられる?
魚の種類によってアニサキスがいる確率は異なるのでしょうか。ここでは、サワラ(サゴシ)にはどれぐらいの確率でアニサキスがいるのかや、アニサキスがいるとすれば見つける方法はあるのかを解説します。
サワラにはほとんど100%の確率でアニサキスが寄生している
サワラ(サゴシ)は天然もので、養殖魚と違い自然界のエサを食べているため、ほとんど100%の確率でアニサキスが寄生しています。アニサキスは内臓や卵・白子に寄生する可能性が多いですが、魚の死後は身の部分に移動していきます。
サワラにいるアニサキスの見つけ方
サワラ(サゴシ)にいるアニサキスの見つけ方は、以下の通りです。
・目視で見つける
・ブラックライトを使う
アニサキスは半透明の白色なので見えにくいですが、大きさは幼虫でも2〜3cmあるので目視で見つけることは可能です。しかし丸まっているときには1㎝ほどの大きさになる場合もあり、見つけにくいことがあります。ブラックライトで紫外線蛍光を当てて、白色の物体を際立たして見つけるのも有効です。
(*アニサキスの見つけ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
サワラの刺身のアニサキスなどの寄生虫への対策は?炙りは有効?
寄生虫を避け、サワラ(サゴシ)を刺身で食べるにはどういった対策があるでしょうか。皮目だけを炙って食べるのは有効なのか、加熱調理・冷凍調理の有効性とあわせて紹介します。