豚肉が臭い…原因は？食べて大丈夫？臭み消しや対策レシピも紹介！

豚肉は、とんかつや生姜焼き・豚汁などのさまざまな料理に使われる食材ですが、食べた時に「臭い」と感じる場合があるかもしれません。豚肉が臭いと感じる場合、その豚肉は腐ってしまっているのでしょうか。ここでは、豚肉が臭くなる原因をいくつか紹介します。

豚肉が臭いと感じる場合、豚肉そのものではなく冷蔵庫が匂いの原因になることがあります。冷蔵庫にはさまざまな食品を保存するため、色々な食品の臭いが混じりあった独特な臭いが庫内に染み付きがちです。また、調味料や食材の水分が冷蔵庫内に付着することで、その部分にカビや雑菌が繁殖して嫌な臭いが発生することもあるかもしれません。

この冷蔵庫の嫌な匂いが豚肉に移ることで、豚肉が臭いと感じることがあります。特に長期間冷凍保存した場合なども、冷蔵庫の中の匂いが移りやすいでしょう。

豚肉が臭くなる原因としては、豚の性別が雄であることが関係しているケースもあります。雄豚には独特の雄臭があるため、ほとんどの養豚場ではこの雄臭の発生を防ぐ目的で、豚が小さいうちに去勢をしています。

ただし、去勢の時期は養豚場によってまちまちなので、去勢の時期が遅い場合には雄臭の強い豚に育ってしまう可能性もあるでしょう。また、時折去勢に失敗したまま育つ雄豚もいるため、そのような豚肉を食べた時には独特の臭みを感じる場合もあります。

豚は、食べている餌の種類によっては、性別など関係なしにもともと臭い場合があります。豚の餌の種類は養豚場によって違いがあり、その種類によっては肉に嫌な臭いが出てしまう場合があることが知られています。中には、魚の成分が入った餌を与えた影響で、魚臭い豚肉に仕上がったケースもあるほどです。

養豚場によっては豚肉の匂いに配慮した餌を使用しているところもあるので、豚肉が臭いと感じる方は、与える餌にこだわっている豚肉を試してみるのも良いでしょう。

豚は、イノシシを品種改良して人工的に作り出された動物です。品種改良の過程で、イノシシの持つ獣臭などを減らす工夫が施されてきましたが、時折イノシシの要素が遺伝的に強い豚が生まれることがあります。そのような豚の肉は普通の豚肉に比べて獣臭が強い傾向にあるため、食べた時に臭いと感じる場合もあるでしょう。

豚肉は、鮮度が落ちたり腐ったりすることでも臭くなります。肉はカットやミンチなどの加工をする際に、包丁や調理器具などから菌が付着します。豚肉に付着した菌は、空気に触れている箇所で増殖し、少しずつ肉を劣化させます。

購入したばかりの豚肉はほとんど劣化していないので匂いなども気になりませんが、購入してから時間が経った豚肉は劣化が進み、やがて腐って嫌な匂いを発する場合もあるでしょう。

（＊豚肉が腐った場合について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。）

スーパーの豚肉コーナーでは、アメリカ産やカナダ産などの海外から輸入された豚肉を見かける場合も多くあります。こういった輸入豚肉は臭いといった噂もありますが、実際はどうなのでしょうか。ここでは、実際に食べた人の口コミも踏まえながら、その実情を紹介します。

輸入豚肉にはブラジル産やアメリカ産、カナダ産など様々な国のものがあります。スーパーでは、国産の豚肉と一緒にこれらの豚肉を並べて販売しているケースが多いですが、以下の口コミによるとアメリカ産やカナダ産などを豚肉は臭いと感じる場合が多いようです。