小麦粉・薄力粉は何群?6つの食品群・3色食品群・5大栄養素別に分類!
小麦粉が何群に分類されるか知っていますか?今回は、小麦粉(薄力粉)は何群に分類されるかを、〈6つの基礎食品群・3色食品群・5大栄養素〉別に紹介します。〈醤油・塩・片栗粉・ケチャップ〉などの食品が何群かも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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小麦粉は何群?食品群別に紹介!
食品は、6つまたは3つの食品群と5大栄養素に分ける事が出来ます。この記事では、6つの食品群と3色食品群、5大栄養素の分類の基準と、小麦粉が何群に分類されるのか説明します。小麦粉に含まれる栄養素と、その働きについても合わせて解説するので、参考にしてみてください。
小麦粉は5群【6つの食品群の場合】
小麦粉は6つの食品群では5群に分類されます。何故5群に属するのか、他の5群の食品にはどんなものがあるのか解説します。
小麦粉が6つの食品群だと5群の理由
小麦粉が6つの食品群だと5群に分類されるのは、小麦粉に最も多く含まれる栄養素は、炭水化物だからです。6つの食品群はその食品を構成する成分の中で、主に含まれている栄養素の種類によって食品を分類しています。1群はタンパク質、2群はカルシウム等のミネラルを多く含む食品が該当します。
1群と2群は、筋肉や骨等の体を作るのに必要な栄養素が多い食品です。3群と4群は代謝や腸の働きを整える作用を持つ、ビタミンや食物繊維が多い食品です。そして5群が炭水化物、6群が脂質等のエネルギー源となる成分が多い食品が分類されます。
小麦粉以外の6つの食品群の5群の食品
小麦粉以外の6つの食品群の5群の食品にはどんなものがあるのか、5つ例を挙げて説明します。
・米
・パン
・うどん
・じゃがいも
・砂糖
米やじゃがいもの主成分は炭水化物なので、5群の食品です。パンは小麦粉が主な材料なので、同じく5群に分類されます。うどんも小麦粉で作られている食品なので5群です。砂糖は一見他と違う様に見えますが、成分の大半が炭水化物なので5群となっています。
小麦粉は黄色【3色食品群の場合】
3色食品群は色によって食品を分類しており、小麦粉は黄色の食品です。何故黄色になるのか、3色食品群の分類基準と合わせて説明します。
小麦粉が3色食品群だと黄色の理由
小麦粉が3色食品群だと黄色なのは、エネルギーの元となる炭水化物が多く含まれているからです。3色食品群は、食べ物の持つ栄養素の働きによって、黄・赤・緑の3つに食品を分類しています。
黄色は、体を動かすエネルギーとなる、炭水化物や脂質が多い食品が当てはまります。赤色は、体を構築するのに必要な、タンパク質やカルシウム等のミネラルが多い食品です。緑色は、体調を整えて正常に保つためのビタミンやカリウム等のミネラル、食物繊維が多い食品となっています。
小麦粉以外の3色食品群の黄色の食品
小麦粉以外の3色食品群の黄色に属する食品を紹介します。
・餅
・パスタ
・さつまいも
・サラダ油
・バター
餅は、エネルギー源である炭水化物が主な成分の米が原料なので、黄色です。パスタは小麦粉から作られているので、同じ黄色に分類されます。さつまいも含む芋類も炭水化物量が多いので黄色です。サラダ油とバターは、炭水化物はほとんど含まれていませんが、エネルギーを生み出す脂質が主成分なので、黄色に属しています。
小麦粉は炭水化物【5大栄養素の場合】
小麦粉は5大栄養素の中では炭水化物に分けられます。小麦粉の炭水化物含有量や他の栄養素の量、他の炭水化物に分類される食品について解説します。
小麦粉の5大栄養素の含有量
食品名 | 小麦粉 |
タンパク質 | 8.3g |
脂質 | 1.5g |
炭水化物 | 75.8g |
ナイアシン当量 | 2.4g |
ミネラル | 0.4g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記の表は、100gあたりの小麦粉の栄養成分を記載したものです。小麦粉は炭水化物の含有量が最も多く、タンパク質や脂質、ビタミンやミネラルが少ないので、炭水化物に分けられます。5大栄養素は栄養素を役割によって5つに分類しています。
タンパク質は体を構成する事、脂質はエネルギー源の20〜30%、炭水化物は55〜60%を担う事が役割です。ビタミンは代謝の促進、ミネラルは体の機能の調整等の役割があります。
小麦粉以外の5大栄養素の炭水化物の食品
小麦粉以外の5大栄養素の炭水化物の食品を紹介します。
・米粉
・白玉粉
・とうもろこし
・小豆
・はちみつ
炭水化物が主な成分である米を粉砕して作られた米粉や白玉粉は、5大栄養素の炭水化物に分類されます。とうもろこしも炭水化物の含有量が多い穀物です。小豆は枝豆や大豆等の他の豆と違い、炭水化物が多く含まれるため炭水化物に属しています。はちみつは砂糖と同じ様に主成分が炭水化物です。
小麦粉とよく一緒に使われるその他の食品は何群?
小麦粉と一緒に使われる事が多い食品は何群に所属しているのでしょうか。醤油や塩等が何群に含まれるのか説明します。
①醤油
料理で一緒に使われる事も多い醤油は、食品群と5大栄養素のどれに該当するのか説明します。
・6つの食品群の場合:1群
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:タンパク質群
醤油はタンパク質が多い大豆から作られているので、6つの食品群では1群、5大栄養素ではタンパク質に該当します。ただし、1回の摂取量や使用量が少ないので、3色食品群では該当なしです。
②塩
食品群と5大栄養素における、塩の分類についても解説します。
・6つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:ミネラル群
塩は塩化ナトリウムのみで構成されているので、炭水化物や脂質、タンパク質やビタミンは含まれていません。ナトリウムはミネラルに該当するので、5大栄養素ではミネラル群に当てはまります。
③片栗粉
同じ粉類である片栗粉が何群に当たるのかは、下記の通りです。
・6つの食品群の場合:5群
・3色食品群の場合:黄色群
・5大栄養素の場合:炭水化物群
片栗粉は、唐揚げなどで小麦粉と一緒に使われることが多い食品です。片栗粉はじゃがいもの炭水化物から精製されるので、食品群では5群と黄色、5大栄養素では炭水化物に分類されています。
④ケチャップ
最後にケチャップが何群に属するのかを説明します。
・6つの食品群の場合:該当なし
・3色食品群の場合:該当なし
・5大栄養素の場合:該当なし
ケチャップは5大栄養素のうちどの栄養素もあまり多く含まれておらず、食事での摂取量も少ないので、食品群と5大栄養素のどちらにも分類されていません。原料のトマトはビタミンが多く含まれますが、ケチャップでは少なくなっています。
小麦粉は何群か知ろう
食品は含んでいる成分によって、食品群や5大栄養素に分類されています。食品の分類を把握することは、栄養素について深く知る事に繋がります。栄養素に関する知識があると、健康な食生活のためにも役立つので、小麦粉が何群に分類されるのか把握しましょう。