飲茶とは?点心と違いは?料理の種類や中国・日本での特徴も比較し紹介!

飲茶・点心とは何か知っていますか?違いはあるのでしょうか?今回は、中華料理の「点心」と「飲茶」の意味や料理の種類・メニューを、両者の違いと紹介します。日本や茶道における飲茶・点心の特徴ついても紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 中華料理の「点心」とは?特徴は?
  2. 点心とは主菜やスープ以外の料理全般を指し「軽食」を意味する
  3. 点心は食べる時間で区別される
  4. ちなみに茶道の点心も「軽食」を指す
  5. 点心の種類・メニューは?どんな料理・菓子がある?
  6. ①甜点心(テンテンシン)
  7. ②鹹点心(シェンテンシン)
  8. ③小吃(シャオチー)
  9. ④果子(グオズ)
  10. 中華料理の「飲茶」とは?点心と違いは?
  11. 飲茶とは「点心を食べながら中国茶を飲む習慣」で「料理そのもの」ではない
  12. 飲茶で使われるお茶の種類
  13. 日本の「飲茶」の特徴とは?中国と異なる?
  14. 日本では飲茶は「点心を腹一杯食べること」を指すことが多い
  15. 点心で飲茶してみては?

中華料理の「点心」とは?特徴は?

点心といえば中華料理に欠かせないものの1つであり、小籠包やシュウマイをイメージする人が多いかもしれません。しかし日本人がもつ点心のイメージと、本場の中国では認識が異なるようです。ここでは中華料理である、点心の特徴について説明します。

点心とは主菜やスープ以外の料理全般を指し「軽食」を意味する

中国において点心は主菜やスープ以外の料理全般を指し、軽食を意味します。日本では肉まんや餃子など食事に近いものをイメージする人が多いですが、本場の中国ではお菓子も点心に含まれるのです。また大皿料理として提供される、炒め物やあんかけメニューも点心に含まれることもあります。味のバリエーションも豊富なので、好みの点心を探してみましょう。

点心は食べる時間で区別される

点心は以下のように、食べる時間帯で区別されています。

・早点/朝食として食べる点心
・午点/15時以降におやつとして食べる点心
・晩点/夕食として食べる点心


点心が軽食やおやつであることは変わらないものの、中国では食べる時間帯によって呼び方が変わるので覚えておくと便利です。次章で点心の種類について説明しますが、どれを選んでも時間帯によって呼ばれる名称は変わりません。本場である中国で点心を楽しむ時は、時間帯を意識するのもよいでしょう。

ちなみに茶道の点心も「軽食」を指す

点心は中国だけでなく日本の茶道でも、軽食を指す言葉として使われています。空腹のまま濃茶をいただいても美味しく感じられないので、刺激を和らげる意味で軽食で胃を整える習慣があるのです。中国から点心が伝わった際に、茶道での軽食を表す言葉としても妥当だったことから使われるようになりました。

茶道の点心では本場である中国とは食べるものは異なるのですが、抹茶の美味しさを堪能するために欠かせない習慣となっています。

点心の種類・メニューは?どんな料理・菓子がある?

点心は時間帯によって呼び方が変わるだけでなく、味や食べるものによっても区別されています。種類によって出てくる料理が異なるので、注意が必要です。ここでは点心の種類とどのようなメニューがあるのかについて、具体的に説明します。

①甜点心(テンテンシン)

出典: @ramentaberuhito

甘味のある点心を甜点心(テンテンシン)と呼び、具体例は以下の通りです。

・饅頭
・パイ
・汁粉
・ごま団子
・杏仁豆腐
・月餅


甘いお菓子を中心としており、饅頭やごま団子のような蒸し物から杏仁豆腐並びにマンゴープリンのような冷菓も含まれます。中華料理のデザートとして出てくるメニューが、甜点心(テンテンシン)に分類されると覚えておきましょう。

②鹹点心(シェンテンシン)

出典: @Sooooo_Raaaaa

塩味の点心を鹹点心(シェンテンシン)と呼び、以下のような料理が含まれます。

・餃子
・シューマイ
・小籠包
・春巻き
・肉まん


鹹点心(シェンテンシン)に分類される料理の多くは餡を小麦粉で作った皮で包まれており、茹でたり蒸したり揚げたりと調理方法は様々です。小籠包のように中から熱いスープが出てくる料理も多いので、食べ方には注意が必要となります。

③小吃(シャオチー)

出典: @feitengxcc

小皿で提供される点心を小吃(シャオチー)と呼び、具体例は以下の通りです。

・エビチリ
・酢豚
・チャーハン
・おかゆ
・麺類


上記の料理はいつもは大皿料理で提供されるものですが、正式な食事時間以外に小皿で盛り付けられた場合は点心となります。日本人にとって小吃(シャオチー)は、鹹点心(シェンテンシン)とともになじみが深いといえるかもしれません。

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