生ひじきとは?下処理は?そのまま食べてしまった場合や冷凍保存の方法も紹介!

生ひじきを知っていますか?そのまま食べてしまったらどうなるのでしょうか?今回は、ヒ素を除去する、生ヒジキの〈下処理・洗う〉方法を、〈冷凍・乾燥〉で保存する方法とともに紹介します。生ヒジキの〈使い方・食べ方〉や、スーパーの物も下処理が必要か、〈茹で時間〉も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 生ひじきとは?
  2. 生ひじきは乾燥ひじきを水で戻した状態のもの
  3. 生ひじきはそのまま食べてしまった?大丈夫?
  4. 生ひじきは下処理が必要な食材
  5. 生ひじきの下処理はスーパーで買った場合にも必要
  6. 生ひじきを洗うのを忘れた時も加熱すれば大きな危険はない
  7. 生ひじきの下処理方法は?洗うべき?
  8. ゆでこぼし(ヒ素除去率90%)
  9. 生ひじきを乾燥させる方法も知っておこう
  10. 生ひじきの冷凍保存できる?腐るとどうなる?
  11. 生ひじきは冷凍保存が可能
  12. 生ひじきの賞味期限は常温だとは1~2日程度
  13. 生ひじきが腐った時の見た目・特徴
  14. 生ひじきが臭いときの対処法も知っておこう
  15. ①酒を振りかけて匂いを緩和する
  16. ②米のとぎ汁で煮る
  17. 生ひじきの食べ方は?おすすめの調理法5選を紹介!
  18. ①生ひじきと大豆の煮物
  19. ②生ひじきと小松菜の炒め煮
  20. ③生ひじき煮とセロリのサラダ
  21. ④生ひじきの白和え
  22. ⑤生ひじきと蓮根のサラダ
  23. 生ひじきの下処理・食べ方を知ろう

生ひじきとは?

ひじきは、煮物や白和えなどのさまざまな料理に使える食材です。ひじきには乾燥タイプと生タイプがありますが、生ひじきはあまり馴染みがないかもしれません。ここでは、生ひじきがどのような食材なのかを紹介します。

生ひじきは乾燥ひじきを水で戻した状態のもの

スーパーの鮮魚売り場などで販売されている生ひじきは、乾燥ひじきを水で戻した状態のものです。また、海から採取されたばかりのひじきも、生ひじきとして販売されます。ひじきの旬は2~5月頃で、この時期には採取したての生ひじきが流通しますが、それ以外の時期は乾燥ひじきを水で戻した状態のものが出回っています。

生ひじきはそのまま食べてしまった?大丈夫?

生ひじきは、下ごしらえせずにそのまま食べても問題ないのでしょうか。ここでは、生ひじきをそのまま食べて良いかどうか、下処理の必要性について紹介します。

生ひじきは下処理が必要な食材

生ひじきは、食べる前に下処理が必要な食材です。大きめのボウルに水を張り、生ひじきに付着した汚れを取るようにしっかり洗いましょう。生ひじきが茎に付いている場合は芽だけを摘み取り、茶色く変色しているものは取り除きます。

その後、ボウルに水を張って生ひじきを漬け置きますが、長く浸水させると生ひじきの栄養素が失われてしまうので30分を目安に行ってください。なお、生ひじきにはヒ素が含まれるため、洗った後にゆでこぼしするとより安心して食べられます。

生ひじきの下処理はスーパーで買った場合にも必要

スーパーの鮮魚売り場などで購入した生ひじきも、下処理してから使いましょう。特に、旬である春先に販売されている生ひじきは水揚げされたばかりの可能性が高いので、付着している汚れやヒ素をしっかり落とす必要があります。

生ひじきを洗うのを忘れた時も加熱すれば大きな危険はない

生ひじきを洗うのを忘れてそのまま食べた場合も、加熱さえしていれば大きな危険はありません。ある程度の時間加熱すれば、生ひじきに付着した細菌や微生物などは殺菌されます。ヒ素を除去したい場合は、ひじきのゆで水を一度こぼしてから調理しましょう。

なお、ヒ素は日常の食品から摂取する程度の量であれば健康に影響がないと言われているので、ゆでこぼしができなくても過度な心配は必要ありません。

生ひじきの下処理方法は?洗うべき?

ここでは、生ひじきの洗い方・ゆでこぼし方などの下処理方法について紹介します。また、乾燥ひじきの作り方もあわせて紹介するので、生ひじきを乾燥させる際に洗うのかが気になる方は参考にしてください。

ゆでこぼし(ヒ素除去率90%)

生ひじきは以下の方法でゆでこぼしすると、ヒ素の約90%を除去できると言われています。

①生ひじきを丁寧に洗う
②沸騰した湯に生ひじきを入れて5分ゆでる
③ひじきをザルにあげ水を捨てる
④変色したひじきを取り除く
⑤新しい水を鍋に入れて沸騰させる
⑥ひじきを15分ゆでる
⑦ひじきをザルにあげ冷水で冷ます


生ひじきをゆでこぼすと、ヒ素だけでなく臭みも除去することができます。最初にゆで水をこぼしたとき、茶色く変色しているものや目立つゴミがあれば取り除きましょう。下処理したひじきは、そのまま料理に使うほか、冷蔵・冷凍保存もできます。

生ひじきを乾燥させる方法も知っておこう

生ひじきの乾燥の仕方は、以下を参考にしてください。

①生ひじきを洗う
②沸騰した湯に生ひじきを入れ2時間ゆでる
③ザルにひじきをあげ水気をよく切る
④干しカゴにひじきを並べる
⑤風通しの良い場所で2週間ほど乾燥させる

生ひじきを乾燥させる際も、まずはよく洗ってゴミや余分な茎を取り除きましょう。その後、ひじきを2時間ほどゆでて柔らかくし、ボウルにあげて水気をしっかり切ります。下処理したひじきは干しカゴになるべく重ならないように広げ、風通しの良い場所で完全に乾燥させましょう。

生ひじきの冷凍保存できる?腐るとどうなる?

