アナゴの締め方・血抜き方法は?釣った時の持ち帰り方・保存法と紹介!

アナゴの締め方・血抜き方法を知っていますか?釣った時にしていないとどうなるのでしょうか?今回は、釣り場で簡単なアナゴの締め方・血抜きのやり方を、〈保存法・サイズ〉など持ち帰り方の注意点と紹介します。アナゴの捌き方も〈目打ちあり・なし〉別に紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. アナゴを釣った時の持ち帰り方は?活き締め・血抜きは必要?
  2. アナゴを活き締めする理由・メリット
  3. アナゴは血抜きも行う必要がある
  4. アナゴの簡単な締め方・血抜き方法は?時間はどれくらい?
  5. アナゴの締め方は背骨を断ち切れば簡単
  6. アナゴの血抜きのやり方
  7. 釣ったアナゴを持ち帰る際の注意点は?保存はどうする?
  8. ①締める前にアナゴの持ち帰りサイズを確認する
  9. ②アナゴをクーラーボックスで保存して持ち帰ろう
  10. アナゴの捌き方は?目打ちなしでもOK?
  11. アナゴの基本の捌き方
  12. アナゴを目打ちなしで捌く時は「ぬめり」を除去しよう
  13. アナゴの締め方・血抜きをマスターしよう!

アナゴを釣った時の持ち帰り方は?活き締め・血抜きは必要?

出典:https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/anago/clean01/

脂がのったふっくらとした身が魅力的なアナゴは煮ても、焼いても、揚げてもとても美味しいです。釣り場などで丸ごと一匹手に入れた時はどのように処理をしたらよいのでしょうか。ここではアナゴを活き締め、血抜きをする理由について解説します。

アナゴを活き締めする理由・メリット

アナゴを活き締めにする理由は以下の通りです。

・鮮度を保つため
・血抜きがしやすくなる

活き締めとは魚が活きている間に包丁を入れ一瞬にして殺してしまう締め方で、野締め氷締めより手間がかかりますが、そのあとの質が良いとされています。自然に死ぬのを待つとアナゴの体内に乳酸がたまったり、血が回ったりするため、臭みが出てしまったり身がぶよぶよになってしまいます。

活き締めは延髄まで包丁を入れるため、アナゴを仮死状態にすることできます。また太い血管を切断するため効率的に血抜きができるようになります。活き締めを行うと、自然死した魚より2~4倍の鮮度を保つ効果があるとの報告もあるため、釣り場で釣ったら積極的に活き締めしましょう。

アナゴは血抜きも行う必要がある

アナゴは活き締めしたあと、すぐ氷締めするのではなく血抜きを行う必要があります。アナゴは血抜きしていないと魚類特有の臭みが残ってしまいます。また、アナゴの血液には毒があるので、アナゴに触れる際は自分の手などに傷口がないか確認しましょう。60℃で5分間加熱すると毒は分解されますが、刺身として食べるにはしっかりと血抜きすることが重要です。

アナゴの簡単な締め方・血抜き方法は?時間はどれくらい?

出典:https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/anago/clean01/

釣り場で釣れたアナゴはヌルヌルし、とても暴れどのように処理すればいいのか困る人も多いでしょう。ここでは、釣り場で釣れたアナゴの簡単な締め方、血抜きの方法を紹介します。アナゴの毒についての注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

アナゴの締め方は背骨を断ち切れば簡単

出典:https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/anago/clean01/

アナゴを活き締めにするポイントは以下の通りです。

・エラ付近をしっかりとつかみ頭を固定する
・頭の後ろ付近に包丁やナイフを入れる
・暴れていたアナゴが動きを止めたことを確認する

釣り場で釣ったアナゴはヌルヌルし、またアナゴの歯は他の魚より歯が鋭く気性が荒いので噛むこともあり、素手でつかむのは大変危険です。フィッシュグリップを用意できると安全なので、事前に準備することをおすすめします。アナゴ釣りに限らず安全に清潔に魚を扱うにおいて、釣りには欠かせないマストアイテムといえるので、一つ買っておくのがよいでしょう。

アナゴに包丁を入れる際はしっかりと背骨、延髄まで刃を入れます。頭の後ろに刃を入れても余裕で生きていますが、その先にある延髄まで断ち切れば、電池が切れたように動きを止めます。暴れていたアナゴの動きが止まれば、活き締め完了です。

魚には脳締めという脳を直接破壊する締め方もありますが、アナゴのようにヌルヌルと動き回る魚にピンポイントで脳天にピックを刺して締めるのはとても難しいです。アナゴは脳締めよりも背骨を断ち切る方法が向いているでしょう。

アナゴの血抜きのやり方

アナゴの背骨を断ち切れたら真っ赤な血が出てくるので、海水を入れたバケツにしばらく漬けて血抜きをしましょう。アナゴの血抜きはどれくらいの時間の間、海水に漬けておくとよいという目安がありません。アナゴの血には毒があるのでしっかりと除去するため、何度かバケツの中の海水を入れ替え、海水が赤くならなくなるまで繰り返してください。

アナゴの血抜きをしているバケツには、他の魚を一緒にいれないでください。アナゴには血のほかに粘膜にも毒があります。アナゴの血と粘膜で他の魚が死んでしまいます。また、刺身にして食べられる新鮮な他の魚がアナゴの粘膜と血の毒に侵され、刺身で食べられなくなってしまうので要注意です。

釣ったアナゴを持ち帰る際の注意点は?保存はどうする?

粘膜や血に毒があるアナゴを持ち帰る際の注意点はあるのでしょうか。また、釣り場から家に持ち帰るまでにどのような保存方法があるのでしょうか。ここでは、アナゴを持ち帰る際の注意点と保存方法を紹介します。

①締める前にアナゴの持ち帰りサイズを確認する

釣れたアナゴを活き締めする前にアナゴのサイズを確認しましょう。アナゴは雄は40cm、雌は90cmほどになり、最大1mまで成長します。アナゴの好みは個人差がありますが、一番美味しい大きさは25~30cmといわれています。また、持ってきているクーラーボックスに入るサイズか確認することも大切です。

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