人参は根っこを食べる野菜?ひげ根が生えたら食べれない?対処法も紹介!

人参は根っこを食べる野菜なのでしょうか?また根っこ(ひげ根)が生えてきたら食べれるのでしょうか?今回は、人参はどこを食べる野菜なのかや、根っこ(ひげ根)の処理方法を紹介します。人参の根っこが生えにくい保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 人参は根っこを食べる野菜?
  2. 人参は基本的に根っこを食べる野菜
  3. 人参以外の根っこを食べる野菜
  4. 人参とは違い茎を食べる野菜
  5. 人参から根っこ(ひげ根)が生えてきた場合は食べられる?
  6. 人参から根っこ(ひげ根)が生えても問題なく食べられる
  7. ただし人参から根っこ(ひげ根)が生えると味が落ちる
  8. ちなみに人参から芽が出た場合も食べられる
  9. 人参が腐って食べられない場合の特徴は?
  10. 人参び根っこ(ひげ根)の処理方法は?
  11. ①水洗いで取る
  12. ②皮と一緒に剥く
  13. 人参の根っこ(ひげ根)の生えにくい保存方法は?
  14. ①葉を切り落とす
  15. ②湿らせたキッチンペーパーを切り口に当てて新聞で包む
  16. ③根を下にして冷暗所で保存
  17. 人参に根っこが生える前に美味しく食べよう

人参は根っこを食べる野菜?

人参は、サラダや煮物、炒め物など様々な料理に使えるので常備しておくと重宝します。加熱しても生でも美味しいですが、人参は根っこを食べる野菜なのでしょうか。ここでは、人参は根っこを食べる野菜なのか、人参以外の根っこを食べる野菜や茎を食べる野菜を紹介します。

人参は基本的に根っこを食べる野菜

人参は、基本的には根っこの部分を食べる野菜です。葉人参など、一部の品種においては根っこよりも葉っぱや茎の部分を食べるために作られた人参もあります。一般的に流通している人参の葉っぱや茎も食べることが可能で、きんぴらや胡麻和えにして食べると美味しいです。

人参以外の根っこを食べる野菜

人参以外の根っこを食べる野菜は、以下の通りです。

・大根
・ごぼう
・カブ
・さつまいも
・山芋


根っこの部分を食べる野菜を根菜類と呼び、人参以外には上記のような野菜が挙げられます。太陽のひかりを浴びずに土の中で育つため、人参を除いて白色や薄い茶色をした野菜が多いのが特徴です。また、加熱をするとやわらかくなって甘味が増すという特徴もあります。

人参とは違い茎を食べる野菜

人参とは違って、茎を食べる野菜を紹介します。

・こんにゃく芋
・里芋
・たけのこ
・蓮根
・じゃがいも


茎を食べる野菜は、根っこを食べる野菜と同じように土の中で育ちますが、根っこを食べる野菜とは違ってひげが生えていないという特徴があります。根っこを食べる野菜の大根やさつまいもには、側根という主根から枝分かれして伸びた細いひげが生えています。しかし、茎を食べる野菜のじゃがいもや蓮根にはひげが生えていません。

人参から根っこ(ひげ根)が生えてきた場合は食べられる?

土から抜いてすぐの人参や、収穫後に長い間放置した人参には白っぽい根っこが生えていることがあります。ひげ根と言われる白い根っこが生えてきた人参は、食べることができるのでしょうか。ここでは、人参のひげ根について説明をするので参考にしてください。

人参から根っこ(ひげ根)が生えても問題なく食べられる

ひげ根は、収穫時に元々人参から生えているものであり、収穫後にひげ根が生えてきても問題なく食べられます。しかし、口当たりが悪くなってしまうのでひげ根ごと食べるのはおすすめしません。ひげ根が生えた場合は、きれいに取り除きましょう。

ただし人参から根っこ(ひげ根)が生えると味が落ちる

人参にひげ根が生えてきても食べることができますが、味や栄養価は落ちます。ひげ根は、可食部である人参の根から水分や栄養を吸い取りながら伸びます。そのため、ひげ根が生えているということは、可食部の水分や栄養がひげ根に吸い取られているということです。

