飲茶とは?点心と違いは?料理の種類や中国・日本での特徴も比較し紹介!
飲茶・点心とは何か知っていますか?違いはあるのでしょうか?今回は、中華料理の「点心」と「飲茶」の意味や料理の種類・メニューを、両者の違いと紹介します。日本や茶道における飲茶・点心の特徴ついても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
④果子(グオズ)
出典: @Tranquil_Bonnoh
果子(グオズ)に分類される点心として、以下のものがあげられます。
・果物
・果物のシロップ漬け
・ナッツ
果子(グオズ)には果物やナッツなどそのまま食べられるものも、シロップ漬けあるいは飴を絡めたものも含まれます。すいかやひまわりの種などを果子(グオズ)として提供する店もあるので、頼む際には料理内容を確認しましょう。
中華料理の「飲茶」とは?点心と違いは?
飲茶の読み方はヤムチャですが、日本人の中には点心の違いがわからない人が少なくありません。餃子やシューマイを食べることが飲茶だと、思い込んでいる人もいそうです。ここでは中華料理における、飲茶と点心の違いを説明します。
飲茶とは「点心を食べながら中国茶を飲む習慣」で「料理そのもの」ではない
飲茶とは点心を食べながら中国茶を飲む習慣を指し、料理そのものではありません。あくまでも中国茶がメインで、つまみとして料理を楽しみます。そのため飲茶は食べに行くのではなく、しに行くと表現するのが適切です。中国で飲茶を楽しむ際には、先にお茶をオーダーする必要があるので覚えておきましょう。
飲茶で使われるお茶の種類
飲茶で使われる定番のお茶の種類は、以下の通りです。
・ウーロン茶
・プーアール茶
・ジャスミン茶
日本人になじみ深い烏龍茶はほんのりと甘味が感じられ、飲みやすく点心との相性もよいです。中国人が日常的に飲むプーアール茶は油をスッキリと流してくれるので、味の濃い点心に合わせるとよいでしょう。独特の香りが楽しめるジャスミン茶は女性に人気が高く、点心の中でも甜点心(テンテンシン)の際におすすめです。
日本の「飲茶」の特徴とは?中国と異なる?
日本でも飲茶を楽しめる店は数多くあるものの、本場である中国とは趣が異なります。日本ならではの飲茶の特徴を知っておくと、店で戸惑うことは少なくなるかもしれません。ここでは、日本の飲茶の特徴を説明します。
日本では飲茶は「点心を腹一杯食べること」を指すことが多い
日本における飲茶は中国とは違い、点心を腹一杯食べることを指すことが多いようです。お茶を選ぶことより、飲茶の種類を何にするかを優先する人の方が多いと考えられます。中国では軽食を指す飲茶ですが、日本では満腹になるまで食べる人も珍しくありません。点心の種類に合うお茶を選んで、本場である中国のように楽しんでみるのもおすすめです。
点心で飲茶してみては?
点心は小皿料理だけでなく、お菓子や果物も含まれるなど幅が広いです。甘味や塩味、小皿料理など選ぶ点心によって食べ応えにも違いがあります。中国茶が好きな人は特に、点心で飲茶をしてみることをおすすめします。