カツオの種類の見分け方は?見た目・味など特徴の違いを比較して紹介!
カツオの種類はどれくらいでしょうか?今回は、〈カツオ・ハガツオ〉などカツオの種類別に〈見た目・旬・食べ方〉などで違いを比較し、見分け方も画像で紹介します。カツオの種類別のお料理への向き・不向きも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
【料理のおすすめ】
・刺身
・タタキ
・カルパッチョ
・佃煮
・塩焼き
カツオの種類と見分け方②スマカツオ
見た目・旬などの特徴
・旬:10月下旬~2月
・体長:約1m
・重量:約10kg
・脂が多くトロに似た味
スマカツオは4種類の中で最も大きな種類で、おなかの黒い斑点が特徴です。背中に縦縞が入っているのも、見分けるポイントになります。またカツオの中で唯一、群れで行動をしない点も特徴といえるでしょう。そのため一度に獲れる量が少なく、希少価値の高い魚とされています。九州地方を中心に1年中漁獲がありますが、旬の時期は10月下旬から2月の間です。
料理への向き・不向き
スマカツオはとても味が良く、料理に向いています。「全身大トロのような味」といわれることもあるほど脂がのっており、人気の高い魚です。ほのかな酸味のある赤身と脂身のバランスが良く、刺身や焼き魚などシンプルな食べ方がおすすめです。体が大きく、身が柔らかいため鰹節には使われません。
しかし塩ゆでして軽く干した「なまり節」は、うま味が凝縮して生とは違ったおいしさが楽しめます。なまり節は煮物などに入れてもおいしいです。
【料理のおすすめ】
・刺身
・タタキ
・焼き魚
・粕漬け
・なまり節
カツオの種類と見分け方③ソウダカツオ
見た目・旬などの特徴
・旬:10月~12月
・体長:40~60cm
・重量:5kg前後
・味:酸味が強い
ソウダカツオには、「マルソウダカツオ」と「ヒラソウダカツオ」の2種類がいます。名前の通り体が丸っぽいのがマルソウダカツオ、平らな形をしているのがヒラソウダカツオです。カツオの中では小ぶりで、見た目はサバによく似ています。旬の時期は冬ですが、夏から秋にかけては堤防でも釣れる魚です。
料理への向き・不向き
ソウダカツオも料理に向いています。また鰹節の原料としてもメインで使われる種類で、ソウダ節が有名です。ソウダカツオを食べる場合は、鮮度に注意しなくてはなりません。血合いの多いマルソウダカツオは傷むのが早く、食べ過ぎるとヒスタミン中毒を起こす恐れもあるので、生食は新鮮なものだけにしましょう。
赤身特有の酸味が特徴で、カツオの中ではやや癖の強い味といえます。生で食べる場合は、薬味などを混ぜたなめろうがおすすめです。また火を通すとうま味が出るため、煮つけや角煮もよいでしょう。
【料理のおすすめ】
・なめろう
・煮つけ
・角煮
・唐揚げ
・みりん干し