アニサキスには熱いお茶・お湯が効く?病院に行かないでも大丈夫?
アニサキスは熱いお茶・お湯で死滅することが出来るという噂を知っていますか?今回は、アニサキスを熱いお茶・お湯で死滅することが出来るのかを、〈正露丸・ロキソニン・アルコール飲料〉などの市販で買える商品のアニサキスへの効果とともに紹介します。アニサキスの治療方法や放置するとどうなるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
アニサキスアレルギーの場合は薬をもらおう
アニサキスアレルギーが疑われるときには抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、重症の場合はステロイド剤が処方されるので、医師の指示に従って使用するようにしましょう。
アニサキスが体に入り込むことで、蕁麻疹などの全身症状が現れるのがアニサキスアレルギーです。アニサキスアレルギーを持つ人は、死滅したアニサキスが体内に入ってもアレルギー症状を引き起こします。重症の場合はアナフィラキシー・ショックを起こして血圧が低下し、呼吸困難や意識消失の恐れもあるので、注意が必要です。
(*アニサキスのアレルギーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
アニサキスを放置するとどうなる?病院に行かないでも自然に治癒・排出される?
アニサキスには、熱いお茶よりも病院で治療を受けることが有効です。しかし病院へ行けない場合、アニサキスは時間が経つと自然に死滅したり、排出されたりするのでしょうか。ここからはアニサキスを放置した場合、アニサキス食中毒は自然に治癒されるのか解説します。
アニサキスは4~5日で死滅する
アニサキスは人間の体に入って、4〜5日で死滅すると言われています。アニサキスが消化器の内壁に刺入することで痛みが生じるので、アニサキスが死滅すれば痛みもなくなります。
しかし1週間もの間、アニサキスによる痛みが続いていたケースもあり、アニサキスが死滅するまで痛みに耐え続けるのは難しいでしょう。アニサキスによる腹痛が疑われたら、早急に病院を受診することをおすすめします。
ごくまれに穿孔などの重症化を起こす可能性もある
病院を受診せずにアニサキスを放置すると、まれに穿孔などの重症化を引き起こすことがあります。アニサキスの刺入により、消化器の内壁が貫通して穴が開いた状態になる穿孔が認められると、入院して手術を受けなければなりません。腸閉塞を併発するほか腹膜炎や肉芽腫につながる恐れもあるので、アニサキスは病院で早めに取り除いてもらいましょう。
アニサキスは熱いお茶・お湯では死滅できないので痛みを感じたら病院に行こう
魚の寄生虫であるアニサキスは、人間の体内に入ると胃や腸を刺入して腹痛を引き起こします。熱いお茶やお湯を飲んでも死滅しないので、アニサキスが疑われるお腹の痛みを感じたら、病院を受診して治療するようにしてください。