さつまいもが腐るとどうなる?見分け方は?正しい保存方法や賞味期限の目安も紹介!
【野菜ソムリエ監修】さつまいもが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、さつまいもが腐った時の〈臭い・色・見た目〉など見分け方や、〈1本まるごと・カット済み〉別や〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別に腐るまでの期間の目安を紹介します。新鮮なさつまいもの特徴や腐ったさつまいもを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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さつまいもが腐ってる?判断方法はある?
おかずやスイーツに幅広く活用できるさつまいもですが、長く保存していると見た目に変化が現れることがあります。そんな時、さつまいもが腐っていて食べられない状態なのか、まだ食べられるのか判断が付かないこともあるでしょう。そこで今回は、腐ったさつまいもの見分け方やさつまいもの賞味期限、上手な保存方法などを紹介します。
さつまいもが腐るとどうなる?見分け方は?
まずは、さつまいもが腐った時に起こる変化について紹介します。見た目・臭い・触感ごとに紹介するので、参考にしてみて下さい。
①見た目
出典: @wts_ankimo
上の画像は、さつまいもにカビが生えた状態のものです。このように、さつまいもが腐ると見て分かる変化が起こりますが、主に以下のような特徴が見られた場合は注意して下さい。
・カビが生えている
・広い範囲が黒く変色している
カビは表面の一部だけであれば取り除いて食べることもできますが、さつまいも全体がカビで覆われている場合は食べるのはやめておきましょう。また、さつまいもは保存環境が原因で細胞死を起こすと黒く変色します。全体的に黒ずんださつまいもは腐敗が進んでいる可能性が高いので、こちらも食べるのは控えましょう。
(*さつまいものカビの見分け方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②臭い
さつまいもが腐ると、以下のような臭いの変化も起こります。
・酸味のある臭いがする
・カビ臭い
・腐敗臭がする
さつまいもから酸味のある臭いやカビ臭さ、腐敗臭を感じた場合は食べるのをやめておきましょう。また、上記のような臭い以外でも不快な臭いを感じたら、見た目や触感の変化を併せて確認してみて下さい。
③触感
腐ったさつまいもは、触感にも特徴が現れます。さつまいもを持ってみて、以下のような触感がないか確認しましょう。
・柔らかい
・皮に張りがない
・表面にヌメリを感じる
さつまいもは通常だと硬くて皮に張りのある触感ですが、傷んでくると徐々に柔らかくなって皮の張りも失います。表面にヌメリを感じた場合は、さつまいもの腐敗が進行した状態です。特に、触感の変化に併せて異臭がするようなら、迷うことなくさつまいもを廃棄するようにしましょう。
さつまいもが腐ったか心配な場合とは?
腐ったさつまいもの特徴は見られないものの、通常と違う見た目のものは食べて良いのか不安になることでしょう。ここからは、さつまいもによく起こる変化と、その原因について紹介します。
①さつまいもの断面が黒い
さつまいもをカットすると、断面が黒く変色していることがあります。これは、さつまいもを適温以下で保存したことが原因で低温障害が起こり、さつまいもの細胞が死んでしまった状態です。低温障害が起こると腐敗しやすいので、黒く変色した部分は食べない方が良いでしょう。また、全体的に黒くなったさつまいもは食べずに処分して下さい。
低温障害のほか、カットしたさつまいもが徐々に黒く変色する場合もあります。これは、さつまいもの成分であるポリフェノールオキシダーゼが酸化し、褐色化したことが原因です。りんごの断面が酸化すると茶色くなるのと同じ現象なので、この場合はさつまいもを食べても問題ありません。
(*さつまいもが黒い原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)