かすべとはどんな魚?旬の時期や栄養価は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
かすべとはどんな魚か知っていますか?あまり馴染のない魚だと思います。今回は、かすべの〈名前の由来・味わい・旬の時期〉など種類とともに紹介します。かすべの栄養価や捌き方・下処理法のほか食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
かすべとはどんな魚?主産地は?
出典: @9hUHvccrlV2WM5d
普段よく料理をする方であっても、かすべという魚を知らない人は多くいると思います。ここではかすべの特徴や産地について紹介するので、かすべがどんな魚なのか雑学の一端に加えてください。
かすべの特徴・名前の由来
かすべとは、見た目がエイに似た魚でガンギエイ科の魚のことを言います。北海道の方言でエイのことを指す言葉ですが、独特なアンモニアの臭いと美味しそうではない見た目から、魚のカスと扱われていたことが名前の由来です。
かすべの味わい・食感
かすべの身は、肉厚でカレイ似た淡白な風味が特徴です。すべての骨が柔らかい軟骨のため、鶏肉の軟骨のような歯ごたえのあるコリコリした食感も楽しむことができます。かすべはフライや刺身、焼き魚など調理の仕方や部位によって食感や味に様々な違いがでる魚です。
Twitterの口コミ
コノコネコノコ、本日の新メニューは「カスベ(エイヒレ)のスパイス揚げ」550円。北海道産のカスベを、数種類のスパイスに漬け込んで、カラッと揚げました。カスベ特有の軟骨のコリコリ感が楽しいです。
Twitterの口コミ
地元で、いいカスベ(ガンギエイ科のエイの総称)が手に入ったので、煮付けにしてみました。コロコロしたところがほっぺと言って頬肉になります。
下の筋のような物が入った部位はヒレで、筋は軟骨になります。軟骨もそのまま食べられます。北海道では、家庭料理として、良く食べられています。
かすべの主産地・漁獲量
かすべが北海道の方言ということからわかるように、主な産地は北海道です。かすべはまとまった漁獲量がないため、一般的にほとんど流通していません。かすべのヒレは居酒屋の定番メニューのエイヒレとして流通していますが、身の部分を食べる習慣は北海道や東北地方にしかありません。
かすべの旬の時期は?種類で違う?
出典: @negiafro
かすべは年間を通して食べることができますが、特に美味しくなる旬の時期があります。今回は、かすべの旬や種類によってことなる風味を説明するので参考にしてください。
①メガネカスベ:冬(12〜1月)
メガネカスベの旬は、冬の寒い時期です。この時期のメガネカスベは、春の産卵に向けて栄養をたくさん取るため身が肥えて旨みが深まります。身が柔らかくホロホロとしているため、煮付けにして食べるのがおすすめです。 軟骨部分は煮ることで柔らかくなり、鰭の部分に棘がないため皮がついたまま食べることができます。
②ツマリカスベ:春(3〜4月)
ツマリカスベの旬は春と言われています。表面に鱗や棘がなく骨が柔らかいのが特徴で、身に張りがあり体表の半斑点模様がはっきりしているものが新鮮な証です。食用としてあまり流通していませんが、味はいいと評判で煮付けや日干して食べると美味しいとされています。
③リボンカスベ:夏(8〜9月)
リボンカスベの旬は夏ごろ言われ、基本的には鰭を食べられています。値段が安くて下処理も簡単なため関東でも頻繁に利用されてきました。クセがなく、ゼラチン質で柔らかいため煮付けや煮凝りとして広く親しまれています。