鰹節の賞味期限切れはいつまで食べられる？開封後は短い？保存で日持ちさせるコツも紹介！

料理のトッピングにしたり、出汁をとるなど家庭料理で大活躍する鰹節ですが、賞味期限はどのくらいなのでしょうか。節と削り節の場合に分けて、未開封と開封後の賞味期限を比較していきます。

鰹節の塊の未開封での賞味期限は1〜2年ですが、メーカーによって異なるため購入前に確認が必要です。真空パックされているものなら常温保存、そのまま袋詰めをされているものなら冷蔵保存をしましょう。また、基本的には水分が少なく腐らない食材とされているため、開封後の賞味期限も正しく保存すれば1〜2年程度です。

冷蔵庫で適切な保存をすれば数年日持ちはするようですが、酸化や劣化は進むので、できるだけ早く使い切る方が良いようです。ふわふわとした削り節とは違い、硬い鰹節は空気での酸化を防ぐために窒素を入れるのではなく、真空パックにして酸素を取り除くことが多いため、比較的に賞味期限は長めです。

未開封の削り節の袋の中には、鰹節が酸素に触れて酸化することを防ぐための窒素が95〜98％の割合で充満しています。そのため空気に触れていない未開封の場合は1年、開封して鰹節が空気に触れると賞味期限は1ヶ月ほどと短いです。

開封後も適切に保存をすれば1ヶ月以降も未開封時の賞味期限までは食べられますが、開封から1週間ほど経つと風味や味の変化はなくても、色味が変化してきます。それ以降も酸化で味が変化していくので、表記されている賞味期限までには食べきることがおすすめです。

鰹節は塊と削り節で賞味期限が大幅に違いましたが、賞味期限が切れてからはいつまで食べられるのでしょうか。賞味期限の定義と併せながら、賞味期限が切れた後の鰹節の様子を解説していきます。

賞味期限は、製造メーカーが「商品を美味しく食べられる期限」として商品に表示するものです。日本では本来の賞味期限に0.8以上1未満の安全係数をかけることを消費者庁が推奨しており、商品に記されている賞味期限は、製造メーカーが本来示したものよりも短くなることがほとんどです。そのため、多少賞味期限を過ぎてもほとんどの商品は美味しく食べられます。

消費期限は、食品製造メーカーが「未開封で保存した状態で安全に食べられる期限」として商品に表示するものです。賞味期限と異なり、消費期限が切れると味が落ちるだけでなく商品に傷みなどの変化が起こる可能性があります。製造メーカーは消費期限が切れた食べ物で起こった体調不良を保証することができないので、期限切れの商品は食べないようにしましょう。（※1）

鰹節は元々保存食として作られているので、賞味期限が切れても腐っていなければ食べることができます。小分けされた未開封の削り節の場合は、風通しの良い冷暗所に保存がしてあるものなら常温保存でも基本的には食べられることが多いです。また、鰹節の塊は表面に白いカビであれば、付着していてもその部分を削って使えることがあるようです。

未開封であればカビが生えることも少なく、賞味期限切れ10年以上経っているものでも食べられることがあります。ただし、どちらも食べる前は匂いや見た目、味など五感を使ってしっかりと確認することが大切です。（※2、3）

（※次の項目で実際に腐ったらどうなるのか紹介しているので、参考にしてみてください。）

賞味期限が切れても腐っていなければ食べられる鰹節ですが、腐るとどうなるのでしょうか。腐る手前の酸化した状態と、完全に腐って食べられなくなった状態をそれぞれ、匂い、見た目、味に分けてみていきます。