さつまいもが腐るとどうなる?見分け方は?正しい保存方法や賞味期限の目安も紹介!
【野菜ソムリエ監修】さつまいもが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、さつまいもが腐った時の〈臭い・色・見た目〉など見分け方や、〈1本まるごと・カット済み〉別や〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別に腐るまでの期間の目安を紹介します。新鮮なさつまいもの特徴や腐ったさつまいもを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
上記は、さつまいもの状態ごとの賞味期限の目安です。また、常温での保存は以下の方法で行うとさつまいもを長く日持ちさせることができます。
1、1本ずつ新聞紙で包む
2、穴を開けた段ボールに入れる
3、風通しの良い冷暗所に置く
上記のようにさつまいもを保存すると、新聞紙や段ボールがさつまいもの余分な水分を吸収してくれるので、カビの発生や腐敗が起こりにくくなります。さつまいもを入れた段ボールは、日に当たらない風通しの良い場所で保存しましょう。
②冷蔵保存の場合
1本丸ごと | カット済み | |
土付き | 2週間~1ヶ月 | -- |
洗浄後 | 2週間 | 1週間 |
上記は、さつまいもを野菜室で保存した際の賞味期限の目安です。また、保存の際のポイントは以下になります。
1、1本ずつ新聞紙やラップで包む
2、袋に入れて口を軽く結ぶ
3、野菜室で保存する
冷蔵保存の際は、さつまいもを1本ずつ新聞紙で包んでからビニール袋などに入れて保存しましょう。カビや腐敗を防ぐために、袋の口は軽く結ぶ程度にして通気性を良くします。カットしたさつまいもの場合は、切り口をラップで包んでから同じ工程を行って下さい。なお、温度の低い冷蔵室では低温障害を起こしてしまうので、必ず野菜室で保存しましょう。
③冷凍保存の場合
さつまいもを冷凍保存する場合の賞味期限は、1ヶ月が目安になります。冷凍保存の際は、以下の方法で行いましょう。
1、使いやすい大きさにカットする
2、10分ほど水にさらす
3、加熱後、水気を拭き取って冷凍用保存袋へ入れて保存する
さつまいもを冷凍する際は、上記のように加熱してから保存する方法が一般的ですが、生のまま冷凍しても問題ありません。さつまいもを煮物に使う場合は、生のまま冷凍したさつまいもを解凍せずに使うと煮くずれしにくいとも言われています。さつまいもをどう調理するかによって、冷凍前に火を通すかどうか決めると良いでしょう。
(*さつまいもの賞味期限について、詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
さつまいもの傷みにくい保存方法・ポイントは?
ここからは、さつまいもの傷みにくい保存方法を紹介します。また、新鮮なさつまいもを見分けるためのポイントも併せて紹介するので、参考にしてみて下さい。
①保存前に洗わない
さつまいもは水分に弱く、保存前に洗うと腐敗や傷みの原因になります。また、雑菌も繁殖しやすくなるので、さつまいもは洗わずに保存しましょう。
土付きのさつまいもは軽く土を払って天日干しをし、表面を乾かせた後で保存します。スーパーで買った洗浄済みのさつまいもの場合は、袋に入っているものは取り出し、表面が湿っているようならしっかりと乾かしてから保存しましょう。
②冷暗所で保存する
以下の条件を満たす場所が、さつまいもの保存に適した環境だと言われています。
・温度が13~16℃
・日光が当たらない
・温度や湿度の差が少ない
・風通しが良い
上記の条件を満たす冷暗所で保存すると、さつまいもを長くもたせることができます。さつまいもは温度が20℃を超える環境だと芽が出てしまうので、夏場は常温より野菜室での保存がおすすめです。野菜室で保存する際は、さつまいもを1本ずつ新聞紙で包むと、より低温障害が起こりにくくなります。
③新鮮なさつまいもを購入する
新鮮なさつまいもを見分けるには、以下のポイントをチェックしましょう。
・皮の色が濃い
・表面にツヤがある
・芽が出ていない
・ひげの部分のくぼみが浅い
・表面に黒い斑点がない
特に、ひげの部分のくぼみが深いもの、黒い斑点や発芽が見られるさつまいもは傷みやすいので注意しましょう。また、両端に向かって細くなる紡錘形のものや、端の部分から蜜が出ているさつまいもは甘みがあって美味しいと言われています。こちらも併せてチェックすると、新鮮で美味しいさつまいもを選ぶことができるでしょう。
(*さつまいもの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
さつまいもを購入の際は、長く鮮度が保てるよう、土がついているものを選ぶことがベストになります。しかしながら、スーパーで販売されているものの多くは、水洗いし土が落とされた状態のものが多いです。