納豆を混ぜる回数は?100回?タレはいつ?混ぜ方や効果・栄養も紹介!
納豆を混ぜる回数は何回がいいのでしょうか?100回がベストなのでしょうか?今回は、納豆をかき混ぜる〈回数・混ぜ方〉を〈タレ・薬味〉を入れるタイミングとともに紹介します。納豆混ぜる〈理由・効果〉や、栄養価は変化するかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 納豆を混ぜる回数は?混ぜ方で変わる?
- 納豆を混ぜる回数は何回がベスト?100回?
- 納豆を混ぜる回数①25回【おすすめ】
- 納豆を混ぜる回数②100回
- 納豆を混ぜる回数③400回
- 納豆を混ぜる回数④白い糸が増えて硬くなるまで
- ちなみに納豆を混ぜる回数が400回を超えるとあまり効果はない
- 納豆のタレはいつ入れるのが一番美味しい?
- ①白い糸が増えてから複数回に分けて入れる
- ②305回混ぜた後に入れる
- ③100回ごとに分けて入れる
- ④60〜70回混ぜてから入れる
- 納豆を混ぜる理由・効果は?栄養価は変わる?
- 効果①納豆の粘りが空気を含んで舌触りが良くなる
- 効果②「ナットウキナーゼ」を効率よく摂取できる
- ちなみに納豆を混ぜる回数によって栄養価は変わらない
- 納豆を混ぜる回数を工夫してみよう
納豆を混ぜる回数は?混ぜ方で変わる?
納豆は、煮たり蒸したりした大豆を納豆菌で発酵させたものです。通常、タレやカラシを混ぜて食べることが多いですが、何回かき混ぜるのが正解なのでしょうか。また、混ぜ方によって味わいや栄養価に変化はあるのでしょうか。この記事では、納豆を混ぜる回数や混ぜることによる効果などを説明します。
納豆を混ぜる回数は何回がベスト?100回?
納豆は、混ぜる回数によって糸の引き方などが変わりますが、何回かき混ぜるのがベストなのでしょうか。ここでは、納豆をかき混ぜる回数による食感や見た目の違いなどを説明します。
納豆を混ぜる回数①25回【おすすめ】
25回かき混ぜた納豆は、納豆の粒の食感と喉越しのバランスがよいので食べやすくて美味しいです。納豆には、ナットウキナーゼという栄養素が含まれていますが、ナットウキナーゼは25回以上混ぜることで効率よく摂取できます。
粘りを出すことで旨みも増し、胃酸によってナットウキナーゼが溶けてなくなるのを防ぐこともできるので25回混ぜてから食べるのが最もおすすめです。なお、納豆特有の粘り気が苦手な場合は、かき混ぜる前にタレを加えると粘り気を抑えることができます。
納豆を混ぜる回数②100回
100回ほど混ぜると、納豆の粒が崩れひきわり納豆のような食感に変化します。粘り気が強く、25回の時よりもグルタミン酸が増えるので旨みが増して美味しいです。また、25回の時よりも粘り気が増して空気を含んでいるため、喉越しがよりなめらかに仕上がります。
納豆を混ぜる回数③400回
味覚センサー研究所の調査によると、400回混ぜた納豆は旨みが最も強く美味しいといわれています。大手玩具メーカーのタカラトミーアーツからは、424回かき混ぜることで究極の納豆が完成する納豆かき混ぜマシンが発売されています。手で400回以上かき混ぜるのは大変ですが、専用マシンを使えば簡単です。
納豆を混ぜる回数④白い糸が増えて硬くなるまで
美食家である北大路魯山人の著書には、納豆の白い糸が増え、硬くて混ぜにくくなるまでかき混ぜるのが美味しい食べ方であると記されています。また、タレや薬味などを加えずに混ぜるのが魯山人の混ぜ方のポイントです。著書には具体的な回数こそ記されていないものの、白い糸が増えて硬くなるのは、400回以上混ぜた場合であるという検証結果が出ています。
ちなみに納豆を混ぜる回数が400回を超えるとあまり効果はない
納豆は、混ぜる回数が増えるほど旨みが増すため美味しくなりますが、400回を超えると旨みの数値に変化はありません。また、400回以上かき混ぜると、納豆の粒が潰れるので食感を損ねてしまいます。納豆の粘り気や食感の好みは人によって違いますが、400回以上かき混ぜても旨みに違いはないので、かき混ぜる回数は400回を目途にして食べるのがおすすめです。
納豆のタレはいつ入れるのが一番美味しい?
