チダイとは?マダイと違いある?美味しい食べ方・レシピ11選を紹介!
チダイはどんな魚か知っていますか?マダイと違いあるのでしょうか?今回は、チダイの〈旬・値段・味わい〉など特徴や美味しい食べ方を、捌き方・下処理の仕方とともに紹介します。〈塩焼き・煮付け〉など、チダイの美味しい人気レシピ10選も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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チダイとは?マダイと違いある?
スーパーの鮮魚店などで、チダイと呼ばれる魚が売られていることがあります。チダイはマダイによく似ていますが、両者には違いがあるのでしょうか。チダイの特徴や旬の時期・値段のほか、マダイとの違いについて解説します。
チダイの生態・見た目など特徴
チダイはスズキ目タイ科マダイ亜科チダイ属に属する魚で、日本で漁獲される赤い鯛3種の一種です。チダイは漢字で血鯛と表記し、名前の由来はエラの部分が血が滲んだように見えることから来ています。体の大きさは30cmから40cmほどで、鯛の中でも体が小さいためチコダイとも呼ばれ、成長したチダイは頭部が突き出ることからデコと称することもあります。
チダイは沖縄以外の日本各地で漁獲され、比較的温暖な海を中心に生息しているのが特徴です。産卵期は地域によって差があり、気温の低い地域では7月ごろ、温暖な地域では11月ごろになります。
チダイの旬の時期と値段
チダイの旬の時期は春から夏の間で、特に5月ごろに漁獲されるチダイは脂が乗って美味しいと言われています。値段は時期や大きさによって異なりますが、旬もののチダイは値段が高いのが特徴です。小ぶりな大きさであれば数百円ほどで購入できますが、30cm以上もの大きさのチダイは1kgあたり1000円以上の値段で取り扱われることもあります。
チダイとマダイの違い
チダイとマダイには、以下のような違いがあります。
・大きさ
・値段
・顔
・尾ビレ
・背ビレ
・エラ
チダイは大きいものでも40cmほどですが、マダイの平均的な大きさは60cmから70cmで、最大で1mを超える個体もあります。チダイは群れて移動するのに対してマダイは行動範囲が狭いため、チダイのほうがマダイよりも漁獲量が多く、値段も安値です。
頭部が突き出ているものはチダイであると判別できますが、小さい個体の場合は突き出た頭部が目立たず判別しにくいことがあります。また、チダイは尾ビレが桜色をしていて、背ビレがいびつで不揃いなのが特徴です。一方でマダイは、尾ビレの端の部分が黒ずんでおり、背ビレのトゲの長さが均一に整っています。
(*鯛の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
チダイの味わいや美味しい食べ方・調理法は?
チダイは、食べるとどのような味や食感が楽しめる魚なのでしょうか。チダイの味わいのほか、美味しい食べ方やおすすめの調理方法について紹介します。
チダイの味わい
チダイの身は水分量が多いため、みずみずしく淡白な味わいで柔らかい食感が特徴です。旬のものは脂がよく乗るうえに甘みが増すため、マダイよりも美味しく食べられるとも言われています。実際に食べた人の口コミによると、加熱すると身がふっくらとして柔らかく、刺身として食べるとジューシーでねっとりとした食感が楽しめるそうです。
Twitterの口コミ
#チダイ
こちらは鯛にとてもよく似た「チダイ」という魚
鯛との見分け方は
・エラブタの縁の赤いラインがあるのがチダイ。(これが血に見える事から血鯛と呼ばれる)
・尾ビレの先端が黒いのが鯛。
柔らかくねっとりした食感が特徴的です。
皮付き炙りが最も美味しい食べ方でした
#海鮮
#魚介
チダイの食べ方は刺身〜煮付けまで様々!
チダイは、刺身から煮付けまで様々な料理に活用することができます。みずみずしい身をもつチダイは刺身として食べると特に美味しく、特有の食感や旨味が味わえます。チダイの身を水っぽいと感じる場合は、昆布締めにするとほどよく水分が抜けてより美味しく食べられるでしょう。
ただし、チダイにはアニサキスと呼ばれる寄生虫が湧いていることがあるため、注意が必要です。アニサキスは加熱すると死滅しますが、刺身や昆布締め、カルパッチョなどに調理して生食する場合は目視でしっかりと確認してください。
チダイは加熱しても身が硬くなりにくいため、塩焼きやソテーなどの焼き物料理や、煮付けや潮汁などの煮込み料理に使っても美味しく仕上がります。そのほかには、鯛めしのようなご飯物のほか、酒蒸しやアクアパッツァなどの蒸し物料理に使うのもおすすめです。