可食部から水分が吸い取られているので、人参の水分が抜けて中に穴が開いてる可能性もあります。水分や栄養がひげ根に吸い取られないよう、ひげ根が生えてくる前に食べるようにしましょう。

ちなみに人参から芽が出た場合も食べられる

人参を放置していると、ヘタの部分から芽が出てくることがありますが、芽が出た人参も食べることができます。しかし、芽が出てきた場合もひげ根と同じように人参の栄養や水分が芽に吸い取られています。人参から出てきた芽は、ヘタと一緒に切り落として食べるようにしてください。

(*人参から出た芽は食べられるのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)

人参から出た芽は食べられる?発芽を防ぐ保存法や食べ方のおすすめを紹介!

人参が腐って食べられない場合の特徴は?

腐って食べられない人参の特徴は、以下の通りです。

・カビが生えている
・人参全体がシワシワしている
・ぬめりがある
・先端が溶けている
・酸っぱい匂いがする


人参は、ひげ根やヘタから葉っぱが生えても食べられますが、上記のような特徴のある人参は腐っているので食べられません。カビが生えている部分や溶けている部分だけを切り落としても、目に見えない菌が人参全体に潜んでいる可能性があります。腐った人参を食べると、食中毒を引き起こす恐れがあるので処分しましょう。

(*人参が腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

人参が腐るとどうなる?食べれるかの見分け方は?長持ちする保存方法も紹介!

人参び根っこ(ひげ根)の処理方法は?

人参から生えている根っこは、どのような方法で処理をすればよいのでしょうか。ここからは、人参のひげ根の処理方法を2つ紹介するので、参考にしてみてください。

①水洗いで取る

ブラシやスポンジを使って、水でこすり洗いすれば簡単に根っこを処理することができます。人参の根っこは細いので、ブラシなどを使えば簡単に取り除くことが可能です。人参の皮には、栄養が豊富に詰まっており、皮ごと調理したい場合は水洗いして取るのがおすすめです。

②皮と一緒に剥く

皮を剥いて調理する場合は、ピーラーなどで根っこごと取り除くのがおすすめです。しかし、皮や皮のすぐ下にはβカロテンやポリフェノールが人参の中心部よりも多く含まれています。そのため、皮ごと食べた方が人参の栄養を余すことなく摂取することができます。

人参の根っこ(ひげ根)の生えにくい保存方法は?

人参は、根っこが生えても食べられますが味や栄養価が落ちてしまうので、根っこが生える前に食べ切るのが理想です。どのように保存をすれば、根っこが生えにくくなるのでしょうか。ここでは、根っこが生えにくい保存方法を3つ紹介します。

①葉を切り落とす

2週間以上人参を保存したい場合は、葉っぱを根本から切り落とし、1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んで立てて保存します。冬場は常温で構いませんが、夏場はキッチンペーパーで包んだ人参をポリ袋などに入れて立てた状態で冷蔵保存します。

②湿らせたキッチンペーパーを切り口に当てて新聞で包む

半分に切った人参など、切り口が露出している場合は、湿らせたキッチンペーパーを切り口に当てて新聞紙などで包んで保存します。湿らせたキッチンペーパーで包むことで、水分の蒸発を防ぐことができます。用途に合わせて切った人参は、全体をラップで包んで密閉袋に入れてから野菜室で保存をしてください。

③根を下にして冷暗所で保存

人参は、葉っぱが付いていた部分を上に、根の部分を下にした状態で立てて冷暗所で保存します。人参を綺麗に洗い、水気を取ってから新聞紙やキッチンペーパーで包みます。人参から出る水分によって、新聞紙やキッチンペーパーが湿ってきた場合は交換をしてください。

(*人参の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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人参に根っこが生える前に美味しく食べよう

人参は、根っこや葉っぱが生えてきても食べられますが、味や栄養価が落ちてしまいます。保存の仕方により鮮度を保ち、根っこを生えにくくすることもできます。紹介した人参の保存方法を参考にしながら、根っこが生える前に美味しく食べてください。

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