納豆は、混ぜる回数によって旨みに変化があると分かりましたが、タレはどのタイミングで入れると一番美味しいのでしょうか。ここからは、納豆のタレを入れるタイミングを紹介します。
①白い糸が増えてから複数回に分けて入れる
タレを入れるタイミングは、納豆をある程度混ぜ、白い糸が増えてから数回に分けて入れるのがおすすめです。複数回に分けることで、タレの風味を残しつつ、納豆の旨みや納豆菌などの栄養素をバランスよく摂ることができます。
②305回混ぜた後に入れる
タカラトミーによると、305回混ぜた後にタレを入れるのが最適なタイミングといわれています。400回を超えるまでは納豆の旨みが増すと言われているので、タレを入れた後さらに100回以上混ぜると美味しい納豆に仕上がります。
③100回ごとに分けて入れる
100回混ぜるごとにタレを分けて入れると、タレの風味が納豆全体に行き渡るので味が馴染んで美味しいです。タレを入れるタイミングに決まりはありませんが、かき混ぜる前にタレを入れてしまうと納豆の旨みがタレによって流されてしまいます。納豆をより美味しく食べたい場合は、かき混ぜた後に入れてみてください。
④60〜70回混ぜてから入れる
全国納豆協同組合連合会の会長がおすすめするタレを入れるタイミングは、60~70回混ぜた後です。納豆だけを40回ほど混ぜてから薬味を加え、さらに20~30回混ぜてタレを入れます。タレを入れたら10~15回混ぜてカラシを加え、最後に40回ほど追加で混ぜます。タレや薬味、カラシを入れるタイミングが全て違うのがポイントです。
納豆を混ぜる理由・効果は?栄養価は変わる?
納豆を混ぜる回数、タレや薬味を入れる最適なタイミングがあることが分かりましたが、なぜ納豆を混ぜてから食べるのでしょうか。ここでは、納豆を混ぜる理由や効果、栄養価に違いはあるのかを説明します。
効果①納豆の粘りが空気を含んで舌触りが良くなる
納豆を混ぜると、粘り気が出て空気を含むため舌触りや口当たりがよくなります。また、納豆の旨みが増すためより納豆を美味しいと感じることもできます。味がまろやかになるので、納豆特有の風味が苦手な人は混ぜた方が食べやすいでしょう。
効果②「ナットウキナーゼ」を効率よく摂取できる
納豆を混ぜる理由の2つ目は、納豆を混ぜることでナットウキナーゼを効率よく摂取することができるためです。ナットウキナーゼとは、納豆に含まれるたんぱく質分解酵素のひとつで、血流の促進や高血圧の予防、コレステロール値を下げる効果などがあるといわれています。
納豆を混ぜずに食べると、ナットウキナーゼが胃酸で溶けてしまうので効果を十分に発揮することができません。また、ナットウキナーゼは熱に弱いので、熱々の白米に納豆を乗せる食べ方は避けた方がよいです。
ちなみに納豆を混ぜる回数によって栄養価は変わらない
納豆の旨みや食感などは混ぜることで変わりますが、栄養価に変化はありません。納豆には、植物性たんぱく質やビタミンB2、食物繊維など豊富な栄養素が含まれています。しかし、混ぜ方や食べ方で栄養価が上がったり下がったりすることはないので安心してください。
なお、薬味の組み合わせ方によっては、栄養価やダイエット効果が上がる場合があります。ダイエット中は、キムチや酢を加えた食べ方がおすすめです。
(*納豆の栄養成分について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
納豆を混ぜる回数を工夫してみよう
納豆は混ぜる回数、タレや薬味を入れるタイミングによって旨みに変化が出ます。納豆の食べ方に正解はありませんが、より美味しい納豆を味わってみたい場合は、紹介した混ぜる回数やタレを入れるタイミングなどを参考にしてみてください。