ホヤの味はまずい?例えて表現すると?美味しい食べ方や栄養価・旬なども紹介!
ホヤの味を知っていますか?ホヤは産地以外ではめったにお目にかかることがなく、食べる機会が少ない食材です。今回は、ホヤの味の表現や例え方や、さばき方・食べ方のおすすめを紹介します。栄養や効果・効能、旬の時期も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ホヤの味の特徴とは?まずいって本当?
ホヤは、人の味覚の基本味となる甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の五味がすべて揃っている珍しい食材です。新鮮なホヤは臭みもなく独特の磯の香りが楽しめてお酒のおつまみにぴったりです。ホヤには海を感じさせてくれる魅力が詰まっています。
ホヤの味を例えて表現すると?
ホヤは味覚の基本味の五味をすべて揃えているので、独特の塩味や甘味や苦みを楽しめます。食べたことのある人は下記のような表現をすることが多いです。
・口の中に海が広がっている味
・お酒にとても合う味
・海のうまみを詰め込んだ味
海を感じられる味ということのようです。また、ホヤを食べた後に水を飲むと、口の中に甘みが広がります。それはホヤに含まれるグリシンやアラニンという甘み成分が作用するためです。
ホヤの味はまずいと言われることも…
ホヤは「洗剤の味がする」など、まずいと言われてしまうこともしばしばありますが、それは産地で食べていないか、水揚げから時間が経ったホヤを食べた可能性が高いです。ホヤは時間が経つと自己消化酵素の働きで磯臭さが強くなり、独特の程よい磯の香りが臭さに変わってしまうのです。
なので水揚げから時間が経ったホヤを食べると生臭く感じてしまいます。特に生臭いのが苦手な方は、生のものより火を通したものを食べてみると、ほどよく磯臭さが抜けて食べやすくなります。
Twitterの口コミ
ホヤはホヤ味…。意地悪になってしまう表現でごめんなさい、強いていえば、とれて半日以内ならホヤは海の香りに溢れた独特のあまい食材です。ただし鮮度が落ちたものは恐ろしくまずいですよ。
Twitterの口コミ
ホヤは、他に例えようのない、ホヤの味なので、一度食べてみないとなんともという感じでしょうか、、、!!!悔しいけど私はダメでした、、、
Twitterの口コミ
@rolly_ohta 昔三茶の呑み屋でクソまずいホヤ出されて以来ホヤは食えない…。あれはマジでママレモンの味だった。
ホヤとはどんな貝?
ホヤは殻におおわれているので、貝と間違われることが多いですが、実は貝ではありません。もちろん魚でもありません。ホヤは脊索(せきさく)動物に分類されて、私たち人間の脊椎動物に近い生き物です。
ホヤの旬の時期は5月中旬〜8月中旬
ホヤは赤またはオレンジ色をしていますが、パンパンに膨らんだ水風船のまわりに、ごつごつした突起がついていて、その見た目から別名「海のパイナップル」とも言われています。日本にいるホヤの仲間は百数種類いるといわれていますが、そのうち食用となっているのは、「真ホヤ」と「赤ホヤ」の2種類のみです。主に東北以北で収穫できます。
ホヤの養殖も行われている宮城県は「マボヤ」のメイン産地です。そしてもう1種類の「赤ホヤ」は北海道が産地です。宮城県産のホヤは全国トップの生産量で次に北海道となっていて、この二つの産地でほとんどのホヤが供給されています。
漁場によって前後はあると思いますが、ホヤの漁期は3月~8月で、5月中旬から8月中旬に旬を迎えます。産地では夏の味覚として楽しまれています。
(*ホヤの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ホヤの栄養価・効能
ホヤは実は下記の栄養素を含んでいて、栄養価が高い食材です。
・リン
・鉄
・亜鉛
・グリコーゲン
・プラズマローゲン
ホヤに含まれるリンや鉄、亜鉛などのミネラルは生命維持に欠かせない栄養素です。リンは歯や骨を作るための栄養素で骨を丈夫にします。鉄は血液中の赤血球の成分であるヘモグロビンの要素で、貧血予防に欠かせません。亜鉛は細胞の再生に必要な栄養素で、味覚を正常に働かせたり、体の健康を守ります。
またホヤには、疲労回復や集中力を高めるグリコーゲンも含まれています。プラズマローゲンはアルツハイマー型認知症予防になることが期待されている、最近注目されている栄養素です。ホヤは現代人に不足しがちな栄養素が詰まった食材なのです。
(*ホヤの栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)