サワラの刺身に寄生虫はいる?アニサキスの確率は?炙り・白子も危険?

サワラ(サゴシ)の刺身にはどんな寄生虫がいるのでしょうか?アニサキスなどによる食中毒が心配ですよね。今回は、サワラの刺身に潜んでいる寄生虫の種類・確率や、食べた時の症状を紹介します。サワラの刺身の寄生虫による食中毒は<炙り・焼く>などの対策で防げるのかや、白子にも寄生虫の危険性はあるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. サワラ(サゴシ)の刺身にはどんな寄生虫がいる?アニサキスは?
  2. ①アニサキス
  3. ②ヒルディネラヴェントリコサ
  4. サワラの刺身にアニサキスがいる確率は?見つけられる?
  5. サワラにはほとんど100%の確率でアニサキスが寄生している
  6. サワラにいるアニサキスの見つけ方
  7. サワラの刺身のアニサキスなどの寄生虫への対策は?炙りは有効?
  8. ①炙りではアニサキスは死滅しないので中まで焼く・加熱する
  9. ②釣った場合はすぐに内臓を取り出して締める
  10. ③食べる前は目視でよく確認する
  11. ④よく噛んで食べる
  12. ⑤一度冷凍する
  13. サワラの刺身はアニサキスなどの寄生虫に注意しよう

①炙りではアニサキスは死滅しないので中まで焼く・加熱する

皮目を炙っての生食は危険です。アニサキスは70℃以上、または60℃であれば1分間の加熱で死滅すると言われています。皮目を炙っただけではアニサキスは死滅せず、身の中にも寄生しているため、中までしっかり加熱しましょう。

(*加熱後のアニサキスについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

アニサキスを加熱後に食べても大丈夫?何色ならOK?食中毒防止の知識を伝授!

②釣った場合はすぐに内臓を取り出して締める

サワラ(サゴシ)を釣った場合は、なるべく早く内臓を取り出します。アニサキスや寄生虫は魚が生きてるうちは栄養素の高い内臓に寄生していることが多いですが、魚の死後は内臓から筋肉組織に移動するので、素早く内臓を処理する事によってアニサキスを取り除くことができます。その後すぐに氷で締めるなどをして、鮮度が落ちるのを防ぎましょう。

③食べる前は目視でよく確認する

生食で食べる場合は、目視でよく確認するようにします。アニサキスは小さくても2〜3cmの大きさはあるので注意していれば見つける事ができます。赤身の場合は比較的見つけやすいですが、白身の場合は見つけにくいことがあるので、注意深く見るようにしましょう。

④よく噛んで食べる

アニサキスは傷がつくとすぐに死ぬので、よく噛んで食べる事によってアニサキスを死滅させることができます。生食で食べるときは切り方を工夫して、薄く切るや斜めに切るなどして、アニサキスを切って死滅させるのも有効です。

⑤一度冷凍する

アニサキスは-20℃で24時間以上冷凍すると死滅しますが、家庭用冷凍庫は-18℃の場合が多いです。そのため、家庭用冷凍庫の場合は48時間以上冷凍すると死滅するとされています。

(*アニサキスは冷凍した場合に死ぬのかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

アニサキスは冷凍で死なない場合も?家庭用冷凍庫で確実に死滅させる方法を紹介!

サワラの刺身はアニサキスなどの寄生虫に注意しよう

新鮮なサワラでもアニサキスがいることは多く、刺身で食べるときは目視でよく確認する必要があります。また、不安を最大限取り除くためには生食を避け、加熱処理や冷凍などをしてサワラを食べるようにしましょう。

関連する記事