昆布の賞味期限切れはいつまで使える?白い粉はカビ?日持ちする保存法も紹介!

昆布の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、昆布の賞味期限を〈乾燥昆布・生昆布〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。昆布の日持ちする保存方法や、賞味期限切れ・腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 昆布の白い粉はカビ?
  2. 白い粉は甘味成分の「マンニット」 
  3. 昆布の賞味期限はどのくらい?
  4. ①乾燥昆布の賞味期限(1年〜3年)
  5. ②生昆布の賞味期限(約1〜2日)
  6. 昆布の賞味期限切れはいつまで使える?
  7. 賞味期限の定義
  8. 乾燥昆布はカビや風味の劣化がなければ使える
  9. 昆布の日持ちする保存方法は?
  10. ①乾燥昆布の保存方法
  11. ②生昆布の保存方法
  12. 昆布だしの賞味期限や保存方法は?
  13. ①冷蔵保存する場合
  14. ②冷凍保存する場合
  15. 昆布の賞味期限に注意しよう

昆布の白い粉はカビ?

昆布の表面につく白い粉の正体はカビなのでしょうか?食べても平気なものなのか白い粉について説明します。

白い粉は甘味成分の「マンニット」 

昆布の表面につく白い粉は「マンニット」という糖の甘味成分のひとつです。昆布にもともと含まれる成分で、昆布の中の水分が乾燥する時に一緒に甘味成分が出てくることで白い粉になります。また、長期間保管していると湿度によって水分を吸収してしまうので、それが再び乾燥を繰り返すことによってマンニットが表面に出てきます。

カビとマンニットは見た目ではどちらも白いので見分け方が難しいですが、白い部分の臭いを嗅いでカビ特有の臭いがなければマンニットですので安心して食べて下さい。

マンニットは甘味成分ですので、だしをとる時は洗い流したりせずそのまま使えます。溶け出したうまみ成分によって、だしが濁る場合がありますが問題ありません。マンニットを落とさずに昆布表面の汚れだけを取りたい場合は、固く絞った布巾で軽く拭くといいでしょう。

昆布の賞味期限はどのくらい?

昆布は長期間保存する場合が多いですが、賞味期限について知っていますか?乾燥昆布と生昆布の賞味期限をそれぞれ解説します。

①乾燥昆布の賞味期限(1年〜3年)

乾燥昆布は長期間保存できるので、賞味期限を1年と記載しているものが多いです。袋詰めから1年以内であれば、風味の劣化などもなく食べることができます。ですが、昆布は賞味期限の1年よりも寝かせると美味しくなるとも言われています。記載は1年となっていますが、適切な保存方法で保管していれば少なくとも3年は劣化せずおいしく食べられるそうです。

②生昆布の賞味期限(約1〜2日)

生昆布は乾燥させていないためあまり日持ちしません。数日しか日持ちがしないため、食べきってしまうのが良いですが、すぐに食べきれない分は冷凍保存がおすすめです。また、生昆布を乾燥させて自家製の乾燥昆布にしてしまうという方法もあります。

昆布の賞味期限切れはいつまで使える?

賞味期限が切れた昆布はいつまで使って大丈夫なのか、賞味期限の定義とともに説明します。

賞味期限の定義

食品にはそれぞれ「食品期限表示の設定のためのガイドライン」に基づいた賞味期限や消費期限が設定されています。賞味期限と消費期限は、未開封の状態で適切な保存状態で「品質が変わらずに美味しく食べられる期限(賞味期限)」と「安全に食べられる期限(消費期限)」です。(※1、2)

水分やpHなどを調べる理化学試験、菌の有無を調べる微生物試験、食味や食感を調べる官能評価という科学的な検査が行われます。その検査の結果、問題のない最大の日持ち期間に安全係数(おおよそ0.7~0.8)をかけた日数が実際に表示される賞味期限、消費期限です。(※3)

消費者が安全に食べることができるように最大の日持ち期間よりもゆとりを持って定められているため、期限より1〜2日程度すぎても問題なく食べられることが多いです。

乾燥昆布はカビや風味の劣化がなければ使える

賞味期限の定義から、表記されている賞味期限が1年の乾燥昆布は、正しく保存されていれば1〜2ヶ月過ぎても品質に問題なく使えることがわかりました。

また、昆布は寝かせることでおいしくなるとも言われています。羅臼昆布や利尻昆布などは、「囲い」という昆布を寝かせる作業を数年行うことで繊維が柔らかくなり、だしが出やすくなるそうです。

市販の昆布もカビが発生したり、風味が劣化しないよう適切な保存をしていれば1年を過ぎても長期間保存し使うことができます。

昆布の日持ちする保存方法は?

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