アニサキスを加熱後に食べても大丈夫?何色ならOK?食中毒防止の知識を伝授!
アニサキスは加熱後に食べても大丈夫か知っていますか?今回は、アニサキスを加熱後に食べるのは平気かを、死滅している加熱後に色とともに紹介します。アニサキスの見つけ方・殺し方や食べてしまった場合の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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アニサキスは加熱後に食べても大丈夫?
アニサキスは食べると食中毒症状を起こす寄生虫ですが、加熱後であれば食べても大丈夫なのでしょうか?ここではアニサキスは加熱後に食べても大丈夫かどうかを詳しく解説します。
焼き魚など熱処理後のアニサキスは死んでいるので食べても問題ない
アニサキスは焼き魚などに付着している状態で見つかることもありますが、調理によって熱処理されているようであれば、死んでいるのでそのまま食べても大丈夫です。アニサキスは生きた状態で食べてしまうと食中毒症状を起こし、特に刺身やカルパッチョのような生で食べる料理は食中毒の原因になるので注意が必要と言えるでしょう。
(*焼き魚や死骸のアニサキスについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ただしアニサキスアレルギーの人は死骸を食べるのもNG
アニサキスは加熱後であれば食中毒の心配はないので食べても大丈夫ですが、一方でアニサキスアレルギーがある場合はたとえ死骸であってもアニサキスを食べてはいけません。アニサキスは加熱してもアレルギーの原因になる物質はそのまま残るので、食べると呼吸困難や蕁麻疹などのアレルギー症状を起こす可能性があります。(※2、3)
アニサキスの加熱後は何色になるの?正しい殺し方は?
アニサキスは加熱後であれば食べても大丈夫ですが、十分に加熱されているかどうかを判断することは非常に大切です。アニサキスは、加熱後は一体何色になるのでしょうか。ここではアニサキスの加熱による色の変化や、正しい殺し方について紹介します。
加熱後に死んだアニサキスの見た目・色
アニサキスを始めとする寄生虫は、元々は白みがかった半透明の色をしていますが、加熱すると濁った白色に変化します。ただし、アニサキスが魚の体内で体液や血液を吸っている場合は赤みがかった半透明の色合いで、加熱すると赤みがかった白色に変化します。
殺し方①加熱処理
アニサキスを確実に殺すには、60度以上で1分間以上加熱することが大切です。70℃以上であれば1分以内に死滅するので、焼き魚や煮魚などであれば調理中に死滅するでしょう。なお、アニサキス以外の寄生虫も同様に死滅するので、加熱処理は寄生虫対策としておすすめです。
ただし、低温調理する場合や半生状態で食べる場合は内部まで温度が上がっておらず、アニサキスが死滅しないケースもあります。ほか、電子レンジでの調理も加熱ムラができやすいことから、食べる際には注意が必要です。
殺し方②冷凍処理
アニサキスはマイナス20度で24時間以上冷凍処理することによっても死滅します。ただし、家庭用の冷凍庫はマイナス18度程度までしか下がらないことが多く、24時間の冷凍処理では不十分なケースもあります。
すでに冷凍処理されていた魚であれば問題ありませんが、釣りたての魚のアニサキス対策として冷凍処理をする際は、念のため48時間から72時間は冷凍しましょう。