人参の葉はあく抜きが必要?メリット・デメリットややり方も紹介!

人参の葉はあく抜きが必要か知っていますか?しなくても良いのでしょうか?今回は、人参の葉をあく抜きの〈メリット・デメリット〉や、あく抜き方法を紹介します。ほかにも、人参の葉の効能や、保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 人参の葉のあく抜きは必要?毒はある?
  2. 人参のあく抜きはしても・しなくてもOK
  3. 人参の葉に毒はない
  4. 人参の葉をあく抜きするメリット・デメリットは?
  5. 人参の葉をあく抜きするメリット
  6. 人参の葉をあく抜きするデメリット
  7. 人参の葉のあく抜き方法は?
  8. 人参の葉の効果・効能は?
  9. 人参の葉を使ったレシピ3選!
  10. ①天ぷら
  11. ②ポテトサラダ
  12. ③ジェノベーゼ風パスタ
  13. 人参の葉の保存方法も知っておこう
  14. ①常温保存の場合
  15. ②冷蔵保存の場合
  16. ③冷凍保存の場合
  17. 人参の葉のあく抜きはどちらでもOK

人参の葉のあく抜きは必要?毒はある?

人参の葉は切り落とされて出回ることが多いですが、産直などでは人参の葉が売っていることもあります。しかし、人参の葉を食べる時はどのように食べればよいのでしょうか。ここでは、人参の葉に毒があるのかやあく抜きなどについて紹介します。

人参のあく抜きはしても・しなくてもOK

人参の葉は苦く、えぐみも感じられますが、あく抜きは必須ではありません。あく抜きをせずに調理しても、独特のくせが良いアクセントになって美味しい料理に仕上がります。ただし、あく抜きをしない場合はよく洗う必要があります。

人参の葉に毒はない

人参の葉はあまり出回ることがなく、苦味があるので毒があると勘違いする人もいますが、人参の葉に毒はありません。食べても体を害することはないので、安心してください。ただし、農薬が付着している可能性があるので、料理する前にしっかり洗ってから調理しましょう。

(*人参の葉に毒があるのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

人参の葉に毒があるって本当?嘘?美味しい食べ方・レシピも紹介!

人参の葉をあく抜きするメリット・デメリットは?

人参の葉はあく抜きをしなくても食べられますが、あく抜きをすることによるメリットはあるのでしょうか。ここでは、人参のあく抜き抜きをすることで得られるメリットとデメリットについて紹介します。

人参の葉をあく抜きするメリット

人参の葉を茹でて、あく抜きすることで得られるメリットを以下に紹介します。

・苦みやえぐみが和らぐ
・歯ごたえが柔らかくなる


人参の葉はあく抜きをせずに食べられますが、あく抜きをした方が苦みやえぐみが和らぐので食べやすくなります。また、人参の葉はほうれん草などの葉物類よりも硬く歯ごたえがありますが、あく抜きのために茹でることで柔らかくなります。

人参の葉をあく抜きするデメリット

人参の葉をあく抜きするデメリットを、以下に紹介します。

・人参の葉の栄養が減ってしまう
・香りが弱くなる

人参の葉は苦いので苦手という人もいますが、あく抜きをすると独特の風味や香りも減ってしまいます。また、人参の葉には色々な栄養があり、体に良い効果も期待できます。しかし、あく抜きをして茹でることで栄養が流出したり、減ったりしてしまうこともデメリットのひとつです。

人参の葉のあく抜き方法は?

人参の葉のあく抜きをする時の、基本的な手順を以下に紹介します。

1.人参の葉を良く洗う
2.鍋に湯を沸かし人参の葉を入れる
3.30秒~1分程度、さっと茹でる
4.茹でた人参の葉を冷水にとり、冷やしてからよく絞る
5.塩を揉みこんでから、もう一度よく絞る

人参の葉のあく抜きは、熱湯でさっと茹でてから塩を揉みこんで行います。茹でることで余分な苦みやえぐみが抜けるだけでなく、塩を使うことで、より人参の葉の苦みを含んだ成分を揉みだすことができます。

人参の葉の効果・効能は?

