ナスが腐るとどうなる?ぶよぶよに?鮮度の見分け方や日持ちする保存方法を紹介!
【管理栄養士監修】ナスが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、ナスが腐った場合の〈ヘタ〉〈皮〉などの見た目・食感や臭いの変化について紹介します。黒・茶色などナスの実や種が変色する原因や、日持ちさせる保存方法についても分かりやすく説明していきます。
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ナスはすぐ腐るって本当?
焼きナス、麻婆茄子、炒め物や煮物などいろいろ使えてとっても美味しいナスですが、あまり日持ちしないと聞きます。本当にナスはすぐ腐るのでしょうか?
ナスは日持ちしない野菜
水分が多い野菜は他の野菜に比べて傷みやすいと言われています。その理由は2つあり、1つ目は野菜に含まれている水分が日が経つごとに乾燥してなくなってしまうことで本来のみずみずしさがなくなり触感もシワシワになって美味しくなくなってしまうことです。そして、2つ目は水分が多いと腐る原因となる微生物が発生しやすくなることです。
ナスは90%以上が水分で出来ているため野菜の中でも腐りやすく日持ちしないと言われています。
竹本友里恵
管理栄養士
ナスの上部にあるヘタを手で触ってみて、痛みを感じる程するどい物は新鮮な証拠です。また、ヘタの周辺部分が白いナスは、新しく成長している証拠であり、全身紫色の物より新しいです。できるだけヘタのみを切って、料理に使いましょう。
ナスの腐敗度の見分け方
水分が多いためすぐ腐ると言われているナスですが、どのような状態になっていると食べることができないか知っていますか?部分別にナスの腐敗度を見分けるポイントを説明していきます。
ヘタの変化
ナスのヘタはナスの美味しさや鮮度を見極めるポイントとなる部分です。トゲの触感は触れると痛いくらいしっかりおり、ガクの下が白い色をしているものが新鮮なナスの特徴ですが、腐ると以下のようになります。
・ガクのトゲも萎れてきて弱々しい
・ヘタにカビが生えている
ヘタ自体が腐るというよりは、ヘタにカビが生えてくることが多いです。カビが生えた部分を切り落とせば、食べることができますが、他の部位も腐っている可能性が高いので注意しましょう。
(*ナスのヘタのカビについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
皮の変化
ナスは皮がキレイな濃い黒紫色をしており、光沢とハリがあるものが新鮮です。たまにカサブタのような茶色っぽい傷があるナスも売られていますが、これは成長段階で葉と皮がこすれることで出来る傷なので問題ありません。
・皮が茶色に変色している
・光沢とハリがなくなって触るとぶよぶよとした触感
・水分が出てきたりぬめりがある
ただし、上記のような特徴のあるナスは腐っているので食べない方が安全でしょう。
中身の変化
ナスにカビが生えたり皮の色が変色したり、触感にハリがない場合は腐っていることが分かりますが、見た目は安全でもカットした場合以下の特徴があると腐敗を疑うべきでしょう。
・種の部分が黒い
・実が黒くグチュグチュしている
新鮮なナスの内側は全体が白く、種が目立つようなこともありません。種は鮮度が落ちるにつれて、
白色→茶色→黒色
と変色していくので、種が黒色の場合は腐っていなくとも、できる限り早めに食べるようにしましょう。