きな粉の原料・原材料は何?作り方は?歴史や健康に良いかも紹介!
きな粉の原料・原材料を知っていますか?今回は、きな粉の原料を、その歴史・効果などとともに紹介します。それに加えて、きな粉を使った健康に良くておすすめのレシピや、きな粉の原料からの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- きな粉の原料は?種類によって色が違う?
- ①黄大豆【薄茶色】
- ②黒大豆【黒色】
- ③青大豆【青色】
- きな粉の原料は100%大豆?
- きな粉の原料は基本的に100%大豆
- きな粉の中には原料に大豆以外が含まれる商品もある
- きな粉の原料の歴史・発祥は?
- きな粉は奈良時代初期には存在していた
- きな粉が一般に普及したのは江戸時代
- きな粉の原料である大豆からの作り方は?
- 材料・道具
- 作り方・手順
- きな粉の原料の大豆の効果は?体に悪い場合も?
- きな粉の原料の大豆の効果
- きな粉の原料の大豆が体に悪い場合
- きな粉の原料の大豆の栄養を摂れるおすすめレシピ3選!
- ①手作りわらび餅
- ②おからときな粉のケーキ
- ③かぼちゃのきな粉がけ
- きな粉の原料は大豆で健康効果もある
きな粉の原料は?種類によって色が違う?
きな粉は栄養価が高い食材として知られ、和菓子やお餅などと相性が良いほか、食事に取り入れている人もいるかもしれません。ここでは、きな粉の原料や色の違うきな粉についてなど、きな粉について詳しく解説するので参考にしてください。
①黄大豆【薄茶色】
一般的なきな粉は薄茶色をしており、黄大豆いわゆる普通の大豆が原材料として使われます。炒った大豆を細かく砕いて作られたものがきな粉ですが、豆腐や納豆など大豆から作られる食品は数多くあります。ちなみに、きな粉の前段階でもある炒った大豆は、節分の豆まきの際に使われている豆のことです。
②黒大豆【黒色】
主に黒豆きな粉と呼ばれる、黒色の粉が混ざったきな粉は、黒大豆が原材料のきな粉です。黒大豆と黄大豆は品種が異なるだけで同じ大豆の仲間とされ、黒大豆は皮が黒く中身は黄色です。そのため黒豆きな粉は黄色っぽく見え、よく見ると黒い粉が見られます。黄大豆と比べると栄養価はほとんど変わりませんが、抗酸化作用の強いアントシアニンが多く含まれます。
③青大豆【青色】
青大豆から作られる青色のきな粉は、主に東北地方で使われることが多く、知らない人も多いかもしれません。青大豆は黒大豆や黄大豆とは品種が異なる豆であり、大粒で甘みが強く皮が緑色をしています。焙煎や細粉する間に色が抜けて薄くなるため、きな粉に比べると青きな粉は白っぽく見えます。
きな粉の原料は100%大豆?
きな粉はタンパク質を豊富に含んでいて、健康的な食事をしたい人におすすめの食材です。ここでは、きな粉の原料は100%大豆なのかという疑問について解説します。
きな粉の原料は基本的に100%大豆
きな粉の原料は基本的には100%大豆から作られ、添加物や香料などは使われていない商品がほとんどです。商品の原材料名には大豆の産地も書かれていることが多く、産地や原材料などの食品の安全を意識する人にとっては安心できる食材です。
きな粉の中には原料に大豆以外が含まれる商品もある
ほとんどのきな粉は100%大豆から作られますが、中にはゴマやはちみつ糖など大豆以外の原材料を含む商品もあります。ゴマやはちみつ糖などの添加物は、きな粉の風味を変えるために加えられます。一般的なきな粉には甘みはありませんが、甘味料などの添加物が入った商品は、プレーンヨーグルトなどに加えるのに便利です。
きな粉の原料の歴史・発祥は?
きな粉の原料である大豆は、どのように日本で使われるようになったのかといった疑問や、きな粉の歴史と発祥について詳しく解説するので参考にしてください。
きな粉は奈良時代初期には存在していた
もともとは朝鮮半島から伝わっていた大豆ですが、中国との交流が盛んであった奈良時代初期には、きな粉や味噌などの加工法も伝わり日本でも使われていたようです。きな粉は貴族や僧侶など身分の高い人のみが手に入れられる貴重な食べ物で、栄養価の高さから薬のようにも使われていました。
きな粉が一般に普及したのは江戸時代
豊作や健康を願い神様への捧げものとしても重宝されていたきな粉が、庶民の間でも広まったのは江戸時代になります。時代を重ねるにつれて大豆の栽培方法や加工方法が発達し、きな粉も日本人の食生活の中では欠かせない食材になっています。
きな粉の原料である大豆からの作り方は?
