うなぎの旬の時期・季節はいつ?天然・養殖で違う?土用の丑の日が夏の理由とは?
うなぎの旬の時期を知っていますか?今回は、うなぎの旬の時期・季節を〈天然・養殖〉別に比較し、名産地や生産量なども紹介します。うなぎの選び方や栄養価のほか、食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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うなぎの旬の時期・季節はいつ?夏?
酷暑を乗り切るため、土用の丑の日にうなぎを食べる人も多いでしょう。古くは万葉集でも土用の丑の日について詠まれていますが、一番うなぎが美味しい旬の時期はいつ頃でしょうか。天然うなぎ・養殖うなぎのそれぞれの旬について紹介します。
天然うなぎの旬は5月〜12月
天然うなぎは5月~12月初旬にかけて獲れる魚で、特に11月~12月初旬が旬の時期です。うなぎの旬とされる11月から12月の期間は、うなぎが冬眠や産卵に向けての準備期間になるのでたくさんの栄養を蓄えます。冬眠間近のうなぎは濃厚な味わいがあって、脂も乗っているものが多いので美味しくなる様です。
養殖うなぎの旬は特にない
養殖で生産されるうなぎはハウス内で育てられており、水温が季節で左右されにくくなっています。出荷の予定時期に合わせて育てられているので、基本的に養殖うなぎに決まった旬はありません。年中通して美味しいうなぎの出荷が可能なので、天然うなぎの旬ではない夏でも脂の乗った美味しいうなぎを頂けるのがメリットです。
土用の丑の日が夏の理由とは?
夏の土用の日には、梅干しや瓜、うどんなどの「う」が付く食べ物を食べて、精を付けようとした風習があります。うなぎもうが付く食べ物ですが、江戸時代以前は現代のように、土用の丑の日にうなぎを食べる風習はありませんでした。
土用の丑の日にうなぎを食べる風習が広まったきっかけは、江戸時代の学者である平賀源内であるといった説が有力です。
うなぎ屋が夏になると売り上げが落ちるの、どうにかしたいと平賀源内に相談し、対策として土用の丑の日に、うの文字が付くうなぎを食べようと広めました。これがきっかけで土用の丑の日にうなぎを食べるのが全国に広まり、現在まで続く風習となりました。
うなぎはどんな魚?名産地は?
うなぎは沖縄・北海道を除いて日本の広い地域で生息する川魚ですが、具体的にはどういった魚でしょうか。続いて、うなぎの旬に見られる特徴や主な名産地、栄養価など様々な面からうなぎを紹介します。
旬のうなぎの特徴
旬のうなぎの特徴は、以下の通りです。
・脂が乗っている
・脂特有のくどさが少ない
・さっぱりとしていて食べやすい
・濃厚な旨味と香りが楽しめる
・身がプリプリしていて弾力がある
・サイズが大きいものが増える
天然うなぎの場合、旬の季節は濃厚で脂身の多いうなぎが楽しめますが、夏は脂身が少なくてあっさりした味わいを愉しめます。一方、養殖うなぎは時期を問わず旬に近い状態のものが多く販売されるため、夏の土用の丑の日でもおいしいうなぎを愉しめます。
うなぎの産地と漁の時期の関係
日本の主なうなぎの名産地は、以下の通りです。
・利根川(群馬県など)
・四万十川(高知県)
・仁淀川(高知県など)
・吉野川(高知県など)
・浜名湖(静岡県)
・川内川(鹿児島県)
・西尾市一色町(愛知県)
うなぎ漁の時期は冬眠から目覚めている5月~12月初旬ですが、地域ごとの水温が異なるので漁が行われる時期もバラバラです。具体的に紹介すると、静岡県の浜松や浜名湖では5月上旬~12月、関東圏の川は5月~11月頭まで、四万十川や吉野川がある四国で5月~10月、といった具合です。
うなぎの栄養価・効能
うなぎに含まれる主な栄養価や効能は、以下の通りです。
・ビタミンA(皮膚や目などの粘膜を保護)
・ビタミンB1(糖質をエネルギーに変換する)
・ビタミンB2(脂質・糖質・タンパク質をエネルギーに変換する)
・ビタミンE(抗酸化作用、血行の改善)
・亜鉛(新陳代謝と免疫力を上げる)
・DHA(脳、神経が機能するための栄養素)
・EPA(中性脂肪の低下、血液をサラサラにする)
うなぎは卵の10倍のビタミンA、ほうれん草の10倍のビやタミンB1が含まれており、必須脂肪酸であるDHAやEPAも豊富です。ビタミンB群が豊富なので、タンパク質が多く含まれる肉類や他の魚類と併せていただくと、より効果的でしょう。うなぎは栄養価の高い食材で、栄養バランスや体調を崩しやすい夏におすすめな食材と言えます。
(*うなぎの栄養素について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
うなぎの旬の食べ方・レシピのおすすめ
うなぎ料理といえば蒲焼きやうな重、ひつまぶしが有名ですが、それ以外にもおいしく食べられる調理法があります。続いては、食欲が落ちやすい夏でも食べやすい麺類やサッパリしたレシピなど、うなぎを美味しく頂けるレシピを紹介します。
①うなぎの炊き込みご飯
具材を切ってご飯と一緒に炊き込むだけで作れる簡単メニューで、リーズナブルに作れるのでうな重や蒲焼きは値段が高くて買いづらい方にもおすすめです。炊き込みご飯は具材をアレンジしやすいですし、自己流のレシピを考えるのも面白いので是非作ってみてください。
②うざく
うなぎが少しだけ余っていて使い道に困っている方には、きゅうりとうなぎを使った酢の物料理のうざくはいかがでしょうか。塩もみしたきゅうりと火を通したうなぎを、お酢などの調味料で混ぜるだけで作れる料理で簡単に作ることができます。時間が無い方や、食欲が無い方におすすめの一品です。
③うなぎのぶっかけそうめん
そうめんの上に野菜やうなぎを乗せて麺つゆをぶっかけて作る料理で、麺が好きな方におすすめのさっぱりレシピです。野菜もたっぷり使う冷たい料理なので、食欲が無くなりがちな夏でも食べやすく、栄養もしっかり補給できるレシピとなっています。
うなぎを旬の時期に美味しく食べよう
うなぎの旬は土用の丑の日がある夏だと勘違いしやすいですが、天然うなぎの旬は冬眠に入る前の秋から冬です。養殖うなぎの味は1年を通して美味しく頂けるので、夏や体調の優れない日においしく頂いてみてはいかがでしょうか。