食パンを冷凍保存すると賞味期限はいつまで?正しい冷凍方法・日持ちを伸ばすコツも!
食パンを冷凍した時の賞味期限を知っていますか?今回は、食パンを冷凍した時の日持ち・保存期間はいつまでかを、消費期限切れになった食パンの時の状態とともに紹介します。冷凍食パンの消費期限は半年という噂は本当かも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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食パンを冷凍した時の賞味期限は?日持ちはいつまで?
食卓に欠かせない食パンを、値段が安いときなどにまとめて購入する人もいるでしょう。そんなときは、食パンを冷凍して保存期間を延ばすことも可能です。ここでは、冷凍食パンの賞味期限や保存のコツなどを紹介します。
冷凍食パンの消費期限は2週間〜1ヵ月程度
冷凍食パンの消費期限は2週間~1ヵ月程度と言われています。食パンを-18℃以下の冷凍庫で保存することでカビの発生を抑制し、でんぷんやグルテンの劣化も遅らせることが出来ます。しかし2ヵ月以上冷凍保存しておくと、食パンの水分が徐々に空気に触れて失われていくので、消費期限にかかわらず冷凍保存した食パンは早めに食べ切りましょう。
なお、初めから冷凍状態で販売している食パンは、徹底された温度で急速冷凍されています。そのため購入した冷凍食パンをそのまま自宅で冷凍保存した場合は、半年から1年以上保存することが出来ます。
ただし食パンは冷凍していても途中で腐る場合がある
食パンを冷凍保存した場合でも、途中で腐ってしまう場合もあります。冷凍保存をしても食パンが腐ってしまうのは、以下のような理由が挙げられます。
・冷凍庫の中の温度が一定に保たれていない
・冷凍しても死なない菌が存在している
食パンが腐るは、家庭用の冷凍庫では温度を保てないことが原因の一つです。家庭用の冷凍庫は物がたくさん入っていたり、開け閉めを頻繁に行ったりすることで冷凍庫内の温度が変化します。温度が急激に変化すると、食パンの水分が抜けて冷凍焼けを起こすこともあります。
また、食パンにはカビ菌や異臭や糸を引く原因になるロープ菌が発生している場合もあります。菌は加熱すると死滅するものが多いですが、冷凍しても菌自体が死滅しないことがあるので、見た目や臭いに変化を感じた場合は食べるのをやめましょう。
冷凍食パンが賞味期限切れになるとどうなる?
食パンは冷凍していても、美味しく食べられる賞味期限が切れてしまいます。ここでは、賞味期限切れの冷凍食パンに起こる変化や味を説明します。
カビが生えて酸っぱい味がする
冷凍食パンは賞味期限が切れると、カビが生えたり酸味を感じたりするなど見た目や味に変化が起こります。お腹を壊す危険があるので、変化を感じた場合は食べるのを避けましょう。また、目には見えないところで食中毒菌が発生していることもあります。賞味期限が切れた冷凍食パンで食中毒を起こさないよう、注意してください。
(*消費期限切れの食パンについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。)
食パンの正しい冷凍方法は?保存期間を延ばすには?
