ナスが腐るとどうなる?ぶよぶよに?鮮度の見分け方や日持ちする保存方法を紹介!
【管理栄養士監修】ナスが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、ナスが腐った場合の〈ヘタ〉〈皮〉などの見た目・食感や臭いの変化について紹介します。黒・茶色などナスの実や種が変色する原因や、日持ちさせる保存方法についても分かりやすく説明していきます。
目次
(*変色したナスを色止めする方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ナスを日持ちさせる保存方法は?
ナスは腐りやすい野菜ですが、鮮度を保つための工夫や日持ちさせるための方法がありますので、紹介します。
冷蔵で保存する方法・期間
ナスはインドが原産地のため寒さや乾燥にとても弱いです。最適な保存温度は8〜12度ですが、冷蔵庫は5度以下とナスにとっては温度が低過ぎるため、冷蔵庫に入れる場合は野菜室にナスを1本ずつラップで包んでジップロックに入った状態で入れましょう。水気がついている部分は腐る可能性があるため拭き取りましょう。
期間は10日ほどが目安です。ラップに包まずに冷蔵庫の野菜室に入れると乾燥して皮がシワシワになってしまうのでしっかり密封しておくことがポイントです。カット後は密封していて傷みやすく、変色もするので冷蔵庫に入れていても長期保存は出来ません。カットしたら出来るだけ早く食べ切るようにしましょう。
(*ナスの保存方法・期間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
冷凍で保存する方法・期間
野菜室で保存していても、日にちが経つとカットしたときに種が黒くなったり、皮にハリがなくなったりとナスの触感や鮮度は日に日に落ちていきます。そのため、長期間ナスを保存したいときは鮮度が良いときにカットして冷凍するのがオススメです。
生ナスの冷凍での保存期間は1か月ほどが目安で、保存する際は、使いたい大きさにカットした後に5分程度水にさらしてアク抜きをし、水気を拭き取って後ジップロックなどに入れてください。調理の際は、解凍せずに使うことができて時短が可能です。
竹本友里恵
管理栄養士
未調理のなすを冷蔵庫で保存する場合は、縦に立てて置いて置くようにしましょう。なすは下へ成長する野菜なので、収穫前と同じ向きに保存することで、なすのエネルギー消費が抑えられて長持ちしやすくなります。
(*ナスの冷凍での保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ひと手間加えて保存する方法・期間
ナスを5㎜程度の厚さの輪切りにしてザルや野菜干し用ネットなどに並べて日当たりの良い場所でカラカラになるまで1~2日置くと、干しナスが出来ます。ジップロックに入れておけば冷暗所で2か月ほど保存することが出来ます。使うときには水で戻してから煮物や炒め物にしたり、そのまま味噌汁の具として使えて便利です。
また、ぬか漬けや浅漬けなどにすることでお弁当に使ったり、毎日食卓に出すことが出来るので腐る前に美味しく食べ切りたい人は毎日食べることが出来るような工夫をするのもおすすめです。
ナスは鮮度を見分けて食べよう
ナスは変色しやすい上に日持ちしにくい野菜なので、鮮度の良さを見分けるのが難しいと感じる人も多いと思いますが、ナスの種の色や皮の触感などをきちんと知っておけば安心して食べることができ、鮮度のよいナスを選ぶことができます。もちろん腐ると食べることができないので、正しく保存して長期間鮮度の良い状態を保てる工夫をしておくことも大切です。