鰹節の賞味期限切れはいつまで食べられる?開封後は短い?保存で日持ちさせるコツも紹介!

鰹節の賞味期限の目安を知っていますか?今回は、鰹節の賞味期限を〈削り節・節(塊)〉別や〈未開封・開封後〉別に比較して、期限切れでもいつまで食べられるのかなど紹介します。鰹節の日持ちする保存方法や、賞味期限切れ・腐った場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 鰹節の賞味期限はどのくらい?
  2. ①節(塊)の場合
  3. ②削り節の場合
  4. 鰹節の賞味期限切れはいつまで食べられる?
  5. 賞味期限の定義
  6. 賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる
  7. 鰹節の賞味期限が切れて腐るとどうなる?
  8. ①賞味期限切れで若干劣化したときの状態
  9. ②腐っており食べられない状態
  10. 鰹節の日持ちする保存方法は?
  11. ①節(塊)の保存方法
  12. ②削り節の保存方法
  13. 鰹節に冷凍保存は不向き?
  14. ①削り節であれば冷凍で長期保存できる
  15. ②出汁にして冷凍保存する方法もある
  16. 鰹節の賞味期限に注意しよう

鰹節の賞味期限が切れて若干劣化すると以下のような変化があります。

【匂い】
・生臭い匂いがする

【見た目】
・鰹節の色味が抜けて黄色っぽい色味になる

【味】
・使用した出汁が生臭い風味になる

削り節は、削って空気に触れた瞬間から酸化を始めます。賞味期限内ならそれほど酸化による品質の劣化は気になりませんが、期限以降は色味や香りに変化が生じてきます。食べることはできますが風味が落ちて美味しくなく、出汁をとっても生臭さが残るので、違和感を感じたら使わない方が無難です。

見た目で変化がわかりにくい場合は、匂いを嗅いで判断するのが良いでしょう。このような状態になるのは、削り節を開封した後にしっかりと密封していなかったことが原因の一つなので、開封後の削り節はなるべく空気を抜いて酸化しないように保存することが大切です。

②腐っており食べられない状態

鰹節の賞味期限が切れて腐って食べられない状態になると以下のような変化があります。

【匂い】
・ホコリ臭いような匂いがする

【見た目】
・青カビがはえる
・虫がつく


【味】
・生臭い風味がする

鰹節が腐って食べられないようになると、見た目にわかりやすい変化があり青カビや虫が表面に発生します。特に青カビは表面を取り除いても他の部分にカビの胞子が根付いている場合が多いので、食べずに速やかに破棄することをおすすめします。カビは開封した鰹節の塊を多湿の場所で常温保存していたり、密閉しないで冷蔵保存することが原因です。

また、匂いや味にもわかりやす変化があるので、見た目に変化がなくても匂いや味もしっかりと確認するようにしましょう。

鰹節の日持ちする保存方法は?

保存状態によって腐ってしまうこともある鰹節ですが、日持ちさせる保存方法はどのようなものがあるのでしょうか。鰹節の塊と削り節に分けて紹介していきます。

①節(塊)の保存方法

鰹節の保存方法で最も大切なことは、開封前の真空パックの状態に近づけて保存をすることです。真空状態に近づけることで、保存容器の内側に水滴がついてカビが発生することや、空気による酸化を防げます。ラップに包んで、密閉袋などに入れるようにするのがおすすめです。

未開封の場合、常温での保存もできますが25℃以下の冷暗所を選びましょう。また、開封後の場合は冷蔵が必須となりますが、適正な保存がされていれば数年間保存ができます。

②削り節の保存方法

未開封の削り節の場合は、温度差を与えないことが大切なため、常温の湿気の少ない冷暗所で保存するのが良いでしょう。未開封の削り節の保存に急激な温度差があると、袋の中の空気が冷えて水滴になりカビが生える原因となります。

開封後は、空気をしっかりと抜き、小分けにして密閉袋に入れて冷蔵庫で保存がおすすめです。常温保存すると、カビや虫が発生することもあるので、冷蔵庫での保存がおすすめです。

鰹節に冷凍保存は不向き?

開封後は保存が少し難しい鰹節ですが、冷凍保存で日持ちを長くすることはできるのでしょうか。鰹節を冷凍保存した場合の様子や、出汁の冷凍保存方法を解説していきます。

①削り節であれば冷凍で長期保存できる

塊の鰹節の場合は、凍らせると硬くなってきれいに削ることができないため冷蔵保存に向きません。削り節であれば空気に触れないように密閉袋で小分けに冷凍保存することで、6ヶ月ほど美味しく食べられます。多少色味は変わってしまいますが、風味はほとんど変わらず楽しむことができます。

②出汁にして冷凍保存する方法もある

鰹節から出汁をとって冷凍保存するには以下のような方法があります。

1. 鰹節から出汁をとる
2. 出汁を冷ます
3. 密閉容器に小分けにする
4. 冷凍保存する


出汁を冷凍保存する時は保存中に冷凍焼けや匂い移りがしないように、なるべく密閉することが大切です。液体の出汁は凍ると膨張するので、容器に入れる量は少なめにしましょう。出汁の冷凍保存できる期間は2〜3週間ほどですが、出汁をとった日からどんどん劣化が始まっているので、期限内でもできるだけ早く使いきることをおすすめします。

使用する前日に冷蔵庫へ移せば一晩で解凍できるほか、汁物に凍ったまま入れたり、急いでいる場合は電子レンジで解凍することもできるので使い勝手が良いです。鰹節の旨味を強く出したい料理に使う場合は、濃いめに出汁をとっておくと美味しく使うことができます。

鰹節の賞味期限に注意しよう

鰹節の塊の賞味期限は長いですが、削り節は削ってから酸化が始まってしまうため、開封後の賞味期限は短いことがわかりました。暑いシーズンではカビや虫に気をつけながら、上手に鰹節を保存して美味しく料理に活用しましょう。

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