人参の葉には、以下に紹介するような体に良い効果が期待でき、健康的な食生活にも役立てられます。

・βカロテン:皮膚や粘膜の保護
・ビタミンE:抗酸化作用
・ビタミンC:免疫力強化、美容効果
・カリウム:むくみの改善
・カルシウム:骨粗しょう症予防
・鉄:疲労回復、貧血予防


人参の葉には色々な効果が期待できる栄養素が含まれていて、美容や生活習慣病の予防にもおすすめです。ビタミンCやビタミンEには抗酸化作用や免疫力アップなど、アンチエイジングに良い効果もあります。動脈硬化を予防するなど、生活習慣病を防ぐのにも効果的です。

また、骨を強化し、筋肉の動きや神経伝達をサポートできるカルシムも豊富でビタミンCによるカルシウムも吸収率アップも期待できます。さらに、鉄分やマグネシウムなどの栄養も含まれているほか、人参にも多く含まれているβカロテンも含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚を保護したり、目の健康に良い効果をもたらす栄養素です。

(*人参の葉の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

人参の葉に栄養はある?効果・効能は?レシピのおすすめも紹介!

人参の葉を使ったレシピ3選!

人参の葉はあく抜き不要で料理できる野菜ですが、どんな食べ方が良いのでしょうか。ここでは、人参の葉を使ったおすすめの料理を紹介するので、人参の葉を食べる時の参考にしてください。

①天ぷら

出典: https://cookpad.com/recipe/3732677

人参の葉はあく抜きをせずに天ぷらにすると、美味しく食べられます。独特の苦い味わいも、天ぷらにすれば油がくせを中和するので気になりません。人参の葉だけで天ぷらにするほか、他の具材も合わせてかき揚げにしても美味しいです。

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②ポテトサラダ

出典: https://cookpad.com/recipe/7372886

人参の葉をポテトサラダに加えると、独特の香りがポテトの甘みや旨味を引き出して美味しいです。先に油で炒めることで、あく抜きをしなくても柔らかくなり、香りも引き立ちます。

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③ジェノベーゼ風パスタ

出典: https://cookpad.com/recipe/6737751

人参の葉は苦いだけでなく、ハーブのような香りがあるので、バジルの代わりにジェノベーゼ風のパスタにしても美味しいです。くるみやパルメザンチーズも加えて、本格的なペーストを作っておくと、パスタのほか肉料理やサラダの味付けにも便利です。

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人参の葉の保存方法も知っておこう

人参の葉はβカロテンなどの栄養も豊富で、色々な料理にも役立つ野菜ですが、どのように保存すればよいのでしょうか。ここでは、人参の葉の保存方法を常温保存・冷蔵保存・冷凍保存に分けて紹介します。

①常温保存の場合

ここでは、人参の葉の常温保存の仕方について紹介します。

・茎の先を斜めに切って、水に差して保存する

人参の葉は常温保存には不向きで、保存してもおよそ1日程度しか日持ちしません。どうしても常温保存をしなくてはいけない時は、切り花をいけるように、コップに水を入れて茎の先をつけて水分を与えながら保存してください。

②冷蔵保存の場合

人参の葉を保存する時は冷蔵保存がおすすめで、以下のような保存方法が向いています。

・キッチンペーパーなどに包み乾燥を防ぐ
・密閉できる袋で低温で保存する

人参の葉は冷蔵保存がおすすめで、湿気や乾燥に注意すれば1週間程度日持ちします。乾燥しないようにキッチンペーパーなどに包み、ジップロックなどの密閉袋に入れてください。軽く空気を抜いて保存する方が、日持ちも長くなります。

③冷凍保存の場合

人参の葉を長期間保存したい時は、冷凍保存がおすすめです。

・よく洗った後に水気をふき取って冷凍保存する

人参の葉を冷凍保存する時は、使いやすいように洗っておくと、約1ヶ月ほど保存ができて便利です。水気が残ったまま冷凍すると霜が付くので、しっかり水気をふき取ってください。使いやすいサイズにカットし、密閉袋に入れて保存すれば、使うときにすぐに利用できます。

人参の葉のあく抜きはどちらでもOK

人参の葉はあく抜きをしなくても生のまま食べることができますが、あく抜きをして食べやすくする方法もおすすめです。ただし、あく抜きをすることで栄養が減ってしまうこともあるので、紹介したメリットやデメリットを参考にしてください。

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