ヤリイカの旬の時期・季節はいつ?主産地どこ?保存方法・選び方を紹介!
ヤリイカの旬の時期を知っていますか?今回は、<ヤリイカ・小ヤリイカ>の種類別の旬の時期や主な産地・漁獲量にくわえ、新鮮な選び方・見分け方も紹介します。ヤリイカの日持ちする保存方法や食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ヤリイカとはどんなイカ?
イカには、スルメイカやホタルイカなど種類がありますが、その中の一つのヤリイカはどの様なイカなのでしょうか。ヤリイカについて、生体や特徴など解説します。
ヤリイカの生態
ヤリイカは、ツツイカ目ヤリイカ科の一種で沖縄を除く北海道から九州までの全国の沖合で生息しています。初夏に孵化すると小魚をエサにして回遊しながら過ごし、冬の終わりから春先にかけて沿岸で産卵すると死んでしまい、寿命は1年と短いです。
ヤリイカの特徴
エンペラが大きく尖っていて槍に見えることからヤリイカと呼ばれ、胴体が長く足が短いのが特徴です。成長すると雄は30cmから40㎝程、雌は20cmから25cm程になります。高級なイカとして知られ、コリっとした食感と味は上品な甘みと旨味で、新鮮なものは刺身はもちろん加熱しても柔らかいまま食べることができます。
(*イカの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
ヤリイカの旬の時期・季節はいつ?2回ある?
寿命が1年と短いヤリイカは、どの時期に旬を迎え美味しく味わえるのでしょうか。主産地や漁獲量と合わせて解説します。
ヤリイカの旬の時期・季節は冬から春(1月〜3月)
ヤリイカは、1月から3月にかけて産卵の為接岸するので漁獲量が増え旬を迎えます。この時期に獲れるヤリイカの雌には、卵が詰まっておりプチプチとした食感の子持ちヤリイカが楽しめます。大きさが20cmくらいのヤリイカは雌なので、煮物などにして卵も一緒に食べるのがオススメです。
小ヤリイカの旬の時期・季節は夏から秋(9月〜10月)
初夏に孵化したヤリイカは、9月から10月にかけて成長途中の小ヤリイカとして水揚げされます。この時期に旬を迎えるヤリイカは、まだ子どものイカなので10cm程と小さくボイルしたりから揚げにして丸ごと食べると良いでしょう。
ヤリイカの主産地・漁獲量
ヤリイカの主産地と漁獲量は、下記の様になります。
1位.青森県/25,531トン
2位.北海道県/19,396トン
3位.長崎県/10,403トン
4位.石川県/8,245トン
5位.兵庫県/6,184トン
※平成28年海面漁業生産統計調査より
ヤリイカの漁獲量は、青森県、北海道、長崎県の3県で全体の50%を占めています。中でも1位の青森県の八戸と2位の北海道の松前町はヤリイカの主産地として有名です。また、漁獲量は601トンと少なめですが、佐賀県の呼子もイカの漁獲が盛んで1年中旬のイカが楽しめます。