生ひじきは、冷凍保存することができるのでしょうか。ここでは、生ひじきの冷凍保存の方法や、消費期限の目安について紹介します。

生ひじきは冷凍保存が可能

生ひじきは冷凍保存しても食感が変わりにくく、料理にそのまま使えるため便利です。生ひじきを冷凍保存する方法は、以下の手順で行いましょう。

①生ひじきを沸騰した湯で30秒~1分ほどゆでる
②ひじきをザルにあげて水気を切る
③粗熱が取れたら密封容器に入れて冷凍保存する


生ひじきを冷凍保存する際も、必ず下処理を行いましょう。ゆで水をこぼした後は、水気や粗熱をしっかり取って冷ますことがポイントです。ひじきを密封容器に入れる際は、しっかり空気を抜くと傷みにくくなります。

(*生ひじきの冷凍保存・日持ち期間などについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ひじきは冷凍保存できる!生・煮物別の日持ち期間や解凍方法を紹介!

生ひじきの賞味期限は常温だとは1~2日程度

生ひじきの保存期間は常温だと1~2日程度ですが、冷凍した場合は1~2ヶ月が目安です。一度に食べきれない量の生ひじきを入手した際は、冷凍保存しましょう。使いやすい分量にひじきを分けて冷凍すると、料理に使う際に便利です。

ひじきの賞味期限切れはいつまで?2年後は危険?日持ちする保存法も紹介!

生ひじきが腐った時の見た目・特徴

出典: @beg6729

保存した生ひじきが腐ると、以下のような特徴が見られます。

・カビが生える
・ぬめりが出る
・異臭がする
・茶色く変色する

上記の画像のように、白いカビが見られた場合は生ひじきを料理に使わず廃棄しましょう。同様に、ぬめりが出たり、強い異臭を放ったりするのも生ひじきが腐ったサインです。また、全体的に茶色く変色した場合も調理に使うことはおすすめできません。上記のような特徴が見られなくても、高温多湿の環境に長時間放置した生ひじきを調理する際は必ず加熱しましょう。

生ひじきが臭いときの対処法も知っておこう

採取されたばかりの旬の生ひじきは、磯臭さが気になる場合があります。そのまま調理すると臭みが残ってしまうので、下処理の方法を工夫しましょう。ここでは、生ひじきの臭みとりの方法を紹介します。

①酒を振りかけて匂いを緩和する

生ひじきをゆでこぼす際や調理する際に、料理酒を振りかけると磯臭さが緩和されます。酒には特有の香りがあり、磯臭さのような不快臭を覆い隠すマスキング作用があります。醤油や味噌にも同様の作用があるので、料理酒がない場合は代用しましょう。

②米のとぎ汁で煮る

米のとぎ汁にも、匂いやアクを抜く成分が含まれています。米のとぎ汁を大きめの鍋やボウルに取っておき、生ひじきを煮る際に活用しましょう。なお、米のとぎ汁に含まれるゴミや有害成分が気になる方は、2回以上といだ後のとぎ汁を使うのがおすすめです。

生ひじきの食べ方は?おすすめの調理法5選を紹介!

生ひじきは、煮物やサラダなどのさまざまな料理に使うことができます。ここでは、生ひじきを使った料理のレシピ・作り方を紹介するのでぜひ作ってみて下さい。

①生ひじきと大豆の煮物

出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1780031791/

生ひじきと大豆、にんじんなどを使った煮物のレシピです。だし汁を使用した作り方なので時間は少しかかりますが、本格的な味わいが楽しめます。生ひじきは、煮込む前によく洗っておきましょう。

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②生ひじきと小松菜の炒め煮

出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1130014438/

小松菜やにんじんなどの緑黄色野菜と生ひじきを合わせた、栄養豊富な炒め煮です。小松菜の下茹でを省略し、生ひじきと一緒に煮込むと調理時間が短縮できます。

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③生ひじき煮とセロリのサラダ

出典: https://cookpad.com/recipe/6443612

生ひじき・蓮根・にんじんの煮物を作り、玉ネギやセロリの上に乗せたサラダです。ひじきの煮物は調理し終えたら皿に移して少し時間を置き、粗熱を取っておくと野菜の食感が損なわれにくくなります。

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④生ひじきの白和え

出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1150008149/

絹ごし豆腐を使った、なめらかな食感の白和えの作り方です。下処理した生ひじきとにんじん、絹さやなどを使用しています。豆腐はザルで水切りした後、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取りましょう。

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⑤生ひじきと蓮根のサラダ

出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1240036396/

生ひじきと蓮根を合わせた、歯ごたえのあるサラダのレシピです。サラダチキンや枝豆を使うため、主菜としても活用できる料理です。生ひじきはそのまま使用せず、必ず下処理しましょう。

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生ひじきの下処理・食べ方を知ろう

生ひじきは生食用ではないので、必ず下処理する必要があります。下処理した生ひじきは、サラダや煮物などの料理に活用しましょう。なお、生ひじきを調理に使うまで時間が空く場合は、冷凍保存することをおすすめします。

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