金平糖の作り方は?機械なしで簡単に手作りできる?なぜあの形かも紹介!
金平糖の作り方を知っていますか?機械がなくても、家庭で簡単に作れるのでしょうか?今回は、金平糖の作り方を〈職人+機械・家庭で簡単〉別に紹介します。さらには、金平糖がなぜあの形なのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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金平糖の作り方を知りたい…手間がかかるって本当?
小さなとげを持ち小粒でカラフルな金平糖は、見た目が可愛らしく贈答用としても相応しいお菓子ですが、金平糖の作り方を知っている人は少ないかもしれません。金平糖はどのようにして作られているのか、見た目以上に手間がかかっている金平糖の作り方を紹介します。
金平糖は作るのに約2週間かかる
表面の凹凸が特徴的の小さな金平糖ですが、金平糖が作られるのにはおよそ2週間かかります。直径2メートルほどの釜の中で、砂糖の蜜をかけ釜の角度を変えながら少しずつ大きな粒にし、2週間かけて金平糖の形が作られます。
金平糖がなぜあの形になるのかは、金平糖になる核が釜を転がる中で、鉄板に触れる部分が固くなりそこに段々と蜜が付き凹凸ができるようです。金平糖の歴史は古く、1546年にポルトガルからもたらされ、キリスト教宣教師により金平糖が織田信長に献上されたとも言われています。
昔は織田信長などの位の高い人や一部の人が味わえるお菓子だったのが、徐々に庶民にも広がり現在に至ります。金平糖を作るには高い職人技が必要とされ、今では昔からの製法で作っている一部の老舗店のみの製造・販売で、その貴重さや美しさからもお祝い事に使われることも多いです。
金平糖の作り方【機械+職人技】
機械で作る安価な金平糖は、職人が作ったものとは見た目が似ているだけで、味わいが全く異なります。ここでは、熟練の職人が作る金平糖の作り方を紹介します。
材料
・グラニュー糖
・澱粉
・イラ粉
・香料
・着色料
作り方・手順
老舗の金平糖製造・販売店における金平糖の作り方を紹介します。
①イラ粉を高温の釜に入れる
②蜜をかけながらコテでほぐす
③②の工程を2週間ほど続ける
イラ粉とは米粉を砕いたもので、金平糖の核になる材料です。グラニュー糖や澱粉などを混ぜて作る蜜を、イラ粉にかける工程を続けることで徐々に大きくなり、2週間かけて金平糖の形が作られます。蜜をかけたりコテでほぐしたりする作業のタイミングや釜の温度は、傾いた回転釜の中を動く、粒の微妙な音の変化を見極めて判断しています。
細かな音の違いを判断できるにはかなりの年月が必要で、技術を習得するには二十年かかるとも言われているようです。作り方の紹介をした金平糖の製造で有名な老舗では、金平糖の砂糖以外の味付けは不可能と言われる中、果物などの味付き金平糖を作ることに成功し多数の種類を販売しています。
金平糖の作り方|【家庭で簡単に手作り】
ここでは、金平糖を自宅のフライパンで簡単に作れるレシピを紹介します。織田信長も味わったと言われる金平糖作りに挑戦してみてください。
材料
・ザラメ:ひと握り
・糖蜜:およそ800ml
作り方・手順
自宅のフライパンで作る金平糖の作り方を紹介します。
①弱火でフライパンを温める
②ザラメと温めた糖蜜を少量かける
③菜箸でかき混ぜる
④ほどよい大きさになるまで100回ほど繰り返す
根気のいる作業ですが、材料と作り方はとてもシンプルで、角のある金平糖が自宅で作れます。糖蜜はグラニュー糖を水で溶かしたものを使ってもよいでしょう。ザラメと糖蜜をフライパンに入れてかき混ぜる際は、ザラメ同士がくっつかないように混ぜ、くっついたら離すようにしてください。
混ぜるうちにザラメに糖蜜が付き白く乾燥したら、さらに糖蜜をかけて混ぜ、この工程を繰り返します。味付きの金平糖を作る場合は、ジュースや抹茶などを糖蜜に少量混ぜて作るのもおすすめです。