きな粉を作るのに必要な原料は大豆のみで、自宅で手作りすることも可能です。ここでは、きな粉の作り方を紹介するので参考にしてください。
材料・道具
・乾燥大豆100g
・フライパン
・フードプロセッサー
・さらし
・ふるい
作り方・手順
きな粉を作る手順を紹介します。
①乾燥大豆をフライパンで10分ほど炒る
②炒った大豆をさらしにくるんですりこ木などで叩いて砕く
③フードプロセッサーでさらに細かくする
④ふるいにかける
乾燥大豆をフライパンで炒る際は、油を引かずに弱火にかけ、焦がさないように時々かき混ぜるようにします。10分ほど炒ると大豆の皮が割けて褐色に色づき、香ばしい香りが立ちあがります。炒る時間の長さによって大豆の香ばしさが変化するので、好みの時間を見つけてください。大豆を炒った直後は、やけどに気を付けながら大豆を扱いましょう。
大豆をフードプロセッサーにかけるだけでも十分細かくなりますが、粒度を整えてきれいなきな粉を作りたい場合は、仕上げにふるいにかけるのがおすすめです。
きな粉の原料の大豆の効果は?体に悪い場合も?
タンパク質が豊富で栄養価のある大豆ですが、健康に対してどのような効果があるかを紹介します。さらに、体に悪い場合についても解説するので参考にしてください。
きな粉の原料の大豆の効果
きな粉の原料である大豆の効果は以下のとおりです。
・抗酸化作用
・更年期障害の緩和
・動脈硬化の予防
・骨粗しょう症の予防
・貧血の予防
・生活習慣病の予防
大豆に含まれるイソフラボンは、コレステロールや血糖値の数値を下げる効果があり、心臓や血管疾患のリスクを低減させます。それによって、更年期障害の症状の緩和や、糖尿病などの生活習慣病の予防に繋がります。血糖値の上昇を抑える働きがあることは、ダイエットをしている人にもおすすめの食材であると言えるでしょう。
その他にも、大豆には鉄やカルシウムなど健康な体作りに必要な栄養素を多く含んでいるので、健康に対する様々な効果が期待できます。
きな粉の原料の大豆が体に悪い場合
きな粉の食べ過ぎは危険な場合がありますが、どういった悪影響が出るかを紹介します。
・ホルモンバランスの乱れ
・便秘や下痢の誘発
大豆に含まれるイソフラボンは、ホルモンのバランスを整える効果がある一方で、摂取し過ぎてしまうと逆効果になることがあります。同じように、大豆が持つ不溶性食物繊維は胃腸の働きを整えますが、摂り過ぎると胃腸の乱れに繋がります。
大豆の持つ健康効果を期待し過ぎるあまりに、きな粉を多量に食べてしまうと逆効果になることもあるため、食べ過ぎないように気を付けてください。
(*きな粉の食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
きな粉の原料の大豆の栄養を摂れるおすすめレシピ3選!
きな粉はタンパク質を多く含み、血糖値の上昇を抑える効果もある健康的な食材です。きな粉を使ったおすすめのレシピを3つ紹介するので参考にしてください。
①手作りわらび餅
片栗粉で作ったわらび餅にきな粉をかけ、ヘルシーでダイエット中でも食べやすいスイーツのレシピです。わらび餅にかけるみつも手作りすれば、保存料などの添加物を使っていない安心・安全な一品に仕上がります。
②おからときな粉のケーキ
砂糖の分量は少なめで、おからやきな粉で作ったケーキは、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるダイエット向きの一品です。レンジで作れるレシピなので、洗い物は少なく手軽に作れます。
③かぼちゃのきな粉がけ
レンジでかぼちゃを加熱して、塩麹ときな粉をかけるだけで作れる簡単レシピです。かぼちゃの代わりにバターナッツや柿で作るのもおすすめで、健康的なおやつとしても喜ばれますし、おかずとしても活用できます。
きな粉の原料は大豆で健康効果もある
きな粉は大豆から作られる食材で、タンパク質が豊富に含まれており、様々な健康効果が期待できます。きな粉は飲み物に混ぜたりほかの食品にかけたりするなど、そのままで食べることもできるので、健康的な食事作りのためにも活用してください。