家庭にたくさん食パンがある人は、少しでも保存期間を伸ばしたい人も多いでしょう。ここでは、食パンの正しい冷凍方法や保存期間を伸ばすコツなどを紹介するので、食パンを冷凍するときの参考にしてください。
食パンの正しい冷凍方法
食パンは、以下のような方法で冷凍保存をしましょう。正しい冷凍保存をすることで、食パンをより長く保存して最後まで美味しく食べ切ることが出来ます。
1、食パンを1食分ずつラップに包む
2、ラップで包んだ食パンを密閉袋や密閉容器に入れる
3、そのまま冷凍庫に入れて保存する
食パンはラップで隙間なく包むことで、触れる空気を防ぎ、乾燥しなくなります。乾燥すると食パンの風味や食感が落ちるので、必ず食パンを1枚ずつラップで包んでください。また、ラップで包んだ食パンを密閉袋や密閉容器に入れて保存することで、乾燥だけでなくニオイ移りなども防ぐ効果があります。
コツ①袋ごと冷凍しない
食パンは袋に入っている状態のまま冷凍保存しないのが鉄則です。食パンの袋の中には空気と水分が含まれています。袋ごと冷凍すると、空気中に含まれる水分ごと冷凍してしまうので、食パン同士がくっついてしまいます。食パンを冷凍保存する際は、袋から出して1枚ずつラップなどで包みましょう。
コツ②アルミホイルで包む
食パンを1枚ずつ包む際、ラップではなくアルミホイルで包むのも保存期間を伸ばすコツです。アルミホイルは熱伝導が良いので、ラップよりも早く食パンを凍らせることが可能です。ラップやアルミホイルで包んだ食パンを金属トレーにのせて冷凍庫に入れると、より素早く冷凍出来ます。
コツ③パン冷凍保存袋を使う
食パンを冷凍保存する際、パン専用の冷凍保存袋を使うのもおすすめです。冷凍保存する際の感想や臭い移りを防ぎ、美味しさを保って保存できる袋が販売されています。袋に食パンを複数枚入れられて、一気に保存できるのも特徴です。
(*食パンの冷凍保存方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。)
冷凍食パンを美味しく解凍する方法は?
冷凍した食パンは、どのように解凍すればよいでしょうか。ここでは、冷凍食パンを美味しく食べられる解凍方法を紹介するので、試してみてください。
①トースター
まず、冷凍食パンはトースターを使って解凍することが出来ます。薄めのパンは、通常のパンと同様にトースターで加熱すれば、香ばしく焼きあがります。しかし、厚めの食パンの場合は、トースターだけでの加熱だと中心部分が冷たいこともあります。厚めの食パンは、電子レンジで10~20秒ほど加熱してからトースターで焼き上げましょう。
②フライパン
フライパンで解凍する場合、まずフライパンを中火で温めておきましょう。食パンの両面に少量の水を振りかけたら、火を止めたフライパンに入れて蓋をしてください。食パンに振りかける水分で、食パンが柔らかく仕上がります。弱火で両面を2分ずつ焼いたら、香ばしく焼き色のついた食パンが出来上がります。
③レンジ
電子レンジで解凍して食べる場合は、ラップで包んである食パンを500Wのレンジで20~30秒ほど温めてください。その後は様子を見ながら、食パン全体が温まるまで数秒ずつ加熱を足していきます。加熱のし過ぎは、食パンの水分が飛んで固くなってしまうので注意しましょう。電子レンジを使用すると、ふっくらとした柔らかい食感の食パンに仕上がります。
冷凍食パンを使ったレシピ3選も紹介!
冷凍食パンをそのまま解凍して食べる以外のレシピを知っておくと、より料理の幅が広がります。ここでは、冷凍食パンを使ったレシピを3つ紹介するので、毎日の献立の参考にしてください。
①簡単フレンチトースト
冷凍食パンをフレンチトーストにして、柔らかい食感を楽しみましょう。冷凍食パンを解凍したり、フレンチトースト液に漬け込んだりしなくて良いので、時間がない時でも簡単に作ることが出来ます。
②子どもにもおすすめ!食パンラスク
冷凍食パンで、おやつや間食におすすめなラスクを作るレシピです。購入すると少し値段の張るラスクですが、冷凍食パンを使えばリーズナブルに美味しいラスクを作ることが出来ます。グラニュー糖をシナモンやきな粉などにアレンジすると、味の変化も楽しめます。
③冷凍食パンで手作りパン粉
揚げ物料理をよく作る人や、揚げ物が好きな人は、冷凍食パンでパン粉を手作りしてみましょう。使いたい分だけ作ることが出来て便利と評判の高いレシピです。冷凍食パンは小さめに切ってから、フードプロセッサーを使ってパン粉にしてください。
食パンを冷凍した時の賞味期限を知ろう
食パンを常温保存した場合だと2日ほどしか日持ちがしませんが、冷凍保存することで2週間~1か月ほど日持ちするようになります。風味や食感が落ちないよう保存方法のポイントをおさえて、2週間以上日持ちするようにしてみましょう。