ホヤの旬の時期・季節はいつ?種類は?選び方・栄養価や食べ方のおすすめも紹介!
ホヤの旬の時期を知っていますか?今回は、ホヤの旬の時期・季節や、主産地・生産量のほか、種類なども紹介します。ホヤの栄養価や選び方のポイントにくわえ、旬の時期ならではのおすすめレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ホヤの旬の時期はいつ?
ホヤは海のパイナップルとも呼ばれ、デコボコとした不思議な見た目を持つ海の生物です。ホヤの旬の時期はいつなのでしょうか。ここでは、ホヤの旬の時期や主産地・生産量について紹介します。
ホヤの旬の時期・季節は夏(5月〜8月)
ホヤの旬は、5月~8月あたりとなっています。ホヤは水温が高くなると殻が硬く小さくなりますが、肉厚になってグリコーゲンが多くなります。旬の時期のホヤはその他の時期の物に比べ独特の甘味やうま味が増してより美味しくなると言われています。
ホヤの主産地・生産量
ホヤの主産地と、生産量のトップ4を紹介します。
1位.宮城県/12,326トン
2位.北海道/5,287トン
3位.岩手県/1,486トン
4位.青森県/540トン
生産量トップの宮城県はホヤ養殖の発祥の地でもあり、生産量とともに消費量も全国トップを誇ります。仙台市内にはこの海の珍味を堪能できるホヤ専門店もあり、世界有数の漁場である三陸の海で育まれたホヤは三陸の夏の味として人々に親しまれています。ただ、様々な条件によって北海道が1位となる年もある様です。
ホヤとはそもそもなに?貝?
海底の岩に固着して生活しているホヤは、その見た目からホヤ貝と呼ばれることもありますが、貝の仲間なのでしょうか。また種類に違いはあるのでしょうか。ここでは、ホヤの生物学的分類と種類、また名前の由来についても紹介します。
ホヤは貝ではない
ホヤは貝ではなく、生物学的には尾索動物と呼ばれる海の動物であり、人間と同じ脊索動物に分類されます。尾索動物は幼生期には活発に海を回遊しますが、成体になると海底や岩場に固着し、海水中のプランクトンなどを濾しとって食べることで生活するのが特徴です。
ホヤは真ホヤと赤ホヤの2種類
食用として流通しているホヤには真ホヤと赤ホヤの2種類があり、真ホヤは主に三陸での養殖が中心です。殻に突起があるのが特徴で、身はオレンジ色をしています。真ホヤは、独特のクセと風味に人気があります。
一方、赤ホヤは主に北海道で水揚げされており、天然物が中心です。殻には突起がなく、身は赤っぽい色をしているのが特徴です。また、赤ホヤは真ホヤに比べてクセが少なく食べやすいことが特徴です。
ホヤの名前の由来
ホヤの名前は、宿木(やどりぎ)の古名、寄生(ほや)が由来だと言われています。岩に固着して動かず、その姿が宿木が根を張って寄生する様子に似ていることからその名前になったと考えられます。他にも、ランプシェードに当たる火屋(ほや)の形に似ていることからとする説もあります。
(*ホヤの特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)